光が1なら闇は0

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08月18日(金)
IT関連のカタカナ語と略語ABCに強くなるブログ (24)
データは光の点滅で送る
 
 CPUの速さと通信の速さの関係を追求しているが
 イーサネットの稿で疑問に思ったことを調べてみた。イーサネットはインターネットの間違いではなくイントラネット(LAN)を構成しているプロトコルだそうである。イーサネットの前に記号で通信速度を併記するというのが気になった。10BASE-Tイーサネットというときは10Mビット/秒という速度でデータが運ばれる。つまり1秒の間に10000000個の信号が移動できる速さということはわかるが,この速さを決定している中央演算処理装置が毎秒10MHzの振動を起こしているという筋道が成り立ちそうであるが,私のパソコン本体のCPUの速さは,2.2GHzとか書いてあるからどうも違うようである。このあたりは迷宮入りである。

 トラックの速さは進む距離で表すが通信速度は運ぶ量で表す
 10Mビット/秒という速度はひとつのパソコンから同じLAN内の他のパソコンに画像データを送るときの速さであるから意味がはっきりしている。150×100の拡張子JPGの写真は20KBくらいになる。これを1枚送るのに何秒かかるかを計算することは出来る。10Mビットは10/8Mバイトすなわち1.25MBこれをKBになおすと1250KBとなる。1枚20KBの画像なら1秒間に62.5枚送信できる。
 光は1秒間に30万Km進むがパケットはわからない
この画像が外部のインターネットを経由してGooのサーバーに送るとするとどういう計算になるんだろう。自宅のケーブルインターネットの速度が30Mビット/秒だから,イーサネットの3倍の速さになる。ところで,信号を光に変えてつまり点滅に変えて送るときの光の道は光ファイバーである。光は1秒間に30万Km進む。地球7周り半の距離である,地球上の2地点間では最大でも2万kmすなわち1/15秒でつく。先ほどの20KBの画像は何秒で2万km先の機器に到着するのだろう。こんな計算は必要ではないし,意味がない。その理由を述べて今日は終わりにしたい。

 画像データの最初の1ビット目のデータが到着までになんの障害もなければ1/15秒でつく。最後の1ビットのデータも1/15秒かかる。ここまでが理由の半分。あとはパソコンが20KBのデータをパケットにする手続きの時間を計算すればいい。32ビット中央演算処理装置は1回の合図で32ビットの処理をする。1Hz(ヘルツ)という単位のことである。2.2GHzと書かれたパソコンは1秒間に2.2×109回処理をする。記憶場所から読み込むとか,書き込むとか,加えるとかが1回の処理である。そこで20KBのデータは160000ビットすなわち5000回の処理とパケットに仕立てる処理を入れても2.2×109から見ればわずかであるが,パソコンの外へ出て光ケーブルに乗り換えるときとか,ルータを通過するときなどに時間がかかる。つまり距離には関係なく,どんな素材を通り,どんな方法で送るかを特定しないと計算は出来ない。
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