料理鋏で長焼きを切る

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08月01日(火)
身の回りの小道具 (2)
包丁はまな板がいる
 
 和鋏(日本式の鋏)とラシャ鋏で裁縫していた母の側で子供の時期を過ごす時間が多かった私が母の目を盗んで,紙を切ると決まって叱られた。反物たんものが切れなくなるといってすごく大事に使っていたその鋏が今も残っている。私は長い間,鋏とは紙と布を切る道具だと思い込んでいた。

 家庭で使う料理鋏が便利なことに気づいた。逆に鋏で紙や布を切ることはほとんどなくなった。鋏は台所で使うことが極めて多い。袋を手で破る代わりに綺麗に切ることに使う。同じ切るものに包丁がある。どこが違うかといえば,包丁にはまな板が必要であるが,鋏にはいらない。空中切断ができるからである。トレーにラップのかかった食品を取り出して,まな板で切断し,残りを元に戻したいときがある。できるだけ雑菌がつかない様にするにはどうしたらいいか。
 ラップをはずさず,端から使うだけ開いて,ラップから抜かず,鋏で切断する。切った部分をつまみ出して,残った部分には手を触れずラップを元にかぶせておけばよい。包丁ではできない。この方法も買って来た日の処理には鋏が使えるが,トレーごと冷凍してしまったときは使えない。そのときはトレーのまま使う分だけ包丁でばっさり切断する。そうすれば雑菌から守られる。

 家の敷地に空き地があると雑草で覆われる。これも鎌で根こそぎ切り抜いてしまうのはがもったいない。色を活かして緑の草原にしたい。床屋さんが5分刈りをやるように,草を鋏で切りそろえる。殺さず活かさずという精神で緑を楽しむ。自分の頭は月一回刈ればよいのに,草は伸びが速い。3分の1ずつ移動しながら,刈り揃えていかねばならないが,仕事がないので丁度いい。
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