データモデルパターンを整理する際に参考にした各種文献を掲載しておきます。今後パターンを用いてモデリングを行ってみたいという方は、ご一読されることをお勧めします。
<参考文献>
Data Model Patterns: Conventions of ThoughtDorset Houseこのアイテムの詳細を見る
The Data Model Resource Book: A Library o . . . 本文を読む
固定資産としては、機械・器具,運搬車両,什器・備品等が存在します。しかし、固定資産(のタイプ)によって、それぞれ管理すべき属性が異なりますので“固定資産”のサブタイプとして機械・器具,運搬車両,什器・備品,その他資産を定義しておきます。(サブタイプの種類も企業によって異なります。)
【図1】固定資産のモデル . . . 本文を読む
予算については、各企業においてどのような単位で作成するか、まちまちだと思います。ただし、予算の編成においては期間の観点と対象の観点はどんな組織においても必要になってくるのではないでしょうか。
【図1】予算のデータモデル
“期間種類タイプ”では、長期計画,中期計画,短期計画といった種類や、通期計画,半期計画といった期間の種類を管理します。
また、“標準期間”エンティティでは、具体的に「いつ」か . . . 本文を読む
会計部分はERPを導入し、基幹システムから仕訳データを連携させるということがよく行われます。
ここでは、どのようにして基幹システムから会計システムへデータの受け渡しを実施するのかを踏まえ、データモデルを検討していきたいと思います。
ほとんどのERPでは、外部からデータを取り込むインタフェースを持っていますので、その形式にあわせてデータを作成してやればよいことになります。そして、そのインタフェー . . . 本文を読む
仕訳(しわけ)とは、複式簿記において、発生した取引を借方(左側)と貸方(右側)の勘定科目に分類することです。逆に言えば、この勘定科目の組み合わせによって、どのような取引があったのかを表現することができます。
仕訳伝票の例を以下に示します。
【図1】仕訳伝票のイメージ
この例にあるように、仕訳では借方と貸方にそれぞれ勘定科目、勘定科目ごとの金額を記入していきます。
仕訳伝票の構造をデータモデ . . . 本文を読む
以下に勘定科目の例を示します。
【図1】勘定科目の例
この補助科目(内訳科目)をどのように扱うのかによって、データモデルの構造が変わってきます。
たとえば、現金勘定を銀行の口座別に管理したいといった場合、”勘定科目”と”補助科目”というエンティティを分離させ、さらに”銀行”マスタ”口座”マスタとの間にリレーションを定義しておくということも必要になってくるかもしれません。あるいは、”補助科目( . . . 本文を読む
作業の結果としてどのくらいの資源を使用したのかを管理していきます。トータルとして人件費がいくらかかったのか、原材料をどのくらい使ったのか、経費はいくらだったのかということはわかるようになっていると思います。
しかしトータルでコストがいくらかかっているというだけでは、どの工程がボトルネックになっているのかはわかりません。各工程でどの程度のコストがかかっているのかを把握することにより、どの工程を重点 . . . 本文を読む
作業指示を行ったらそれで終わりではありません。当然、作業の結果を把握する必要があります。”作業指示”と”作業実績(結果)”の関係については、<<取引間の関係パターン>>を適用して考えます。 . . . 本文を読む
作業指示を行う場合、どのような設備を使うとか誰が担当するという情報も必要になってきます。
ここでは、各作業で必要な人的・物的資源のことを必要資源を言っています。
前述の工程情報の説明で、各工程に必要な人的資源の管理、設備の管理、原材料の管理について述べました。
(図1)各工程の必要資源
これらのマスタ情報を元に、具体的な作業指示を作成していきます。
どの作業工程を実施するのかについては、 . . . 本文を読む
”作業指示”で作業工程まで指示するといった場合、さまざまな作業(工程)を指示する必要があります。”作業指示”で指示する”作業工程”は、”工程手順”、”工程手順明細”及び”工程手順明細関係”で規定された製造工程の手順情報をもとに作成します。ここまでで、説明してきた工程手順関係の構造を整理すると、以下のようになります。
(図1)工程手順関係の構造
”製品”と”工程手順”では、その製品を製造するため . . . 本文を読む