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8月の就活準備は自己分析から■教育勅語の断絶を学ぶ■

2014-08-06 22:33:10 | 日記
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~日本を意識する8月~

毎年8月は終戦記念日を軸に
日本のアイデンティティが問われる季節です。



日頃から日本を意識する、という思考態度を身に付けることは

仕事がますます国際化していく時代には大切な姿勢だと思います。



就活の自己分析の練習にもなりますので
自分につながる両親や祖父母の時代を学んでみよう。



★★★定期更新は★★★
原則週2回(水・日)+増刊で予定です。
8月にむけてファイト
★★★☆☆☆☆★★☆☆


■戦前の教育が途切れた境目をさぐる。



昭和5年生まれの渡部昇一(上智大学名誉教授)のエピソードから。

※※※※

昭和43年(1968年)にアメリカに客員教授で行った時、私はある大学で教壇に立ってる日本人の若い先生夫妻と知り合いになった。

話しているうちに驚いたことは、太平洋戦争が始まる二年前に日米通商条約の破棄が日本に通告されたこと、開戦数ヶ月前に在米・在英の日本資産が凍結されたこと、さらに石油を含む天然資源の対日輸出が禁じられたのに日本は石油の備蓄が数ヶ月分しかなかったことなど、私なら小学生の頃から知っていることを、その日本人夫妻は全く御存じなかったのである。


それでもアメリカの教壇に立っておられたのだ。年齢は私よりも七、八歳ぐらい若かったと思う。

そのぐらいの年齢の人は、戦前の日本の置かれた状況についての記憶もなく、戦後は全く東京裁判史観のみ教えられて育ったらしいのである。


戦前の日本は邪悪な民族であり、アメリカの占領政策によってようやくまともになったぐらいの知識しか、日本について持っていないのに驚いた。

※※※※
渡部昇一「人生観・歴史観を高める事典」PHP研究所1996年初版まえがきから



渡部昇一の年齢より七、八歳ぐらい若かったとすると
その日本人の先生夫妻は昭和12~13年生まれということが推測できます。



■教育勅語が消えた時期


昭和12~13年生まれということから、もう1つのキーワードを探っていこう。

昭和11年生まれの加地伸行(大阪大学名誉教授)の話から。


※※※※

私は、敗戦のとき、国民学校(今の小学校)三年生であった。もちろん校長による教育勅語の捧読を何度も謹聴した。

もっとも同年八月に敗戦、九月から教育形態が変わりはじめたので、入学したばかりの一年生はおそらく記憶にないであろう。

結局、私たちあるいは一年下の二年生が教育勅語謹聴実体験の最後の世代である。

※※※※
加地伸行「教育勅語とは何か」より~産経新聞社「明治天皇とその時代」2002年収録




渡部昇一(上智大学名誉教授)のエピソードに登場した日本人の先生夫妻は、おそらく教育勅語を学ぶことが無くなり、戦後教育がスタートした第一期生ではなかっただろうか。



“そのぐらいの年齢の人は、戦前の日本の置かれた状況についての記憶もなく、戦後は全く東京裁判史観(戦前の日本は邪悪な民族であり、アメリカの占領政策によってようやくまともになったぐらいの知識)のみ教えられて育ったらしいのである”(渡部昇一)



■昭和一桁を親に持つ世代


さて昭和元年から9年生まれを総称して“昭和一桁世代”という言い方があります。


前述のように、この世代は教育勅語を学んだラストです。
この世代までが、明治以降の日本人の価値観を受け継いできたとも言えるわけです。



この世代は家庭の中で、おそらく無意識のうちに
“教育勅語の道徳的・伝統的な日本の価値観”を子どもに伝えてきたと思われます。
(実はtarebonの両親もこの世代に属します)



tarebonが当ブログで発信しているコンサバティブな価値観の淵源は
こういう両親世代から学んで受け継いだ“日本の価値観”であるかも知れません。



■親を知り祖父母を知ることが自己認識に役にたつ。




長々とした話になりましたが、こういうのがひとつの事例です。


自分はどんな存在なのかを知ろうとしたら
やはり両親のこと、祖父母のことを知るのが一番でしょう。


そしてまた両親や祖父母の時代の価値観・背景も理解してみよう。
こういう興味・関心は本当に大切だと思いますので。


では。

2014.8.6

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