みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

若人の声

2017年05月01日 | 俳句日記
今日からクールビズが始まる。我々が
社会の中堅になるまで、こんな言葉は
なかった、30年前まで。
真夏のさ中でも、ネクタイを堅く締め
皮カバンをさも大事な書類が入ってい そうにぶら下げて、街を闊歩した。
社会の常識は、時代とともに変わる。
ライトで、イージーで、ポツブに見え
ることが普通な今の若者に、将来を危
惧する向きもあるが、存外そんな若者
も話しをしてみると、芯のあるところ
見せてくれるものである。
今日は、パスの中でも、地下鉄の中で
も、某高校の生徒さんが乗車マナーに
ついての自作のアナウンスを流してい
るのを聴いた。とても嬉しかった。
お釈迦さまの八正道の教えが、こんな
ところにも生きている。2500年も生
きているのである。芯の部分は変わら
ない。

〈八正の 声満ち満ちて 風薫る〉放浪子

5月1日〔月〕晴
田川へ、戦友の仏前に額付く
遺影に浮かぶ無念に涙する