熱帯ゆるゆる日記

マレーシアでの期間限定生活日記。
2008年駐在開始、そして2011年 本帰国しました。

作品・プラナカンの老父

2009年11月06日 15時58分41秒 | わたしの絵画作品
15~17世紀末にマレー半島にやってきた中国系移民のことをプラナカンと よびます。(諸説あります)

プラナカンは 多くは マレーの現地人と 結婚し その後ババ・ニョニャとも よばれます。
英国の教育を受けたり 貿易をしたり 商業で発展しました。
マラッカ海峡を経た ヨーロッパ文化と
中国・マレーシア文化を融合させた 独自の文化を築きました。

プラナカンについては 簡単に説明できない 深いものですが
きょうは その片鱗のご紹介に とどめさせていただきます。

私は マラッカを旅したとき プラナカン ババ・ニョニャ文化に触れ
異国の移民文化に 日本を想いました。



それで この絵を描きました。
忠実に プラナカンを描いたのではなくて 私なりのデフォルメが
入っています。




F3の小さな作品です。
これは 1対の絵のするつもりで 老父に対して 「花嫁」を
製作中です。




プラナカンの花嫁衣装が とても 美しいのでそれを 描きたかったのです。
ただ 写真や資料が 乏しくて 本もみつからなかったので
正確な再現は できませんでした。




「花嫁」のほうは まだ 描き始めです
これから まだまだ 加筆しますが  カメラが 壊れたので
この状態しか画像がありません・・・・



初めての試みです
どうなるでしょう



老父のほうは 珊瑚と真珠を 入れました
老父の背景は 民族伝統染織 バティックを模写しました。



老父の服の下地には 金の粉をしきました。
その上にマットな白を 薄く載せてあるので 光線の加減で 金が光ります
老父は マットな絵の具で仕上げていますが
背景は グロスを重ねて 光沢があります。





花嫁のほうは かなり ここから 加筆しています
カメラが壊れたので 画像は なし。

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