峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

コーナン

2010年01月21日 | 
 「コーナン」の箕面萱野店に出かけた。箕面市民病院の近くに2年ほど前にできたという。“新店”であるが、もう長く営業している感じがする。とにかく膨大な量の商品だ。ちょっと寄るつもりが、あれこれ見ているうちに時間が経った。

 北摂では箕面に3店あるのに、池田市にコーナンが1店もない。適当な土地が見つからないからだろう。勝手にそう思っている。

 本店は堺市西区。関西だけでなく、関東にも進出している「DIY商品中心にしたホームセンター」とか。DIYはDo It Yourselfの略。かつて日曜大工用品が主だったようだが、今は扱いもふえている。建築、園芸、家庭用品、消耗品、レジャー、バラェティー…。書籍や文具、おもちゃもある。まさに百貨店。「コーナン」という店名の由来はよく分からないが、漢字の「港南」らしい。

 道路を挟んで1、2号館が並ぶ。コンビニ型というにしては、店内のスペースはたっぷり。無料の駐車場も広い。だから、時間をそう気にせずに、ウロウロする。特に引っ越しの時には、店で何でもそろう。茨木で娘家族が家を転宅したさい、コーナン店に何度も買い出しに行ったのを思い出した。店は違っても、雰囲気は似ている。

 長く時間をかけた割には、買い物の手押しかごはガラガラ。ま、こんなもの。よその方が安くないか。主婦は慎重だ。思案し、商品を元あったところに戻したりする。
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護摩法要

2010年01月20日 | 
 地元では“尊鉢厄神さん”と呼ばれる池田市尊鉢の「釈迦院」。18、19の両日、厄神大祭が行われた。メーンは「採燈護摩」の法要である。長年、約2㌔余の近くに住みながら、初めて見る。ちょうど訪れたのが最終日午後2時の開式の直前。法螺貝(ほらがい)の音が響き渡っていた。

 境内の中ほどに小高い広場。常設の護摩壇である。樹々に囲まれていて、階段を上った本堂脇に向かう。そこからは枝葉がうっそうとしている。様子がよく見える、見通しがいいところはないだろうか。結局、石畳が敷かれた正面付近に、ぐるりと迂回する。すでに大勢の人が立っていた。仲間に入れてもらう。

 広場には注連縄(しめなわ)が張られ、ノボリも。山伏姿の修験者たちが「問答」。法弓作法、法剣作法、斧作法などいろいろな儀式があって、いよいよ点火だ。中央の祭壇前。丸太の井桁が組まれ、ヒバ(桧葉)で覆われ、こんもりしている。柴が準備されているので「柴燈(さいとう)」の字も充てられる。

 火の儀式。災厄も不浄なものもすべて焼き尽くす。護摩が焚かれ始めた。最初は白煙ばかりがもうもうと。やがて、炎が見える。護摩木が投入され、水を掛けたりして、火勢を巧みにコントロールしていた。読経で判別できるのは「般若心経」ぐらい。木魚の代わりに大太鼓。法螺貝の合奏も珍しかった。

 山伏たちはどこから訪れているだろう。普段は平常の日常を送っていて、こういう儀式になると参会する(?)。大半が年配者だ。山岳信仰の流れをくむものだろうか。山伏たちは諸作法をしっかりと演じているようだった。法要はどういうふうになるか、何となく分かったが、知らぬこともいっぱい…
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紅白

2010年01月19日 | 花木
 「ツバキ」は、色や咲き方がいろいろ。ベースは赤(紅)である。写真のツバキはピンクというか、紅白である。白も個性的だか、混ざっている方がいい。ひときわ目立つ。控え目な派手さで、花びらも柔らかそうだ。宝塚市内で撮った。

 ツバキ科。一般にはヤブツバキを指す。日本語の「ツバキ」の語源は諸説あるけれど、葉にちなんだという説が有力。いわく「厚葉樹」「艶葉樹」「強葉樹」。つまり、葉が厚い。葉に艶がある。葉が強い。そんな葉の特性から来たのだと。

 学名は「Camellia japonica」。日本原産。カメリアというチェコ人が欧州に伝えて広まったらしい。英名もCamelliaである。冬から春にかけて咲く。寒い時期、葉が枯れてしまう樹々が多い中で、「椿」の葉は艶やかで元気。古来日本人は葉も愛でてきた。主役は花だと思いつつも、支えている枝葉も立派と見るべきか。
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彫刻像

