たっちゃんのレンズ沼

個人的趣味の独り言を書いて行きます。
主にデジタルカメラとオールドレンズについてですが、他にも書きますよ。

【第521沼】CANON EF 35-135mm F4-5.6 USM 黎明期のバックフォーカスズームレンズ

2016-01-24 22:36:43 | canon

 

いつのまにか、手元にあった感じのレンズです。

CANON EF 35-135mm F4-5.6 USM
レンズタイプ  ZOOM 開放F値 F4-5.6
フォーカス  MF/AF 画角(35mm換算)  
レンズ構成 12群14枚 対応マウント CANON EF
絞り羽枚数 5枚 フィルター径 58mm
焦点距離 35-135mm 最大径×長さ 72 x 86.4mm
最短撮影距離 0.75m 重量 425g
最大撮影倍率 0.15 発売 1990年
      50,000円

カビも曇りもなく光学系は非常に良いコンディションです。

 

あまり安っぽさは感じない造りです。誇らしげなULTRASONIC文字。でもしっかりAF/MFの切替スイッチもあります。

 

レンズ裏に肉眼でやっと読み取れるくらいの薄い刻印でシリアル番号が刻まれています。マウントも金属製で信頼できます。

Canon EOS-1D Mark II F/10 1/1250秒 ISO-400 焦点距離135mm 素直でこれといった特徴はありませんが、しっかり写っています。線も細すぎずしっかりしています。

Canon EOS-1D Mark II F/10 1/2000秒 ISO-400 焦点距離135mm  くっきりしてて良く写ります。

Canon EOS-1D Mark II F/5.6 1/3200秒 ISO-400 焦点距離135mm ボケはうるさい感じですが、色のりもいいです。

Canon EOS-1D Mark II F/6.3 1/6400秒 ISO-400 焦点距離35mm 広角側に持ってけば、くっきり精細力強さは更にはっきりします。残念ながらいいレンズです。このレンズ、やけに良く映るし気合入ってる感あるんですが、やっぱりキヤノンズームレンズ初のリアフォーカス方式採用レンズらしいです。リアフォーカス方式は、絞り羽より後ろのレンズで焦点調節を行う方式です。このレンズでズームレンズのリアフォーカス技術が確立されたことで、以後のEFレンズ開発時の基準になったとあります。いわゆるエポックメイキングなレンズだったんですね。

 


【第520沼】CANON FD 35mm F3.5 分解清掃です

2016-01-24 21:07:16 | canon

 

オークションで落札したレンズが届きました。持ってないレンズだったので落札したんですが、案の定、思いっきり曇ってました。

CANON FD 35mm F3.5
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F3.5-16
フォーカス  MF 画角(35mm換算)  
レンズ構成 6群6枚 対応マウント CANON FD
絞り羽枚数 6枚 フィルター径 55mm
焦点距離 28mm 最大径×長さ 64 x 49mm
最短撮影距離 0.4m 重量 325g
最大撮影倍率 0.115 発売 1971年
      18,900円

まあ、無駄だとは思いながらも分解してみました。

 

ゴムで化粧リングを外すと思いっきり分かりやすいカニ目穴があります。

 

カニ目レンチで回します。前玉群全体で外れます。

 

それぞれの段ごとにカニ目穴があります。一番後ろの部分を外します。

 

次を外します。順に外さないとレンチの爪が穴に届かないので面倒でも順に外します。

 

ここで露出した凹レンズに曇りと言いますかコーティング剝離といいますか白っぽい部分があります。カビではないのでクレンザーで磨いたりしましたがダメでした。6枚の絞りの向こうも掃除します。

 

後玉群の裏も拭いておきます。

 

最短撮影距離は0.4m。NEX-C3で室内撮影してみます。コーティング剝離している部分の影響はどうでしょうか?

