今はまだまだ人生を語らず

温故知古、古きを訪ねて古きを知る

余計なお世話

2018-02-28 05:01:15 | 洋楽
そんなこと今お付き合いしている友人たちに一切言わない。本当に色々
感謝している。ありがとう。




ヘンリーのこのアルバムを聴くと、いろんな生き方があるなぁと
思う。彼らしいタイトルのアルバムだと思う。

そしてギターもいいけど、ボーカルがまたいい。

余計なお世話。そんなことない。



Band Of Steel

2018-02-27 05:07:37 | リンゴ
おとといのモノラルレコード鑑賞イベントの所感の続き。

クラッシックのレコードやSP盤を聴くための当時の最高のドイツの
機材でロックを聴くと、ビートルズのPPM Gold Monoでさえ迫力が
足りない。一方で大音量でダンスホールなどでかけることを想定した
だろうアメリカ盤のほうがいい音で響いた。そしてアメリカ盤でも、
Vee JeyのほうがCapitolよりもいい音だったのもこれまた不思議。

レコードを再生する機材、環境って本当に大切なんだなあと
つくづく思うも、個人的にはあと数年は整備する余裕がない。
こういったイベントを活用して考察を深めていこう。

ということで、昨日聴いたCD。



中学の時からずっとRingoのBand Of Steelが入っているレコードが
欲しかったが、情報が少なく見つけられなかった。で、ひょんな事から
2016年に日本で初CD化になっていたことをこの間知った。

Guthrie Thomas、なんて読むかも知らなかった。ガスリーね。

これがまたカントリーでなかなか気持ちいい。なんでもRingoが
惚れ込んでメジャーデビュー。特に2作目の本作、偽りの告白には、
Ringo作のBand Of Steelが入っている。1stも聴いてみようかな。

Concert For George

2018-02-26 08:57:18 | ジョージ
昨日は、西ドイツの機材と東ドイツのスピーカーでモノラル音源を堪能。
素晴らしい体験だった。最近、クラッシックのレコードのうんちくを
勉強中と言うこともあり、クラッシックやSP盤を聴くように調整
された機材で鳴るビートルズ初期のモノ盤、色々勉強や考察になった。
続きは明日。で、

Concert For George、ジョージは出てないがカテゴリーはジョージ。

当初は聴くモチベーション低かったが、Side 6をさっと聴いたら
昨日書いた通り熱くなってしまった。

と言うことで、初盤CDと聴き比べ開始。



まずアナログ。相変わらず、USAメイドの盤面にはスレがある。
プレスの品質、何とかならんのかな。アナログの方は軽い音ではなく
私の好きなタイプのライブ盤の音だ。オーディエンス感も感じられ
なかなかの出来。

ジョージのLive In Japanの時、AブロックとBブロックの間に
5メートル強のスタンドマイクを立てて音を拾っていた。
ジョージの場合、クリアだけどもあの宙ぶらりんの透明すぎる
音の印象が残っているからか、好印象。

で、比較にために初盤CD。音がデカイ。そのせいかボーカルや
クラプトンのギターが少し前のめりに浮き出て聴こえる。
映像がないぶん、強調したい部分が浮き出ているのか、なんども観た
映像だからそう聴こえるのか。

再度、アナログに戻る。Side 6のみ。ボリュームをCDの時よりあげる。
ダイナミックレンジが広く、いろんな音が聴こえる。少し音が割れる
寸前ぐらいの箇所があるものの、これはこれでいいんじゃない。


こうやって、大型のブックレット片手に聴くアナログ、イイですね。
今回の付属のブックレットに1991年のジョージの写真が入ってて
それも嬉しい。

でも、初アナログ化とはいえ、もうこの手の再発アナログ盤も要ら
ないかな。それに、やっぱりこれは映像作品かと思うし。

Georgeの魂はほんと私にとっては永遠。
ポール渾身のAll Things Must Pass聴いちゃったら、ジョージの
All Things Must Pass聴かないといかんだろう。本当に世界の
貪欲な指導者たちにも聴いてほしいと私も思うところ。

