みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

投票所

2017年10月22日 | 俳句日記

騒がしい選挙戦が終わった。
聞くところによると、台湾や韓国の人達
は、余にも静かな選挙に驚くと言う。
中共人は、選挙がないから分からない。

ニュースで見る限り、欧米の選挙も派手
さに於いては引けを取らない。
街中にポスターを貼り巡らしたり、デモ
を仕掛けたり、拡声器は使い放題だ。

欧米の人は、喧嘩にルールを付けたのが
ボクシングで、革命にルールを付けたの
が選挙だぐらいの認識でいるのではない
だろうか。

その昔は、日本でも電柱にポスターを貼
り散らかしたり、立て看板をそこら中に
立てかけたりで随分金がかかった。
選挙法が改正される度に静かになった。

有権者には、革命の延長といった認識が
さらさらないから、熱くなっている陣営
の動きがうるさく感じられて、次から次
と選挙法が改正された。

投票所も静かになった。

昔は、投票所前に自陣の看板やポスター
を集積してその数を競ったり、有権者の
送り迎えまでしていた。
金持ちでなければ立候補できなかった。

老夫婦が、杖をついて投票所までの坂を
登る。

子供を肩車して家族で坂を登っていく。

幼子の手を引いた母と子が登る。
おっと!妹のほうが蹴つまずいた。

穏やかで静かな、いい光景だ。
皆、未来を信じて坂を登っていく。
日本の民主主義は世界に誇れる。
新議員は、襟を正さなくてはいけない。

〈行く秋や 未来へ続く 投票所〉放浪子
季語・行く秋(秋)

10月22日〔日〕曇りのち雨
夕方になって吹き始めた。
このことを予測して期日前投票を済ませ
ていたが、気になって投票所を覗いた。
お陰でブログが書けた。
結果は、おそらく安倍さんの続投だ。
何度も書いて来たが、今は政権を変えて
てはいけない。
安倍さんでなくてはならない。
後は、自らと家族を守る為の準備に思い
を巡らすことだ。
何も無ければそれでいい。