NEX-C3 開放F3.5 1/60秒 ISO500 逆光にならなければ、シャープネスにはそれ程悪影響はないみたい。いい感じの精細感も備えています。

NEX-C3 絞り開放F3.5 1/60秒 ISO-1250 この絵では逆光に弱い感じがもろに出ていて白っぽいしレンズの曇りの影響大です。

 


【第519沼】MINOLTA AUTO W.ROKKOR-SG 28mm F3.5 初期型(フィルター67mm)

2016-01-23 14:53:18 | minolta

 

この固体は2015年4月25日にオークションで落札したものです。見たこと無かったしこの頃のAUTO W.ROKKORはすごく良いんですよ。でも、内側のレンズが汚れてたので分解しました。

MINOLTA AUTO W.ROKKOR-SG 28mm F3.5 初期型
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F3.5
フォーカス  MF 画角(35mm換算)  
レンズ構成 7群7枚 対応マウント MC
絞り羽枚数 8枚 フィルター径 67mm
焦点距離 28mm 最大径×長さ 69.8×50.3mm
最短撮影距離 0.5m 重量 303g 
最大撮影倍率   発売 1963年

 

まず、化粧リングをゴムで外します。前玉群が現れるのでゴムでこれも回して外せました。

 

前玉群がそっくり外れたので絞り羽が見えます。外した前玉群の前側もねじって外れます。

 

前玉群の後部分です。この状態で拭けるようになったレンズをカビキラーやエタノールで掃除したら奇麗になりました。元道理に組み戻して終了です。

アダプターでNEX-C3につけて撮ってみました。67mmの外径は大きくて迫力十分です。実はこの前端径の大きさがこのレンズの特徴で出回っているAUTO W.ROKKOR-SG 28mm F3.5の多くは後期型の55mmフィルターのものでこの67mmフィルターの個体は初期型でずいぶん少ないんだそうです。たっちゃんもネットで見たことがある程度なんですが、なんでもAUTO W.ROKKOR-SG 28mm F3.5は4種類あって最初の型だけが67mmフィルターらしく、他の3つの型は55mmフィルターってことになりますね。この固体は絞りリングが黒いですが同じ初期型でも後半のものは銀色みたいです。

NEX-C3 1/1250秒 ISO-200  前玉にちょっとキズがありますけど写りに影響はあまり無いみたいですね。それ以上にこのレンズの性能自体が高いです。全体に解像感が高くてはっきりした印象です。特に花とかのはっきりした色は発色もいいしくっきりもしてますね。

NEX-C3 1/640秒 ISO-200 白くて小さな花もいい感じに描写できてます。

NEX-C3 1/1600秒 ISO-200 これは多分開放の絵ですね。花のくっきりした描写とボケも好ましくていいレンズです。ただ28mmで0.5mの最短撮影距離はもうちょっと行けるとさらにいいのにな。AUTO W.ROKKOR-SG 28mm F3.5の55mmフィルター版は持ってないので手に入れて比べてみたいです。AUTOが付いてないMC W.ROKKOR-SG 28mm F3.5は以前紹介してますね。

 【第486沼】MINOLTA MC W.ROKKOR-SG 28mm F3.5 分解清掃 ゴム巻きフォーカスリングタイプです。


【第518沼】KONICAMINOLTA DIMAGE Z3

2016-01-18 22:37:19 | minolta

デジタルイチガンレフじゃありませんが個性的なデジカメです。

発売日 2004年8月6日
画素数 約400万画素 
撮像素子 1/2.5型総画素約420万画素
  インターラインCCD、
  原色フィルター付き
高感度(ISO感度) オート(ISO50~200相当)、ISO50-400 相当
記録フォーマット 静止画:JPEG、DCF2.0準拠、
ファインダー形式 0.3型 画素数:約11.8万画素電子ビューファインダー
液晶モニター 1.5型(3.8cm)画素数:約7.8万画素、
電池タイプ 単3形乾電池4本
記録メディア SDメモリーカード
手振れ補正機構 有り
幅X高さX奥行き 108.5(幅)×80(高さ)×83.5(奥行き) mm 
重量 約335g(電池、記録メディア別)
幅X高さX奥行き 108.5(幅)×80(高さ)×83.5(奥行き) mm 
重量 約335g(電池、記録メディア別)

