みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

料峭(りようしよう)

2018年02月21日 | 俳句日記

聞き慣れない春の季語である。
春風が冷たく感じられる様を言う。
薄日差す天神中央公園の昼下がり、サラ
リーマン達が料峭の中に憩っていた。

誰の物でもないこの空間、誰の物でもな
いこの街、全てが我々市民の物だ。
街づくり国づくりの原点はそこにある。
市民の意識の中にあってこその空間だ。

だからこの街を、この国を大切に育て、
大切に受け渡して行こう。
そう思う時、ここに集う人々は心の家族
となり、四季折々を愉しむ事が出来る。

〈憩い時 風料峭の 日差し哉〉放浪子
季語・料峭(春)

2月21日〔水〕薄日晴れ
エレウス(腸閉塞)の回復とCVポートの
皮下埋設という所期の目的は達した。
血液検査も合格だった。
という事で明日退院する。
あとは時の流れ、天命に従うのみだ。
同病者も意外に恬淡としている。
日本人の精神性は大したものだ。