こうしてデジタル化する

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08月03日(水)
IT関連のカタカナ語と略語ABCに強くなるブログ (17)
サンプリング周波数と量子化ビット数
 
 「1曲3分の音楽データをデジタル化して,CDに書き込むとすると,何曲入れられるか。」こんな問題?(日常の事柄)がパソコンユーザーには常識化しつつある。最近ネット,ネットといって,あちらばかりに目がいき,こちら側のことを忘れていた。この問題を解くには,常識といわれる数値が使われる。音の波形を曲線から点の集まりにかえる1秒間の測定回数を44,100回とすること(縦線の数)と,測定値を2進数の整数で表すときの階級の数を65,536とすること(横線の数)だ。

 ほかに,高校の情報の時間に習う国民的教養に入りつつある事柄すなわち「1バイト=8ビット,8ビットで0から255までの数値を表現できる。そして,音楽CDの音のことをCD-DA(Compact Disc digital Audio)といい,通常640MBの容量まで記録できるということ」を使って解くことになる。
 順に計算するとつぎのようになる。
 ひとつのデータに階級の数65,536通りの数値があてられるから,情報量は16ビットである。
 これは2バイトと同じ意味である。
 1秒間に44,100個のデータが生産されるから,3分間には 
3×60×44,100×2 バイト
 すなわち 
15,876,000バイト。
 これは 約16MB,したがって, 
640÷16=40
 答えは,40曲

 こういう計算をするようになる前は,何もわからず,音楽テープの音をパソコンに取り込み,【SCMPX】という有名なソフトでMP3ファイルに変換しようとしたが,パソコンに取り込むとき,すでに失敗していて,リサンプルしなくてはならなかった。そのとき設定する値が,上に出てきた44,100Hz(これをサンプリング周波数と言う)と65,536階調すなわち16ビット(これを量子化ビットと言う)であった。実行後わかったことは,MP3ファイルに変換すると,約1/11に圧縮されることだけであった。
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