と言うことで、ジョージ誕はジョージの音で埋まるのであった。

大学受験今日で終わり

2018-02-25 05:31:39 | リンゴ
とりあえず、長男は国立大学の受験。これでいわゆるお勉強は終わる。
これからは自分が人生に必要なものを自分で学ぶことになろう。

しかし、中学受験の時も塾に行かず合格。大学受験も高校の授業だけ
で合格。立派すぎる。パパは全く及ばない。

幼稚園の時に、クラス全員の誕生日を暗記してたな、そう言えば。

反対にパパはあまりロックアーティストの誕生日とか、名言集とかに
興味がもともと薄いタチなので、昨日はまずリンゴのRingoを聴いた。



☆廉価盤UK マト5U/5U

Six O'clockのロングバージョンが聴きたくて、CDを探す。


☆何ゆえGoodnight Viennaに入れるのかわからないけど

何ヶ月前か、ebayでRingoのテスト盤が出ていたが、数万円。買えない
よ、この一曲のために。でもやっぱりアナログ盤で聴きたいSix O'clock、
仕方ないのでブートで。



☆Melvin Records、大好きです

音の良し悪しを聞いてはいけない、ブートですから。

しかし、廉価盤の5U/5Uは素晴らしく音が良かった。随分前に
SNSバッドフィンガー友に教えてもらったものだ。

それとまあ、昨日届いてたConcert For Georgeのアナログを。
アメリカ製。



Side Six、なんかガンダムみたいだけど、この面にポール登場。

ポールのボーカルの気迫がすごく、For You BlueやAll Things
Must Passなんて当時はブートで聴いた時は全くポールのボーカルに
聴こえなかった。もう15年か。クラプトンのギターも本気度が
すごい。

ライブの最後に天井から舞う花びらを探したけど、どこかに
しまったみたいで見付からず。

久々に聴いてみて泣けてしまうほど感動してしまった。いつかこの
ライブのことを書こう。





自分にとってのいいレコ

2018-02-24 05:25:15 | ジョージ
リーズナブルにいい音で聴けるレコ。
自分のチープな環境でもいい音で聴けるレコ。

が自分にとっては重要である。

そう考えると、一番重要な要素は盤質だ。
盤がボロだとお話にならない。

次に概ねこう考えてる。やはり原盤がUK製、原盤はアーティストや録音に
携わった人が監修できた時代の方がいい、そしてスタンパー作成期と
プレス時期はそれにこだわらず、スタンパーとプレスの品質が高い方がよい。

だから私の主観屁理屈で言えば、例えばビートルズの
オリジナルアルバムのステレオを、もっともリーズナブルに
いい音で楽しむには、2EMIのグラモフォンのリムのもので、
盤質が良いものを選べばいいことになる、特に黄黒パーロステレオ
は本当に値段が高いので尚更だ。

しかし、プレスだけに関しては言えば、UKが一番いいとは思わないけども。

もしスタンパーまでUKで作り、日本か西ドイツで1980年代にプレス
したらすごいものができたのだろうか。

プレスという観点だけを見れば、1990年前後ぐらいから、プレスミス
など品質管理の面で問題がある盤が増えた。そして今は本当に
よくない。

そんな思いを抱きながら、Gone TroppoのUK盤を。
ジョージが音楽活動に投げやりだったアルバムだが、スタッフ陣が
すごく丁寧に仕上げている。1991年のジャパンツアーで、Wake Up
My Loveがオープニングだったら最高だ、って勝手にそう思って
いたのを今でも思い出す。




美しい音だ。
でも、見た目はミントな盤でもスクラッチノイズが何箇所か乗る。
あとで、日本盤、西ドイツ盤、ダニーリマスター盤も聴いてみよう。

そう言えば、老舗の長浜ラーメン屋が、築地で最高の素材を仕入れて
東京でお店を出してもダメだったと聞いたことがある。

プレスだけ日本や西ドイツ、これも実はそんな感じになるのかな。

今日、多分Concert For Georgeのアナログ盤が届くけど、ある意味この
LPの音がどう出るかが、新作のアナログ盤を今後も買い続けるかどうかの
試金石になる。

