実家の町内に不幸があり、告別式に参列。
亡くなった婦人は、戦争中に大阪から疎開してきて昭和30年頃に高知で結婚し、私の仕事場で35年間働き、ご主人に先立たれ、定年退職後まもなくガンを患いながく闘病をしてきたと聞く。
七十三年の生涯、残ったのは二人の息子と五人の孫。
一番年下の三歳くらいの孫さんが、白いシャツを着て走り回っていた。
ひとつの風になって。
亡くなった婦人は、戦争中に大阪から疎開してきて昭和30年頃に高知で結婚し、私の仕事場で35年間働き、ご主人に先立たれ、定年退職後まもなくガンを患いながく闘病をしてきたと聞く。
七十三年の生涯、残ったのは二人の息子と五人の孫。
一番年下の三歳くらいの孫さんが、白いシャツを着て走り回っていた。
ひとつの風になって。