goo blog サービス終了のお知らせ 

土浦の自然

茨城県の土浦市から,身近な自然を紹介します。

佐野子のカッパ

2007年11月30日 | 歴史
カッパの手のミイラ

カッパの手のミイラは,木の箱に入って,布で丁寧に包まれています。
一番左側がカッパの手です。


手のひら側から見たところです。


甲側です。




このあたりは何回か別のHP上でも公開していますが,何となく雰囲気が伝わると思います。
上3枚は初めての公開です。

このカッパの手にまつわる話はいろいろあるようですが,「中家ものがたり」によると次のようなものです。佐野子在住の力士なみの力持ちが馬を桜川で洗っている時,馬をいたずらしに来たカッパがいた。その人は怒って,そのカッパの手を,二度と悪さができないようにと切り落とした。その手は妙澤という佐野子万蔵寺の和尚に託され,ねんごろにとむらわれた。され以来佐野子では,カッパが人に悪さをすることはなくなったそうです。それからずっと万蔵寺におかれたが,箱を開けると大雨に見舞われると言うことで,あまり人目にさらされることはなかったようです。

えっ,それで今日は予報に反して雨だったのか・・・。

椎名家住宅2

2007年02月16日 | 歴史
椎名家住宅の屋根

龍という字でしょうか。


反対側は寿です。

古い道標

出島村はその後霞ヶ浦町,そしてかすみがうら市へと変わりました。

馬頭観音

こちらはもっと古いものです。道標も兼ねていたらしく,分岐路にありました。

椎名家住宅

2007年02月15日 | 歴史
国指定重要文化財椎名家住宅



かすみがうら市にある椎名家住宅です。延宝2年(1674)の建築で,東日本で最も古い民家とされています。

板の間

上がり端から続く板の間です。

土間

一定の世代以上の人は,かつての農家のこのような土間を憶えていると思います。




縁の下

縁の下というのも過去のものになってしまいました。

崎浜横穴古墳

2007年01月29日 | 歴史
崎浜横穴古墳

霞ヶ浦湖岸の崎浜にある横穴式の古墳です。


古墳時代後期~終末期(7,8世紀),巨大な古墳の代わりにこのような自然地形を利用した墓が作られるようになったとのことです。
白く見える層は牡蠣の殻です。

更新世(氷河期,洪積世)の地層で,この地がかつて海底であったことを示しています。

宍塚古墳群・11号墳

2006年12月12日 | 歴史
宍塚古墳群・11号墳

宍塚古墳群の11号墳は原形を確認することはできません。しかし写真のように石棺が露出しています。(分かりづらいですが,枯れ葉の間に石が見えると思います。)かつては下の写真のようなものだったのでしょう。


この11号墳からは鉄剣が出土したそうです。明治時代に,おそらく偶然発見した地元の人は,鉄剣にちなみ,勝負事を司る神ということで「毘沙門天」の石碑をたてました。

風化して,碑銘ははっきり見えません。肉眼では「毘沙門天」と読み取れます。