CANON EF 50mm f1.8 | |||
レンズタイプ | 単焦点 | 開放F値 | F1.8 |
フォーカス | AF | 対応マウント | CANON EF |
レンズ構成 | 5群6枚 | フィルター径 | 52mm |
絞り羽枚数 | 5枚 | 最大径×長さ | 67.4 x 42.5mm |
焦点距離 | 50mm | 重量 | 190g |
最短撮影距離 | 0.45m | 発売 | 1987年3月 |
最大撮影倍率 | 0.15 | 25300円 |
このレンズはずいぶん前に静岡のリサイクルショップで1500円で購入したものです。ただ、中にカビがあっただけでなく、EOS Kiss のデジカメに付けるとerr 99がでて何も動作しなかったので諦めて手をださなかったものです。今回、EOS 1D markⅡを購入したんで試しに付けてみたらerr99が出なくて撮影できます。でも絞りを変えながら撮影してわかったのはたぶん絞り羽が動いてないこと。ただkissシリーズだとすぐerrになるのに1D markⅡだと撮影できるのは故障に対する耐性が強いってことでしょうか?とにかくerrの原因が絞り羽らしいってことも分かったので、分解修理してみます。
でもどこから手をつけたら良いのかわからなくて先端部の樹脂の化粧リングをネジって外したりしましたがダメ。
一番前のレンズ押さえらしき樹脂部品にカニ目穴らしきものがあるので回してみましたが外れません。仕方ないので樹脂だし小さいマイナスドライバーの先をこの樹脂部品とこれも樹脂のフィルターブラケットの間に突っ込んでゴリゴリしたら外れました。キズは付きましたが壊れたままより良いです。外れたのは前玉群全体です。後ろ側の凹レンズにカビがあったのでカビキラーで退治します。
絞り部分の抜こう側にもカビがあったので同じように掃除します。絞り羽が中途半端な位置で止まってます。
絞り羽の周囲の樹脂パーツを回転させると絞り羽が開閉します。最初渋かったのがだんだん軽く動くようになりました。少し油分が付着しているようだったので綿棒にエタノールを付けて何回か拭きます。この状態でMFにして絞りを22にしてシャッターを切り絞り羽が動くのが目で確認できたので前玉群を組み戻して修理完了です。
後玉も綺麗で光学系に問題はなさそうです。絞りが直ったので他のCANONデジイチでも試したら使えるようになってました。
このレンズは1D markⅡがなければ直らなかったから、ずっと1D markⅡに付けときましょう。今回分かって今後利用できそうなのは、KISSシリーズのデジカメだと絞りが多少渋くなっただけでERRがでてしまうけど1D markⅡならERRにならないので使えるってことです。
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