みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

春の雪

2017年03月08日 | 俳句日記

 毎度のお運びまことにありがとうございます。

 

 ここ郡山は明け方から雪が降ったり止んだり。

彼岸前ですので、忘れ雪とかなごり雪とかには

まだ早ようございますが、もうひところの寒さは

ございませんので冬のそれとは違いますな。

 

 雪自体に春への遠慮てぇのが感じられます。

固くしまって横っ飛びにほっぺたをひっぱたく

ように吹雪く、なんてぇのはございませんで、

傘をさして「降る雪や・・」なんておつに構える

ことが出来るような降り方です。

 

 ですんで、降り止めば泡が消えるように跡を

残さず、春の日差しに席をゆずりましてね。

 奥ゆかしいのなんのって、季節舞台の脇役

を見事に演じておいでなんですな。

 

 人の引き際もかく在りたいもので、頃合いを

計って相手を立てつつ、それこそ名残を引き

ながら、オサラバするってぇのが少納言様を

「いとおかし」と唸らせることなのでしょうな。

 

< 念ごろに あとに名残の 戻り鴨  >

                   放浪子

 

三月八日(水)  雪、時折日差し

         早朝からの雪に川は断念

         風呂の後、ジェットインクを

         買いに走る。

         仕事先から電話、さてさて

         下山の準備にかかるか。

 

 

 

 

 

 

 


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