正直者は馬鹿をみない

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11月04日(土)
故きを温めて新しきを知る (25)
高校騒動で得た”公民”の知識
 高校騒動の中間始末の結果は「未履修科目2単位分の補習は50時間程度に軽減」,「2単位を超える分の補習は70時間とリポート提出」という救済策が決まった。将来この事実を忘れたときに見られるようにここに記録したのであるが,この策は時間数だけが軽減されたものではない。「修得しなくてもいい。授業にでるだけでいい」という意味を持ち,全高校生に「学校で未認定科目を作らないように試験勉強したのに,授業は出てるだけでいいんだ。単位をとる為に追試や再試を受けさせられたのは何だったのか。」という不信感を植えつけてしまった。気づかない生徒もいるだろうが。

 政府が一部の高校生と同じように「修得と履修の違いがわからない」のではなく,今度の通達の中でそのことを強調して誤解のない様に提示すべきであった。そして,もう一つ付け加えなくてはならないのは,伊吹文科相のアンフェアにならない策の件では「規定の科目を正規に学んだ者は損をしたのではなく,むしろ得をした。地歴の2科目を学んだからこそ,一方の科目の内容が他方の科目の内容の理解を助けてくれる。1科目だけでは理解が困難である。」,「これらの2科目は1年生か2年生で履修するのであるから,3年生での受験への時間的影響はない。」などのフォローを文科相の責任者がメディアに言わせなくてはならなかった。こういう大事なことが欠落していることが問題なのである。
 国民は立法とか行政とかの仕組を言葉の上で学んできたが,法案が現実にどんな機関を経由し,どう処理されていくかをこの案件の軌跡を辿ることによって,騒動を追いかけてきた我々や高校生が理解できたことがせめてもの収穫である。新聞報道から以下の表にまとめてみた。なるほどそういう名の機関や委員会が作られているのか!

かかわる機関 処 理 内 容
文部科学省 救済策の起案
政府 救済策案を決定
自民党文教制度調査会 救済策案の審議と同意
自民党文教部会
公明党文部科学部会
衆院教育基本法特別委員会 救済策案に対する各党の質疑
文部科学省 各教育委員会,都道府県知事,大学に通知
教育委員会 各学校に通知
    
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
11/04 (34ip)
2006-11-05 08:32:34
晴れ
 
 
 
ブログの表 (「さいら」)
2006-11-05 14:29:37
teiann さま

教えて欲しいことがあります。
上の記事で「表」が綺麗に入っています。

ブログでは
上手く表を作成できない「さいら」です。

作成方法は難しいのでしょうか?
プログラムをするのでしょうか?

是非に教えて下さると
この上もなく嬉しいのですが・・・。
 
 
 
メール拝受 (「さいら」)
2006-11-05 23:02:09
teiann さま
メール拝受しました。

早速教えて頂き感謝です。

 
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