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渡部昇一・上智大学名誉教授が叙勲◆人生観・歴史観に学ぼう◆

2015-04-30 22:34:35 | 日記
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2015年春の叙勲で瑞宝中綬章を受賞された
渡部昇一・上智大学名誉教授(84)に敬意を表して。


就活生もぜひ
渡部昇一教授の本をどれでも一冊読んでみて欲しいなと思います。


それでは当ブログGW特集をどうぞ。



★★★定期更新は★★★

原則週2回(木・日)+増刊で予定です。
もうすぐGW

★★★☆☆☆☆★★☆☆


■「知的生活の方法」と「ドイツ参謀本部」から


tarebonが初めて読んだ渡部昇一教授の本は
「知的生活の方法」(講談社現代新書・初版1976年)です。


父親の本棚にあったものを借りて読んだ記憶があります。
出版当時ベストセラーでした。


同じ頃に出版された「ドイツ参謀本部」(中公新書)も
こちらは兄の本棚にあったものを借りて読みました。



この2冊で渡部昇一教授が有名になったわけですが
教授の専門はあくまで英語学です。


※ちなみにtarebonが自分自身で買った渡部教授の本には
「英文法を撫でる」「講談・英語の歴史」(いずれもPHP新書)など
英語ジャンルの本も多いです。



とにかく渡部昇一を検索すれば
無数のジャンルで、さまざまな本が出版されています。



■就活の「学歴フィルター」で弾かれた人たちこそ(!)



渡部教授の本の中で、特に就活生向けに一番オススメなものを挙げてみますね。


「わたしの人生観・歴史観」(PHP研究所)



※※※※※※

私は戦後、まだ学生数が五百人もいなかった小さな私立大学に入った。明治以来、圧倒的に官立大学が優勢な国で、これという有力な人物をまだ世の中に一人も出していないキリシタンの学校であるから、世間相場の出世ルートとは一切関係がなかった。

そこで考えることは、「これからの人生をどうやって生きるべきか」ということだけであった。

(中略)

上智大学の文学部にいた私には、人生の先のほうは全く見えなかった。そのために人間や人生をあれこれ考える本に牽かれ、また、ルートにのっかっていない人たちの人生に無意識な魅力を感じたのではなかろうか。


多くの人が前途の平坦なルートが見にくいと感じるような時代には、多少のヒントとなり、また共感をうるかもしれない。

※※※※※※
(前掲書まえがきから抜粋)




たとえば就活の「学歴フィルター」で大手企業の書類選考から弾かれたとき、

そこで弾かれたらもう自分はダメなのか?


そんなときにこの本を読むと、単なる精神論ではなく

知的な思考と感情の整理を通していろんなヒントが見えてくると思います。


・・・・・

tarebonはこの本を
・初版(1996年「渡部昇一の人生観・歴史観を高める事典」)
・改訂版(2007年「わたしの人生観・歴史観」)

の2冊持っていますが、初版のほうがイラストが多いので内容が読みやすい気がします。

図書館にもあると思うのでぜひ読んでみてね。

・・・・・


読書のGWに



2015.4.30


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1 コメント

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ホントは大綬章クラス (tarebon)
2015-05-01 20:43:26
昔、某大学で学長を務めたtarebonの親類が旭日重光章を叙勲したことがあります→平成15年以前の旧制度の叙勲なので正式名称は「勲二等旭日重光章」でした。

つまり大学の学長クラス経験者ならだいたい重光章クラスを授章するのが叙勲の内規みたいですね。


ところで今回の渡部教授は瑞宝中綬章、つまり重光章のひとつ下のクラスでした。学長経験のない名誉教授というキャリアから叙されたのだろうと思います。


たしかに叙勲は名誉なことには違いありませんが、

本当はもう一ランク上、重光章クラスこそ渡部教授にふさわしいと思った一人です。

渡部教授が戦後日本の知的生活や自助努力の精神向上に果たした役割は相当なものですから、その功績をもっと称えられていいんじゃないかな~。
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