みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

十三夜

2017年03月09日 | 俳句日記

 毎度のおはこびで恐れ入ります。

 江戸の下町ことばに慣れやしたか?

読みづらい時にはおっしゃって下さいまし。

 

 それに、行の文字数が変わりやしたでしょ、

お気づきの方も多いかと存じます。

 と申しますのはね、PCでお読みの方は

よろしいんですが、スマホでお読みの方も

おいでで御座いまして、お若い方に多い。

 

 そうした方のディスプレイを見せて頂くと、

文章のしっぽがあっちにいったり、こっちに

いったりで、読みずらいのなんのって。

 これじゃ、なに書いても読んじゃくれねぇ、

てなわけで、スマホのサイズに合わせて

みたんです。

まだ試行錯誤の最中ですけどね、

 

 見ましたよ、香里奈さんの「嫌われる勇気」

正直、期待外れでしたね。

 だいたいがね、あの、素の香里奈ちゃんの

キャラを生かせる筋書きじゃねぇですなァ。

 

 彼女もそうとう役づくりに無理をなさって

いらっしゃる。痛々しいほどにね。

 あれじゃ可愛そうだってんで、長くは

続かねぇな、と思っていやしたら案の定

来週が最終回だときやがった。

 ほっとしやしたね。可愛い香里奈ちゃんの

為にも、よかったよかった。

 

 それにね、あのストーリーである種の

悟りをテーマにした「アドラー心理学」を

持ち出すのは難しいでしょうな。

 だからキャストとシチュエーションの

設定が甘くてぎこちなくなるんですな。

 監督さんもお若い方なのでしょうな。

 

 来週どんな幕引きがされるのか楽しみ

ですがね、たぶん主役のトラウマの原因の

判明と解放がテーマなのでしょう。

 ちょっとしたどんでん返しを用意してね。

たんなるお涙ちょうだいにならなければ

よろしいのですが。

 

  きょうは十三夜。

なんとなくあだな響きの月齢ですな。

あと二日で満月です。

 アドラー先生がおっしゃりたい含みが表現

されていますんですよ、十三夜には。

 先生ならば次の俳句に微笑むでしょう。

 

< 来迎や 東風に吹かれて 十三夜 >

               放浪子

 

三月十日(金) 晴れのち曇り

        アイが嫌いになった。

        せっかくカルガモが

        餌場に来てくれたのに

        独り占めしやがった。

        人生なにごとも腹八分。

        南無阿弥陀仏。

 

 

 


嫌われる勇気

2017年03月09日 | 俳句日記

 一昨日の当欄にアドラー先生を登場させたら、

今日のテレビ欄に「嫌われる勇気」てな番組の

紹介がありましてな。内容は知らないので早速

観てみようと思っております。

 

 「嫌われる勇気」を持つには、まず自己の確立

が要ることを教えられたのがお釈迦様ですな。

 「嫌われる」を「孤立する」に置き換えると、

よく理解できます。

 

 高山を登って行くとだんだん周りから人影が

消えていくことはご存知だと思いますが、さて

たった一人になっても登り続けることが可能か

どうか、そこが問われているのですな。

 

 承認欲求が強いとそがは出来ない。なぜなら

周りには誰も居ないんですから、自分で自分を

認めるしかありませんな。

 だから、自分への確信がいるんですよ。

 

 宗教家がブレないのは、ここのところをよく

ご理解なさっておいでだからですね。

 仏教で言えば「信と行」の力、イエス様で

言えば「与へ尽す愛」てなことですかな。

 

 ですんでね、承認欲求の強いお人はそんな

高い山の麓にも往かず、引きこもってしまうと

いうことになる。すると、自己の欲求と現実の

狭間でこころを病んでしまうんですな。

 

 「アナと雪の女王」の「レディゴォ~!」を

「ありのままで~」と訳されたお人はそこが

よくお分かりだったのでしょうね。

 ヒットしたということは、人類の救いでした。

 

 ところでね、山に登った孤独を味わったこと

の無いお人が、人間社会のいただきに立つと 

どうなるのかが実験されていますな、

 ミサイルなんか持たされて。コワイコワイ!?

 

< 鳴る神の 音におどろく 雲雀かな >

                 放浪子

 

三月九日(木)  晴れ 西の風

         アイは強い、ただ生きている。

         だから愛らしい、

         このごろは会話が成立することがある。

         九州に速達、丁か半か、

         人間も愛らしい。