2010年01月18日 | 
 阪急宝塚線曽根駅前にある彫刻。「平和の呼び笛」というタイトルがつけられている。久しぶりに曽根駅周辺をぶらついて目にとまった。駅周辺はころっと風景が変わっていた。駅が高架になったのは1997年秋。この彫刻はそれ以前の85年3月、豊中市が非核平和都市宣言を記念して設けたという。

 笛を吹いているのは、少年かと思った。そうではなくて少女だった。笛の音にシカ、クマ、ウサギ、アヒルや小鳥など森の動物が集まって寄り添う。そして、おとなしく聞き耳を立てている。まるでメルヘンチックなおとぎ話の世界だ。平和な地球環境の願いを込めた像。彫刻家・吉田叡示氏の作品である。駅近くの通りには、ほかにも動物の彫刻を野外展示している。

 駅前は特に「夢の樹ひろば」と名付けられている。夢は見続けるものだけなのか。なかなか実現しない。
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ロウバイ

2010年01月17日 | 花木
 「蝋梅」(ロウバイ)が咲きかけている。黄色いツボミが膨らみ、まだ開いていない。開き切ってしまうより、このままの状態でいてくれた方がかわいい。ほんのりと香るよう。

 池田市建石町の民家の庭に植えられている。道路沿い、2~3㍍の高さ。かっこよさそうなところを狙おうとしたら、意外に高い。カメラを持つ手を伸ばしてやっと届く。

 梅の花に似ているが、ウメではない。ロウバイ科。蜜蝋の「ロウ」を指し、種別では「素心蝋梅」だという。ツボミの内側も黄色くて、明るい感じがする。

 きょう17日は大学入試センター試験の2日目(最終日)。私立の中学入試もヤマ場を終えた。受験生家庭も本人も大変だった。ウメでもサクラでも、開花の知らせはうれしい。
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ベストを

2010年01月16日 | Weblog
 17日の京都競馬GⅡレース「日経新春杯」(芝2400㍍)。追い切り好走のベストメンバーが、8か月の休み明けをあっさり克服してくれそう。本命に。
ベストメンバー
メイショウベルーガ
トップカミング
サンライズマックス
ゴールデンメイン
× インティライミ
× テイエムプリキュア


 ベストメンバーの戦績は[4-0-0-3]。一見、不安定なようだが、着外は④④⑤着。すべて掲示板に乗り⑤着時は皐月賞だった。どのレースでも目いちで走る。むしろ、堅実派だ。骨折休養時は、牧場で再帰を期し、じっくりと調整してきたという。それが好調教に表れていたのではないか。恐らく、大幅な体重増で出てくる。でも期待したい。ここで無様な競馬をしているようでは、陣営としても春の天皇賞うんぬんなど言えないはずだ。

 対抗はメイショウベルーガ。差し脚が板についてきた。牝馬だが客質を生かすには、これぐらいの距離が向いている。▲充実トップカミングは、やや人気しすぎか。△サンライズマックスはこのコースが得意。

 穴は10歳馬のゴールデンメインとインティライミの底力。テイエムプリキュアはうまく逃げられるかどうかだけ。 
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蒔絵

2010年01月15日 | 
 「蒔絵ボールペン」を買った。蒔絵と称しているけれど、恐らく、本物の蒔絵とは別物だろう。「蒔絵風」あるいは「蒔絵調」と呼ぶべきか。それでも、気に入ったのなら文句はない。支払いをすませると、なおも絵に見惚れている妻にプレゼントした。

 辞書によると、蒔絵は「漆を塗った上に金銀粉または色粉などを蒔(ま)きつけて器物の面に絵模様を表す、日本独自の漆工美術」(広辞苑)。そんなオーバーな技法とも思えない。でも、伝統美の雰囲気のある、なかなかの印刷テクニックだ。絵は「スミレ」の花。「小花がかわいいから…」。いかにも女性向きの仕上げ。6種類ほどあった中から選んだ。

 替え芯をどうするか。「パイレット社製のものがそのまま使えます」と店員。素早い受け答え。すでに同じような質問を何度か受けていたらしい。専門店に持っていけば、替え芯も心配いらない。