いつになったら終わるのか

2018-02-23 05:07:32 | ビートルズ
チェコ出身の経済学者の本を読んでいる。

お金を得るために働き、働くためにちょっとだけ休み、また働く。
ずっと疲れたまま。消費と成長という一見矛盾していることを可能に
するには働かないといかん、そういう理屈なんだろう。

仕事を持ち、技術を行使し自分を活かすことは幸せの条件だと以前
読んで、残念ながら私にはそれなら幸せになれないかも、って思った。

でも、先の本を読んで、気が楽になった。



得たものを楽しむ。




アメリカ最終プレスのC1を聴いた。C1シリーズを聴くとそれ以前の
スタンパーやマザーを流用していても製盤の差でさらに音が変わると
いうことがわかる。このC1のHey Judeは、昔からHey Judeの
頂点だと思っている。あくまで主観。昨晩も聴き比べた訳ではないし。

17年ほど前、某コンサルファームに転職していたらどういう人生に
なったんだろう。もっと早くこのC1 Hey Judeを楽しめる人生に
なったのか、今と同じか、それともそんなことは経済的には全く
意味をなさないと思い、レコを聴くことをやめていたかもしれない。

ビートルズやメンバーの残した社会的な意味よりも、残した音楽に
触れることに楽しみが見出された今、やっとライブの追っかけや
レコ収集からも卒業できた気がする。もうポールのライブも、レコ収集も
十分やった。

遙かなる河

2018-02-22 04:59:48 | 洋楽


ニルソンの遙かなる河は、名作と言っていいのだろうか。
私にはあまりにも辛すぎて聴くに耐えない。でも年に一度くらい
聴きたくなる。

あのニルソンの美しかったボーカルがボロボロになってしまってる。

ジョンとリンゴは元ビートルズだからなのか、ラッキーだったからか
その後は復活できた。でもニルソンとマルは失われた週末から
抜け出せない。マルはこの後すぐに人生が終わってしまったし、
ニルソンもちょっとだけ頑張ってみたものの、健康を害したままの状態
で1994年に死んでしまった。





UK、US、日本盤で遙かなる河だけを聴いた。UKが一番音がいい気も
したがやはりレコーディング自体が今ひとつでパッとしない。

2009年にクラウス・ボアマンに会った時に、事前準備ができてたら
このアルバムにサイン貰いたかったけど、どこかでクラウスは
このアルバムのセッションは楽しくなかったって言ってた気がした。
そうなんだろうね。



ダニーが目指したもの

2018-02-21 05:00:51 | ジョージ
今日からパソコンでブログを書いている。こりゃあ大変だ。とにかく面倒臭い。

でも、安易に投稿できる今の世の中だ、よく考えない乱暴な意見が次から
次へと飛び交い、炎上、口論。そんな世界から一人抜けてみた。

で、ジョージの誕生日が近いので、ジョージ・ハリスン帝国三昧。本題の
EXTRA TEXTUREは多分だけど「号外」という意味だと思う。



さて、2014年に出たダニーリマスターのCDのこもった音には落胆した。
明らかに失敗作だ。しかし、そのことが全く話題にならなかったのは
売れていない、聴かれていないからだろう。さらにがっかりしたのを
覚えている。1年前に出たリマスターLPとCD、CDの方は
2014年盤と同じ音だった(ボーナストラックはカットされていた)。

しかし、LPの方はこもった音から脱却し、ナチュラルな音だ。
VinylとCDでこんなにも印象が変わるのか。そもそもダニーはVinylで
のリリースを前提にリマスターしたのか?



