岩切天平の甍

親愛なる友へ

UAW

2007年07月20日 | Weblog

五時半起きで工場労働者のインタビュー。労使交渉の開始、双方の記者会見、記者のリポートとナレーション収録。十二時半、駐車場に呼んであった中継車からニューヨークの支局に衛星伝送して、ニューヨークで編集。さらに東京に伝送して夕方(日本の朝)のニュースで放送。

組合は無くては困るけど、強すぎても困る。
給料を上げて会社がつぶれても仕方が無い。
これは右翼と左翼の拮抗にも似ている。
どちらに偏りすぎても困る。
大きすぎる政府でも小さすぎる政府でも困る。
日本はそれを実にうまくやって来たと思うのだけど。
なんだかこの頃「民営化」ばやりで大丈夫かしら…。
どうして二つがいつも“敵”でなくてはいけないのだろう?

空港へ向かう途中で昨日キャンセルしたアナリストのインタビューを撮り、空港のバーで今し方放送されたニュースをラップトップで見ながら乾杯。と、そこまでは良かったが…滑走路へ向かう飛行機が…なんだか調子が悪いとかで引き返す。機内で二時間待った挙げ句、「このフライトはキャンセルになりました。今後の手続きは四十一番ゲートにて…。」と言ったとたんに観客全員猛ダッシュ…。
一時間で飛ぶところを五時間。
「飛んでりゃ今頃ロンドンだ。」