後に写ってるのはDIMAGE Z1

コニカミノルタのネオ一眼、Dimage Z3です。たぶんキタムラのジャンクコーナーで購入したんだと思います。壊れてはいないと思います。Z1の320万画素のから400万画素に増えています。画素数が増えたのは正常進化な感じするけど、もともと小さな撮像素子でZ1は奇跡的にデジ1みたいな雰囲気の画像になっていたのがどう変わったのか・・・・。ZIにはMINOLTAのロゴだけで、このZ3にはKONICA MINOLTAというロゴが付いてますけど絶対に長過ぎですね。無理に両方のブランド名を残さなくても良かったのでは?ともあれZ1がすごく変な形だったのに比べればかなり和らいで変な形くらいです(笑)形も変わりましたがZ1のときはあったレンズと内臓ストロボ部の間にあった受光窓みたいなもの(パッシブAFセンサー)がなくなっているのはなぜでしょう?AFの方式でも変わったんでしょうか。仕様表では3点測距ワイドフォーカスエリアから5点測距ワイドフォーカスエリアに変わってますけど・・・おっと光学10倍ズームが12倍になってますね。

 

例の1個の液晶画面を背面とファインダーで使いまわすけちっぽい方式じゃなくなってます。ボタンの形とかは変わってますが基本的な操作系はZ1と同じです。

前のモデルより、シンプルな感じにはなったけど、まだまだ変な外観に変わりなし。

前のモデルより、シンプルな感じにはなったけど、まだまだ変な外観に変わりなし。大きく違うのはSDカードの挿入位置でZ3は底面のカバーを開くとアクセスできる。SDカードの位置やモニター部の構造が違うのだから、外観だけじゃなく、中身の構造もかなり変わっていると考えられます。

 

よく前のオーナーには使われてたようで、シャッターボタンのメッキが剥げてます。ダイヤルのシーンは変わってないようです。

  

多分それぞれ専用の液晶がついたと思われるファインダーと背面モニターです。ストロボの位置は若干高くなっているのかな。前のZ1にはなかったアンチシェイク機構がついています。一眼レフの KONICA MINOLTA αSweet DIGITALと同じ撮像素子を動かすタイプの手振れ防止機構です。ではこの個体で試写してみます。

DiMAGE Z3 絞りf/8 1/320秒 ISO50  割とくっきり写ってます。Z1と比べるとよりコンデジ的になってあっさりした感じがします。ここは焼津港ですね。

DiMAGE Z3 絞りf/7.1 1/160秒 ISO50  やっぱりきちんと描写はしていますがZ1に比べると絵のような感じが薄いです。

DiMAGE Z3 絞りf/4 1/60秒 ISO-50  スーパーマクロだとここまで寄れます。まるで接写リングを使ってるみたいです。マクロボタンを2回押すとこのモードに入ります。ただやっぱりZ1のこってりして艶やかな描写は影を潜めています。あっさりしちゃったんで最初Z1の画像をみたときの、まるでデジイチで撮ったしゃしんみたいという感じじゃなくなってました。

 


【第517沼】CANON FL 135mm F3.5(前期)のお掃除

2016-01-12 22:49:49 | canon

 

岡部のフリマでCANON FTbとセットで購入です。以前紹介した個体と良く見たら化粧リングの文字が違うので番号からすると、こっちが前期型になるのかな。前期の化粧リングの製造番号の前には「No.」がありますが、後期の個体にはありません。

【第74沼】CANON FL 135mm F3.5 分解清掃

 

この個体も中がかびてたので分解して掃除しました。前紹介した個体は化粧リングを外しただけでしたが先端近くにある芋ネジを外したら前玉群全体で外れました。

 

早速前玉群の一番奥の凹面のカビを掃除しました。8枚の絞り羽が直接見えます。

 

前玉群の中も汚れてたので化粧リングを外して分解します。

 

タコ棒で一番前のレンズを外し裏側のカビを退治して出来上がりです。最短撮影距離1.5m

後ろ側や他は変わらないようですね。