よれよれ日記

谷晃うろうろ雑記

ニンニクひとかけら

2007年09月10日 | Weblog
 今年の夏は暑かった。今さらながら。

 8月の半ばから体調もすぐれず、ずっと低空飛行を続けている。昼日中、屋外で用事をしていると、体と使う作業でなくても、しばらくすると腕にうっすら塩を吹いている。脱水症で体から失われているのは水分だけではない気がする。何か元気の出るものはないかしら、とドラッグストアで沖縄産のお茶などを物色していた。

 今日、用事のついでによったショッピングセンターの中のラーメン屋に座ると、カウンターに「取り放題のトッピング」としてニンニクのかけらがザルに盛っておいてあった。

 くるみ割り器のようにニンニクのかけらをつぶす道具がおいてある。メニューにある普通の醤油ラーメンを少し食べてから、つぶしたニンニクのかけらを入れてみた。

 最初は少しにおいが付いたかしら、という程度だったがずんずん食べスープをレンゲで飲んでいるうちに、ニンニクの成分が溶け出してきたらしく、段々に別物になってきた。

 スープの味に「角が立つ」という感じがして、最初頼りなかった麺も生き返ったような風味になってきた。

 スープの中に残ったニンニクのかけらはさすがにかじらなかったが、それ以外は完食。

 食べ終わってからも口から胃にかけてジーンと熱を帯びているような感じが続いている。あまり知り合いの人にそばに来てもらいたくはないが、たぶん吐く息がニンニクエキスみたいなことになっているに違いない。

 たったひとかけらでもニンニクはニンニク。おじさん、残暑厳しき折から、少し生き返った心地でございました。医食同源という言葉は、これか、と。

 

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