今はまだまだ人生を語らず

温故知古、古きを訪ねて古きを知る

紫陽花

2023-06-01 21:59:53 | 私は今日まで生きてみました
紫陽花、梅雨の季節。紫陽花を見ると50年近い前の幼稚園に行っていた時のことを思い出します。嫌だった幼稚園。でも我慢して、雨のなか、紫陽花の前でバスを待って毎朝行っていました。躾けとか厳しくて、息が詰まる感じでした。自分が何組だったも、先生の名前も、同級生のことも何一つ覚えていません。紫陽花の咲くバス乗り場でバスを待つ、ということしか覚えていないです。

で、うちの近所に国旗を覚えさせて(少なくとも15年前はソ連の国旗があった)、自分の名前を漢字で書けるようにする、結構子どもからすると厳しそうな幼稚園があります。結構、親世代からは評判がいいようです。でも、うちの長男、次男は2人ともそこには行かせず、すごい緩い幼稚園に通いました。ズボンのポケットがなぜか前についていて、結構間違えて履いていきました。でも、怒られないんだよね。いい幼稚園でした。この幼稚園だったら私も行きたかったです。

でも、その幼稚園を卒園すると、結構な割合で小学校でつまずきます。そうだよなあ、国旗幼稚園は小学校に行っても困らないように調教しているんだもんなあ、のんびり自由奔放だと小学校に行って躓く。。。うちの2人も本当に小学校3、4年くらいまでは苦労してました。で、長男は児童会長になって先生たちとうまくやることに、次男は不登校で徹底抗戦(笑)。どちらも公立小学校に見切りをつけて中学は市外の学校に。独学で勉強して行ったので、塾費用とかかからず良かった。

偏差値的には、長男の行った方の学校の方が高く、とてものびのびやってましたが、次男はいわゆる中堅進学校で、ちょっと大変みたい。今、新聞で、「その宿題必要ですか」的な特集記事があって、中堅進学校はとんでもない量の宿題が出る特徴があるらしく、まあ、そんな感じ。で、次男は宿題をほとんど意味がないものだとブった斬り、やりたい勉強だけをやっている。学校側もさぞかし困ったのだろうが、今は結局それを認めているようで(笑)。

この社会はなんのために子どもに教育しているんだろうか。やっぱり会社に入って歯車として正確に働く人間を大量生産したいためなんだろうか。

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