聖灰の暗号 上・下
帚木 蓬生 作
新潮文庫
日本人歴史学者「須貝彰」が
南仏トゥルーズの市立図書館の資料室で
中世で異端とされ弾圧されたカタリ派の
謎の地図と詩を発見する・・・・・・・・・
地図に示されたお宝(焚書を免れた弾圧側の資料)を探すという謎解きの面白さ
情報に触れたものが消されていくというサスペンス
異端とされたカタリ派や南仏に残る独自言語オキシタン語などの歴史的興味
風景・人情や料理・酒など南仏のステキな旅行ガイド
更には、偶然であった精神科医クリスチーヌ・サンドルとの恋
作中に織り込まれた中世修道僧レイモン・マルティの語りと生涯
一つ一つ取り出して書いても面白そうなのに
いっぱい面白い要素詰め込んで大丈夫・・・・・て心配になるくらいなのです
養命酒じゃないけど混然一体で
見事にまとまっています。
日本人が主人公で海外物となると
うさん臭さが気になるのですが
この本は違います 南仏に何年かは住んでいないと
書けない様なデテールのすごさがあります。
本当に南仏を旅した気分を味わえます
もし、南仏を旅するならガイド本として持っていっても
いい・・・・くらいです
もし、現実と本の内容が違っていたら
それはそれで筆の力がすごいってことですよね
ここでの南仏はピレネー山脈北側をさします
地中海沿岸ではありません。
帚木 蓬生 作
新潮文庫
日本人歴史学者「須貝彰」が
南仏トゥルーズの市立図書館の資料室で
中世で異端とされ弾圧されたカタリ派の
謎の地図と詩を発見する・・・・・・・・・
地図に示されたお宝(焚書を免れた弾圧側の資料)を探すという謎解きの面白さ
情報に触れたものが消されていくというサスペンス
異端とされたカタリ派や南仏に残る独自言語オキシタン語などの歴史的興味
風景・人情や料理・酒など南仏のステキな旅行ガイド
更には、偶然であった精神科医クリスチーヌ・サンドルとの恋
作中に織り込まれた中世修道僧レイモン・マルティの語りと生涯
一つ一つ取り出して書いても面白そうなのに
いっぱい面白い要素詰め込んで大丈夫・・・・・て心配になるくらいなのです
養命酒じゃないけど混然一体で
見事にまとまっています。
日本人が主人公で海外物となると
うさん臭さが気になるのですが
この本は違います 南仏に何年かは住んでいないと
書けない様なデテールのすごさがあります。
本当に南仏を旅した気分を味わえます
もし、南仏を旅するならガイド本として持っていっても
いい・・・・くらいです
もし、現実と本の内容が違っていたら
それはそれで筆の力がすごいってことですよね
ここでの南仏はピレネー山脈北側をさします
地中海沿岸ではありません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます