河村龍一の「月の癒し」~銀河鉄道の夜

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シッタ―宅男児死亡事件に思う

2014-03-20 23:38:03 | 日記

今宵、「銀河鉄道の夜~月の癒し」に訪問していただきましてありがとうございます。
現実の世界に疲れ果てた心を癒すため、銀河鉄道「ひかり号」車掌の私が皆さまを「夢とロマンの時空」にご招待いたします★

神奈川県警は18日、埼玉県富士見市のマンションで2歳の山田龍琥(りく)ちゃんの遺体が見つかった事件で、自称ベビーシッターの物袋(もって)勇治容疑者(26歳)を死体遺棄容疑で逮捕しました。

龍琥ちゃんの体から複数のあざが見つかり、唇のまわりには押さえつけられた痕があり、龍琥ちゃんが暴行されたようで窒息死した疑いも浮上しています。 
なお、物袋容疑者は、死亡についての関与を全面的に否定していますが……。
 
何ともコメントできない、悲しい事件でした。
犯人の男は当然、悪いに決まっていますよね。

この男の素性は、次のとおりトンデモナイ奴でした。

「以前からウチのコンビニを利用していましたが、店員たちの間では【まともじゃない】と、うわさになっていたんです」
近所のコンビニ店員の証言ですが、この男のイカレタ人物像が次第に浮かび上がってきました。

さらに、龍琥ちゃんを預かる3日前の11日にもコンビニを訪れていたそうで、この男は明らかに普通の状態ではなかったそうです。

「店でコピー機を使っていたのですが、使い方が分からなかったのか、機械を叩いたり怒鳴ったりと相当荒れていました。

少し経つとレジに来て【メール便を金曜日(14日)までに出したい】と言うので、【メール便なので保証はできない】と返すと、今にも殴りかかりそうな雰囲気で怒鳴り始めました。

その後、電話をしだして何とか収まりましたが、まともじゃないですよ。まさかベビーシッターの仕事をしているとは思いませんでした」
 前出の店員のコメントでした。

サイトによれば、物袋容疑者は7年もベビーシッターをやっていたとのこと……。
死亡した山田龍琥ちゃんの母親は、昨年もインターネットを介して、今回逮捕されたこの男に子ども2人を預けていたということですが……。
 
月8000円で、子ども2人を週2回預ける契約を、5カ月間結んだとのこと。
ただ、その時、龍琥ちゃんの頬が腫れていたこと、背中にあざがあったことが1回ずつあったために、利用をやめたそうです。

今回、再びこの男に子どもを預けたのは、契約書が「山本」という別の名前だったので、まさか物袋容疑者に預けることになるとは思わなかったようです。

近年、ネットによる育児支援サービスは、手軽かつ格段に安く利用できるということで、多くの方が利用しているそうですが、この事件の報道により、私は初めてその存在を知りました……。

(勉強不足ですいません……「存在」と「事件」のダブルパンチで、強い衝撃を受けてしまいました)

ネット上では、この事件に関して、見ず知らずの男性に子供を預ける母親に対しての批判が殺到しているようですが……。

批判に対し、母親たちからは反論の声が上がっています。
たとえば、
「急な夜勤だったらしいね。乳幼児ふたりを育てるシングルマザーに、平然と夜勤を振ってくる職場があるんだよ。女性がそういう働き方をせざるを得ない現実がある」と。

自民党の野田総務会長は19日、この事件に関連し次のように述べていました。
「私もサイトで検索し、わらにもすがる気持でお願いしたことがある……」
と、ご自身の経験を打ち明けるなど、働く母親の窮状を訴えました。

野田氏は2011年に長男を出産し、議員活動と育児に取り組んでいたそうです。

「夜遅くとか、障害を持っているとか、既存のベビーシッタ―協会では応じてもらえない。男児のお母さんを責めるとしたらどうかな」

野田氏の長男は心臓手術などで約2年間を病院で過ごし、退院後の受け皿に苦労した、とコメントしていましたが……。
皆さま、現代社会の育児状況は、まさにそのとおりではないでしょうか。

悪いのは「お母さんなど働く親」ではなく、「そんな形態(ネットによる育児支援サービス)のビジネスを放置し、適切な監督と規制をしていなかった行政」が悪いのであり、犯人の物袋容疑者が一番「ワル」なのです!

舛添新東京都知事殿、この事件を教訓に都知事選での公約である「少子高齢化対策」について、必ず実現させてくださいね!

舛添さん、具体的な施策が分からないのであれば、当ブログ「教育維新」を是非、閲覧してみてください。
参考になりますよ!
ただし、実現したいと述べた途端、「日教組」から猛反発されることになりますが(笑)