土浦の自然

茨城県の土浦市から,身近な自然を紹介します。

佐原~利根川河口堰

2010年11月30日 | 霞ヶ浦
佐原出航

お客を乗せて佐原を出航しました。

30分ぐらい走ると,利根川と常陸利根川(霞ヶ浦)の合流点に着きます。


常陸川水門

1963年に竣工した常陸川水門は,当時日本最大の水門でした。
利根川の逆流による霞ヶ浦沿岸の洪水,塩害を防ぐ役割と,霞ヶ浦を水がめ化し農業・工業用水,水道水を確保する役割を担っています。
隣接する利根川河口堰と合わせて「逆水門」とも言われています。

利根川河口堰

1971年に竣工しました。常陸川水門同様,塩水の遡上を防ぐ目的があり,利根川の水利上重要な役割を持っています。

ここには黒部川水門,利根川河口堰,常陸川水門の3つが直線上に並んでいて,上は橋(道路)になっています。


河口堰の閘門。


閘門に接近する「ホワイトアイリス号」。




閘室で海側の門扉が開くまで待機します。その時間が結構長いのです。

閘門の門扉


河口堰を抜け銚子へ



河口堰を抜けると,利根川河口を一路銚子へと進みます。この辺からほとんど海状態です。

横利根閘門~利根川~佐原

2010年11月29日 | 霞ヶ浦
横利根閘門



横利根閘門は大正3年(1914)~大正10年(1921)の大工事で日本人の力だけでつくられた閘門です。
増水時の利根川の水が横利根川を通って霞ヶ浦に流入するのを防ぐとともに,増水時でも船の航行が可能なようにつくられたものです。完成当時,通運丸などの霞ヶ浦,利根川舟運を担った船が年間5万隻ほど通航したようです。それから90年たった今,国の重要文化財になった横利根閘門は,なお現役で年間千隻以上の船が往き来しています。


門扉の操作を行う制御板。紐を引くことで操作します。


横利根川の方から進入すると,前方(利根川側)の門扉は閉まっています。


横利根川から進入するラクスマリーナの「やよい号」。


閘室内で待機していると,横利根川側の門扉が閉まります。




後方(横利根川)が閉まると,前方(利根川)の門扉が開きます。


そして横利根閘門を通過です。


続けて利根川水門をくぐるといよいよ利根川に入ります。


横利根川は徐行ですがここからは全速前進です。


佐原の港に接岸する「ホワイトアイリス号」。
今回は佐原から10名ほどの乗客を乗せることが目的で,上陸はありませんでした。
私は「ホワイトアイリス」から「やよい」に乗り換えました。


宍塚の里山で収穫祭

2010年11月28日 | 宍塚大池
収穫祭

宍塚の里山で毎年恒例の収穫祭が実施されました。
宍塚大池も秋色濃い中,好天に恵まれての収穫祭です。


竹細工,昔の遊び,わら細工・・・等々のブースが大池の堤防に並びます。


大学芋,ぬっぺ汁,くるみ餅なども大人気でした。

ぬっぺ汁は地方によって作り方が微妙に違うようです。
「ぬっぺ」とは「ぬるっとした」というような意味らしいですが,
土浦ではぬっぺに長芋を入れたり,片栗粉でとろみをつけたりといったことはしないのが標準だと思います。
ぬるっとした感じがあるとすれば,里芋ぐらいでしょうか。
宍塚では出汁にスルメを使うこともあるみたいです。

霞ヶ浦舟運の追体験,「銚子までクルージング」の報告その2は明日以降にします。

新横利根閘門から横利根閘門まで

2010年11月27日 | 霞ヶ浦
土浦のラクスマリーナ主催による「ホワイトアイリス号で銚子までクルージング」に行ってきました。

新横利根閘門



常陸利根川(霞ヶ浦)から横利根川への入り口にある閘門です。
かなり巨大な閘門です。






新横利根閘門を通過するホワイトアイリス号。

横利根川

新横利根閘門を通過すると横利根川に入ります。
横利根川は人工の運河であるとも言われているようですが,詳細は分かりません。

横利根閘門入り口



横利根川と利根川の合流点に横利根閘門が見えてきます。
奥に見える強大な構造物は横利根水門で,下の方に黒っぽく見えるのが横利根閘門です。
横利根閘門については次回ということで。




冬の霞ヶ浦はユリカモメ

2010年11月26日 | 生き物
冬間近の霞ヶ浦

霞ヶ浦も冬が近づいてきました。

ユリカモメ



晩秋からたくさんの渡り鳥が霞ヶ浦にやってきます。
一番人なつっこいのは,やはりユリカモメです。

明日,ラクスマリーナ主催の「土浦→←銚子」クルージングのイベントがあります。
参加する予定でいますので,ここで何回かにわたってレポートします。