河村龍一の「月の癒し」~銀河鉄道の夜

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科学的とは? 「金縛りを科学的に解明した」の報道に疑問!

2014-05-01 23:08:26 | 日記
今宵、銀河鉄道の夜に訪問していただき、ありがとうございます。
現実の世界に疲弊した皆さまを、夢とロマンの時空にご招待します!

昨夜、「金縛り」が科学的に解明された、ということで、さっそく水曜日のNHKの恒例番組「ためしてガッテン」を視ました。

医師(?)による物足りない解説で、期待を裏切られた感じでしたね。

「金縛り現象は、体だけ寝た状態で脳が起きている時に発生しやすい。不規則な生活を続けていたり、脳内の神経伝達物質の欠乏することがおもな要因であり、一種の脳の幻覚症状」とのこと。

金縛りの「メカニズム」は十分説明できていると思いますが、それに至る根本的な原因が解明されていませんでしたね。

例えば、幻覚などの脳に影響を及ばすような電磁波が発生しやすい特異な環境(近隣に金属工場があったり、磁場の異常な場所)に居たとか、あるいは金縛りになりやすい人の大脳の特異な構造が関係しているかなど。

同番組では科学的であるとか、ないとか司会者が執拗に繰り返していましたが、
そもそも「科学的」とは、何を基準に科学的といえるのでしょうか。

科学も一種の「宗教」ではないでしょうか。
太陽や星が地球を中心に回っているという「天動説」は、数世紀前以前は主流派科学でした。
(カトリック教では、なんと20世紀まで「天動説」を支持していたのです)

「それでも地球は(太陽を)回っている」と言って、主流派科学界から迫害されていたガリレオの例もありますね。

当時、主流派科学者や一般人たちは「天動説」を盲信していました。
それから時代は進み、今では「地動説」が主流な考えであり、証明されましたね。

科学は常に、時代とともに進化し続けるものだと思います。
アインシュタインの一般相対性理論は物理学では主流な理論でしたが、近年になり、相対性理論だけでは説明できない「ミクロの世界」の理論である量子論の登場で、最先端の理論物理学はさらに飛躍しました。

最近、理論物理学の分野では、「この世界には、私たちが見ることのできない、4次元時空を超える5つ目以上の『見えない次元(空間次元)』が、さらに存在するかもしれない」と考えられています。

これらのことを理解する究極の理論「量子重力理論」が完成されようとしているのです。

「量子重力理論」とは、マクロな(巨視的な)理論を扱う一般相対性理論と、原子や素粒子(電子、光子など)のようなミクロな世界を支配する法則についての理論の量子論を融合させた、最先端物理学の新たな理論です。

量子論の不思議な現象については、当ブログで皆さまに度々紹介してきました。
(「シンクロニシティ現象」や「テレパシィーによる意思の疎通」など)

「金縛り現象」についても、まだまだ未解明な部分があると思うのです。
私自身も時々、悩まされているから今回、「ためしてガッテン」を視ていましたが、医師(?)の解説に納得できなかったのです。