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弊社開発手法やXupper(クロスアッパー)の活用法等について、ご説明させていただきます。

プロジェクトは複数の人間の共同作業!

2005年03月10日 | プロジェクト管理関係

プロジェクトは通常、複数の関係者が存在します。最近ではステークホルダー(利害関係者)という呼び方をするようです。

システムは「目に見えない」という特徴があります。
従って、システム開発の打ち合わせを行うという場合、各担当者(ユーザ、開発者)は、架空のイメージを形作って話をしていることになります。

しかし、各担当者の立場やこれまでの経験、持っている知識やスキルといったものは、それぞれ異なりますから、各担当者が作り上げるシステムのイメージというものも、当然異なってきます。
そこにシステムに対するイメージの「ズレ」が存在しているわけです。

(図1)

このイメージの「ズレ」がシステム開発を行っていく上での最初のバグとなります。

テスト段階になって初めてこの「ズレ」が発覚することがよくあります。
というのも、ユーザがシステム開発に参画するというった場合、要件定義とテストにのみ参画することが多いからです。

「目にみえない」システムが、テスト工程になって初めて「目に見える」ものとして提示され、それをユーザが確認していきます。
しかし、ユーザ側から「あれっ?こんなことを要望した覚えはないんだけど・・・。」ということが往々にしてあります。

そうです。まさにイメージを確認する(共有する)ことが重要なのです。

では、どのようにすれば「目に見えない」システムに対してイメージの確認(共有)を行えばよいのでしょうか?
それは、「目に見えない」ものを「目に見える」ようにする(モデル化する)ことです。

具体的には、システムをイメージしたモデルを作成し、そのモデルを利用してユーザと開発者の間で確認をとっていきます。
システム開発のできるだけ早期の段階で、モデルを利用したシステムイメージの確認(共有)を行うことが、リスクを回避するもっとも効果的な方法なのです。(図2)

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