どちらかというと、リマスターLPは、ジョージが来日中に東芝が
出した初盤CDに近い音だ。


☆右下が東芝1991年CD

私はこの1991年CDも今ひとつだと感じている。それは、中学生の
時に300円で買った日本盤のLPが、エコーが程よくかかり心地よく
聴こえていたからだ。


☆300円で御茶ノ水のユニオンで買ったもの、すでに100回以上聴いておりコスパ抜群


☆日本盤サンプル(PMなし)はレギュラーよりもラウド

で、ずっとUK盤オリジナルもこの日本盤の系統だと思っていたのだが
実際聴いてみたところ、東芝1991年CDに近しいナチュラルな音だった。



そうか、ダニーはこのUK盤を前提にリマスターしたのか。

少し手持ちの帝国を聴いてみたが、

・US、ドイツはエコー系(今まで結構好きだったのだが、ドイツ盤は
ジョージのボーカルや演奏の繊細なところがすべてエコーの裏側に
消えてしまっていて残念な感じ)
・ニュージーランドはUKと同じようなナチュラル系

だった。なるほど、日本盤のRUN-OFFはSW(US盤準拠)、
ニュージー盤はYEX(UK盤準拠)だったし。
昨日のRed RoseはあんなにUKとUSの音が近いのに、
その2年後に出たこのアルバムがこれだけ差が出るのが不思議。

でも、やっぱりエコー系の日本盤LPが一番好ましい音だ。
暇をみつけて日本盤サンプルを使って自作リマスター盤CDを作ってみたい。





風邪をひいてます

2018-02-20 04:55:44 | ポール
風邪でこの数日辛い。人一倍体調管理をしているが、それでも風邪を
ひく。

そんな時はRed Rose。のど飴のように甘いアルバム。



☆WingsロゴがないUK盤、これで良い

このアルバムはロンドンで2ポンドで買った。日本盤も帯が付いてても
3桁。中古レコード屋のヒット作だ。それだけ売れて、それだけ聴かれ、
それだけ売りに出され。

歌は世に連れ、世は歌に連れ。

ポールにとってはそんな程度の作品だと思う。だから未だにSDE化
されていない。

ヘンリーの家に遊びに行った時、このCDにサインをもらおうか迷った。
でも、ポールの写真がない方に貰うことにした。


ヘンリーはやっぱりMy Loveのギターについて何かが降りて来たと
言ってた。この間、オリンピックでの羽生選手を観てて、それを
思い出した。


☆廉価盤

期待していた後発の廉価盤は、綺麗な音だが、線が細い。ボリュームを
あげると迫力は増すが、マト3Uを聴いたあとだと敵わない。


☆どミントなUS初盤

LAで拾ったUS盤。綺麗な音でUK 3Uと曲によっては互角に戦える盤だ。
というか結構似た感じがする。ホワイトアルバムやイエサブが
UKとUSであんなに音が違うというのにたった数年で音が似てくる
というのは不思議な気がする。カッティング用の機材類がこの頃になると
メーカーの癖がなくなってきたのだろうか?


Yellow Submarine Stereo その2

2018-02-19 05:11:07 | ビートルズ
コイコイさんにならって独自レーベルを立ち上げようと思案するも、
風邪が長引き引きこもりでレコを聴くくらいしかできない週末。




昨日は疲れていたのか、東芝赤盤がまともなのか。普通が一番イイと
感じる。昨日聴いたUKもUSもやっぱりぶっ飛びすぎな音だった。
日本盤はリンゴも楽しそうに歌っているし、愛こそがすべてって感じが
する。

オーストラリアの黄色盤はどうだろう。これは高校生の時に山野楽器
で買ったもの。ずっと大切にしている。同時期に出たSGTのオーストラリア
赤盤はついにその時は入手できなかった。



これがまた聴きやすい。音も綺麗で立体感も抜群。切れ味抜群。
しかし日本盤に比べて金属音が大きく馴染んでいない。それをどう
感じるかだが、これも素晴らしい音だ。

最後に東芝黒盤を。


オーストラリア黄色盤の方が半馬身上だ。音の伸びが足りない。
赤盤と比べても音がちょっとだけ密度が薄く、立体感にもかける。

帯なしでいいのでこのタイトルは東芝赤盤がいいかも。