よれよれ日記

谷晃うろうろ雑記

そんなこと砂の器

2018年05月05日 | くうねるあそぶ

ウィークエンドシネマ キネマMで「砂の器」を見た。

泣いてしまった。




最初に映画館で見たのは、1974年に高知を離れて大学に行った年だったと思う。

その内容に驚いて、LPを買い、VHSを買い、松本清張の小説を読み(残念!)

テレビでも見て、私にとって「映画とは砂の器」と言うべき。


最近は家にだれもいないとき、静かさがしみわたるような刻限に動画を鑑賞するようにしている。


デジタルリマスター版を、映画館のスクリーン一杯で見せてもらう。

話の筋は全部知っているのに、涙がこぼれてしまう。


次に何が起こるか知っているのに、こみあげてくるものがある。


映画「砂の器」を観ているのではなく、映画「砂の器」に私が見抜かれている。

父親との関係、生活の在り様、生き方、生まれてきたこと、それでいいのかしら。


1974年に最初に観たときも、何かそんな印象をもった。

40年経って、また見られてしまった。


大団円の舞台での演奏が終わり、
美しい旋律や鳴りやまない拍手ではなく、
ドーンという不協和音がうなって映画全編が終わる。


そんなこと砂の器。




http://www.kinemam.com/movie/o-movie/1411


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5月4日(金)のつぶやき

2018年05月05日 | くうねるあそぶ

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