光ファイバーが光った

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08月27日(日)
身の回りの小道具 (8)
大人の知識欲を満たすおもちゃ
 
 頭でっかちとは「比喩的に、知識だけが豊富で実行が伴わない様子。理屈ばかり並べて実際には何もしないこと」と出ているが,実物を見たこともなく,しかもそれを言葉だけで他に語ることがよくあるが,これも頭でっかちといえるのではないか。内部が見えない工業製品の部品など凡てそうである。光ファイバーもそのひとつであるのに,これがスーパーの3階の小物売り場に売っているのを見つけた。

 大学で光ファイバーの働きの講義を受けながら,見て確かめることもせず,信じてしまうことが当たり前になっている自分に気づいた。生きてる間にどれだけ実物に出会えるのだろう。書物や映像で知ったつもりになっていることがあまりにも多い。それだけ現代は通信技術の恩恵に与っているともいえる。その映像を送ってきている道が光ファイバーである。一度は拝んでおいても罰は当たらないだろう。
 実験用の棒は写真上から集光性樹脂,細い光ファイバー,プラスチック,太い光ファイバーの順に並んでいる。これに左から懐中電灯で光を当てると断面が光るというもの。
これとは別に細い光ファイバーが巻かれて入っていた。伸ばすと1メートルくらいになる。懐中電灯で一端の断面に光をあてると,他端の断面が光る。まっすぐでないのに光る。この実感をがインターネットを他に語る時の力になる。

 集光性樹脂の意味を調べようと思ってWebサイトを見ると,このキットの紹介ブログもあった。この商品についての評価が述べてあり,専門家らしく補足説明があったが,私は素人で今上に述べたことが強い印象である。キットの箱の写真(右)のように光らせるにはどうしたらいいかとも思ったが,これはイメージであると小さく書いてあるが,子供にはイメージの意味もわからないのでこれだけはいただけない過剰表現である。しかし,説明書など全体としてよくできたカリキュラムである。
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