田楽は何故一皿にひと色か

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08月19日(土)
町内ご近所でおこる話し (26)
いろいろ食べたい
 
 この暑いのに文化財を撮影する目的で,はるばる泊り込みで岐阜市の公園近辺にやってきた。歴史博物館とか昆虫博物館というのがある。近くに珍しい大仏殿がある。鎌倉や奈良は児童生徒がよく行く所で知られているが,ここの大仏はあまり知られてないらしい。日本3大仏のひとつ(いやひとりというべきか)である。

 「この大仏は周囲1.8m大イチョウを真柱として,骨格は木材をもって組み,外部は竹材にて網み,粘土をぬり一切経,阿弥陀経,法華経,観音経などを張り,その上に漆を施し,金箔をおいた日本一の乾漆仏である。」と拝観料を払うとくれる説明書に書いてある。鎌倉の大仏の高さは12.38mでここは13.7mだそうである。どこから見るかによって高さの感覚は異なる。ここは建物内部にある大仏なので見上げるのに首がいたくなり長くは出来ない。写真撮影をしてきたが公表は出来ない。
 あちこち撮り終わって,お昼にしようかと店を探してみた。公園内に1軒の茶店があった。赤い布の敷いた板張りに腰を下ろして食べる時代劇に出てくるような店である。何があるだろうとメニューを見ると”おでん”と”田楽”に”団子”である。田楽と聞くと食べたくなり,種類を聞いてみた。とおふ田楽は8本で一皿,イモ田楽は5本で一皿だそうである。セットにして一皿になるか聞いたがならないという。選択の問題がここで起こる。いつも食べないイモの方を頼んだ。しばらく待つと月見団子くらいの小芋を4つ突き刺したものが5本出てきた。20個も一人で食べながら考えた。

 とおふだと8本という。2種類混ぜると,半分ずつ用意しなければならない。ときどき注文がある程度の店で,暑くて長持ちしないとおふをどう待機させておくのだろう。製造段階でパックしてある小さいとおふを買ってきて客があるたびにひとつ分使い切る仕組みにしているのだろうと自分で納得した。今度は2人で来て二皿注文して,いもを2本食べるか3本食べるかの選択にしようと思った。
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