河村龍一の「月の癒し」~銀河鉄道の夜

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「札幌遺体遺棄事件」~後を絶たない凶悪殺人事件

2014-05-30 23:26:49 | 日記
今宵、銀河鉄道の夜に訪問していただき、ありがとうございます。
現実の世界に疲弊した皆さまを、夢とロマンの時空にご招待します!

北海道警は29日、札幌市厚別区の緑地で28日に見つかった女性の遺体の身元について、今月の4日から行方不明となっていた近くに住む養護施設職員伊藤華奈さん(25歳)と確認したそうです。

華奈さんの遺体に目立った外傷がなく、下着姿で靴を履いておらず、靴下も片方だけだったことから、犯人は「怨恨殺人犯」などではなく、おそらく「通り魔的性犯罪者」の可能性があり、近隣に居住している人物ではないかと類推します。

「娘のような事件は、二度と起きないことを願っております……」
先ほど、NHKのニュース番組で、華奈さんの父親が悄然とした様子で、涙まじりにコメントしていました。

亡くなられた娘さんが、見るも無残な遺体となって帰ってきたのですから、お父さんは今回、本当にお気の毒ですね。

最近の日本国内では、どうして、こういった凶悪殺人事件ばかりが連日繰り返されるのでしょうか……。

私は現職の刑務官時代、あまりにも犯罪者の人権ばかりを擁護し、凶悪殺人犯の命と安全・快適な生活まで保障する不条理な法律に、国内の治安悪化を懸念していました。

もっと刑法を厳罰化させなくては、凶悪犯罪は防げない、と日増しに不満や不安が募る一方でした。

そのような日々を過ごしていたところ、「光市母子殺人事件」「闇サイト殺人事件」の各報道により、とうとう私の怒りが頂点に達し、また刑務官という使命感から、本の出版を決意したのです。

そして、「真夜中の看守長」(2012年3月日本文学館発行)、「闇サイト殺人事件の遺言」(2013年9月ごま書房新社発行)の刊行に至りました。

しかし一方では私の願いも空しく、日弁連の「死刑廃止検討委員会」が2013年1月に発足されてから、国内の裁判で被害者が1人の殺人事件のケースでは、被告の死刑が必ず回避されるようになってしまったのです。
(現在では、被害者2人でも回避されるようになり、殺人事件の量刑が極めて甘くなりました)

このように、犯罪者の人権擁護に偏重した日本の司法制度では、益々治安の悪化が加速するだけですね。

先般、子どもの運動不足による身体の異常症例が、NHKの報道特別番組で放映されていました。
そのおもな要因は、幼児性愛犯罪者が野放し状態ということもあり、子どもが外で自由に遊べない「危険」な社会になったため、だからとのこと……。

日本の安全神話は既に崩壊しました!
凶悪犯罪の抑止について、皆さまも真剣に考えてみてください。

「犯罪被害者は他人事」で済むような、「水と安全はただ」といったご時世ではなくなったのですから。