河村龍一の「月の癒し」~銀河鉄道の夜

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袴田事件~冤罪ねつ造機関と司法の正義?

2014-03-28 01:03:17 | 日記
今宵、銀河鉄道の夜に訪問していただき、ありがとうございます。
現実の世界に疲弊した皆さまを、夢とロマンの時空にご招待します!

最初におことわりしておきますが、私は「左がわ」の人間ではありませんので、どうか、ご了承願います。

う~ん……間違いなく無罪だな、袴田さんは!
これはもう、「冤罪」というよりも、国家による「殺人未遂事件」ですね。

「袴田事件」について、これまでの報道内容から窺えることですが、捜査段階から裁判に至るまで袴田さんを犯人と決めつけた証拠といい、検察や警察などの捜査機関による矛盾した捜査状況などを知るにつけ、48年近く経過した今日までよくもこんなでたらめな裁判がまかり通っていたのかと、今後、司法当局に対する不信感がさらに強まるのではないでしょうか。

本日、静岡地裁(村山浩昭裁判長)は、静岡県で1966年に一家4人が放火、殺害された「袴田事件」の第2次再審請求審で、「重要な証拠が捜査機関に捏造された疑いがある」として再審開始を認めました。

さらに、「拘置を続けることは耐え難いほど正義に反する」と、異例なまでに、捜査当局が厳しく糾弾され、死刑が確定していた袴田巌死刑囚(78歳)が同日夕、東京拘置所から釈放されました。

死刑囚に対する拘置停止決定と釈放は初のケースです!
ある意味において今回のような冤罪事件は、死刑囚が犯した事件よりも悪質だと思いますよ。

まったく関係のない無実の人間が、悪意に満ちた捜査当局により、犯人にでっち上げられてしまい、48年近くも「死刑囚」として拘束された場合、その人間や家族の人生を、いったい、誰が保障するというのでしょうか……。

私は、「袴田事件」のような冤罪事件は、まだまだあると思います。
今回のケースは、明らかに冤罪だと証明できる証拠が弁護側から提示されたため、袴田さんは運よく(?)死刑執行されずに済みましたが……。

当ブログにも掲載しましたが、私も以前、心無い警察官たちにより「冤罪事件」の被害者になりかけた経験があります。

「警察は、このようにして冤罪事件を作るんだな」と、当時の私は(今でも)、警察・検察が「事件を作る商売」だと捉えていました。
だから、司法当局が信用できないのです。

司法当局は、「疑わしきは罰せず」を遵守し、早急に「取り調べの全面可視化」を実現してほしい。

また、冤罪に関わった捜査当局者に対しては「殺人未遂罪」を適用するなど厳罰に処し、今後新たな冤罪を生み出さないように徹すべきです。

その上で、「死刑制度存置及び早期執行」「犯罪被害者遺族の死刑執行立ち合い」「刑法第39条と少年法の廃止」など、凶悪犯罪の抑止力という観点から刑法厳罰化を実現していただきたいと思うのですが。

今回の報道で「左がわ」の方が、このような冤罪があるからこそ死刑制度は廃止すべきだと、ドサクサにまぎれて訴えていました。

とんでもない事です。
そうはいきませんよ!