毎度のお運びまことにありがとうございます。
ここ郡山は明け方から雪が降ったり止んだり。
彼岸前ですので、忘れ雪とかなごり雪とかには
まだ早ようございますが、もうひところの寒さは
ございませんので冬のそれとは違いますな。
雪自体に春への遠慮てぇのが感じられます。
固くしまって横っ飛びにほっぺたをひっぱたく
ように吹雪く、なんてぇのはございませんで、
傘をさして「降る雪や・・」なんておつに構える
ことが出来るような降り方です。
ですんで、降り止めば泡が消えるように跡を
残さず、春の日差しに席をゆずりましてね。
奥ゆかしいのなんのって、季節舞台の脇役
を見事に演じておいでなんですな。
人の引き際もかく在りたいもので、頃合いを
計って相手を立てつつ、それこそ名残を引き
ながら、オサラバするってぇのが少納言様を
「いとおかし」と唸らせることなのでしょうな。
< 念ごろに あとに名残の 戻り鴨 >
放浪子
三月八日(水) 雪、時折日差し
早朝からの雪に川は断念
風呂の後、ジェットインクを
買いに走る。
仕事先から電話、さてさて
下山の準備にかかるか。