「館蔭の杜」を眺めつ つれづれに

窓外の森を眺めながら時々の想いを綴る

西田中・見松寺のみちしるべ(南無阿弥陀仏)

2015年03月20日 | 日記
住吉神社からおよそ500メートルほど「やまみち」沿いに進むと右手の坂を登った所に見松寺がある。
ここにも「みちしるべ」があるというので探してみた。境内は相当な広さで、彼岸の墓参りの方が沢山おられた。



20分ほど探してようやく見つけることができた。周りの石塔が大きいので、道しるべも大きなものだろうとの先入観で探してしまったが意外と小さく、登りの石段の左側、水汲み場の脇にひっそりと建てられていた。

「南無阿弥陀仏」と彫られた70~80センチの茶色がかった碑だった。



建立時期は文化4丁卯年(1807)十月十七日とあり、200年以上も昔の碑にしては保存状態がよく内容をよく読み取ることができた。

南無阿弥陀仏の 右側に「右ハ山ミち」



左側に「左ハいも沢ミち」



そして下の方には9人の女の子の名前(ひらがな)が彫られていた。


道案内の方角から推察して、元は下の道路の向こう側(今とは逆向き)にあったものではないか、また、保存状態から考えて建物か覆いの中に建てられていたのではないかと思われる。