 早速、妻はボールペンを使い始めたようだ。今、机の上で春の「スミレ」。本物のスミレの季節はもうすぐだ。

 ≪蒔絵ボールペンは1本税込みで1260円。デザインは花か多く、ヒマワリもあった≫

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プラムディヤの『ゲリラの家族』

2010年01月14日 | インドネシア語
 プラムディヤ・アナンタ・トゥール初期の作品群のひとつ。1950年に発表された(執筆は49年10月ブキット・ドゥリ刑務所)。この作品は「序」でも明らかにしているが、戦争・民族革命闘争が生んだ物語であり、戦争で破壊された1家族の姿である。後の超大作“ブル島4部作”の発表のずっと前になる。

  ◆『ゲリラの家族』Keluarga Gerilya
(Pramoedya Ananta Toer著、押川典昭訳。初版印刷1983年5月、発行めこん株式会社。332頁 )

 [あらすじ] 独立宣言をしたインドネシア。しかし、オランダが再植民地化を図り、ゲリラを含む対決が続く。舞台はそんなゲリラ家族の“3日3晩”を描く。気がふれてきて怒鳴り散らす母親、3人の男兄弟は家に戻らない。戦闘に明け暮れているからだ。残された4人の子供たち(うち1人男子)は、貧しい生活を余儀なくされながら、互いに安否を気遣う。二男は戦死。家族から尊敬されている長兄が、実は自宅からそう離れていない刑務所に捕えられていることが分かる。長兄は家族にあてた長い手紙を託し、処刑される。自宅の火災、狂乱の母、墓前の家族…。

 [設定] 戦死した二男は実の父親と敵・味方に分かれており、政府側に与していた父を殺害してしまうという設定。このあたりは、混乱期にありうる話だったのだろう。精神に異常をきたしながら、信じて帰りを待つ母。そんな母を大事にせよと残った家族に諭す兄。刑務所内と処刑の描写も真に迫っていて実に細かい。作者自らの投獄体験からか。
 かかわり合うオランダ人には、“だます詐欺師の男”と“ちょい悪”でも善良な混血を配している。暗い場面が多い中で、要所々々にほのぼのとした部分もちりばめている。後味が悪くないのは、こうしたところまで配慮した作者の腕なのだろう。

 [ひとこと] 彼女の立った姿は“点のない疑問符?”というのが3カ所も出てくる。主人公の1人、老母のこと。つまり、すでに溌剌さを失い、腰の曲がった歩く様を指している。よほど気に入った表現なのかもしれない。
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スイセンの花

2010年01月13日 | 花木
 小学校の正門わきのスイセン。白い花びらを広げている。うつむき加減で、足元にひっそりと。それも、柵の内側に首をうなだれるように固まって咲いている。そのまま行きすぎるところだった。

 校舎の壁に「祝 創立50周年」の文字。そうなのか。もう、50年になるんだ。私たちが池田に移り住んで35年、いやもっとか。2人の子供がこの小学校に通っていた。池田市立五月丘小学校である。

 OGの長女が母親に。早いもので、子供が今年で茨木市の小学校を巣立つところまできた。もうひとり、OBの話ができぬのは残念。仕方がない。

 それでも順に後の世代が育つ。前途洋々。将来、それぞれ何を目指すのだろうか。
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バンドレック

2010年01月12日 | インドネシア語
 インドネシアのインスタント飲み物である。「Bandrek」(バンドレック)という。これだけで「ジンジャー入りホットドリンク」として通じる。ご丁寧にもクリームが加えられ、氷で冷やしても飲めると説明してある。

 バンドゥンに一時帰郷したインドネシアの留学生からいただいた。裏に絵入りの解説。「Bandrek Krimer J-Mix」というのが商品名だった。湯を注ぐだけ。「天然素材を使用。体を温め、リフレッシュしてくれる飲み物です。涼しいところに保存を」と。

 材料は砂糖(Gula Aren=サトウヤシ、パームシュガー)、しょうが(Jahe)、クリーム(Krimer)、天然香辛料(Rempah-Rempah Alami)。袋の端、金色をした個所に「ここから切る」(Sobek Disini)と小さく書かれている。

 これでも、りっぱな教材に。分からぬ単語は辞書で調べ、味わって飲む。粉は薄茶色。のどにピリッとくる、不思議な感じの“あめ湯”だった。
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