「館蔭の杜」を眺めつ つれづれに

窓外の森を眺めながら時々の想いを綴る

今度はカモシカの来訪

2020年06月17日 | 日記
 早朝に朝日のまぶしい窓の外を眺めていると、向かいの工事現場に動くものを感じた。
また狸の登場かとカメラを取り出して見るといつもの様子とは違っていた。





狸にしては少し細身に見えたが、先日見た病気の一匹かもしれないと思いながら眺めていると、道路を横断して隣の畑を通り、西の方向にある物置小屋に近づき中を物色するような仕草をしていた。





50メートルほど先の家の犬が気配を感じたのか吠えだすと、警戒するように周りの様子を伺っていたので、こちらを向いた時にシャッターを切ってみていつもの狸とは違うと気が付いた。



顔はほっそりとして目が大きく、2本の角が生えているではないか。
これはカモシカに違いないと一見して思った。

以前から、ここ館蔭の杜に住んでいたのかそれとも山から下りて来たのか分からないが、こんなところにカモシカとは何とも不思議な気さえする。
開発が急なこの近辺、クマと狸と雉は馴染み深いがカモシカは初めてのことで驚きである。

カモシカは、やがて来た造成地の中を通り、前方の新築したばかりの家の脇を降りて姿を消しました。

5分ほどして、朝の散歩帰りのご婦人が遠くの景色を眺めながらゆっくりと通り過ぎていきました。



自然の営みが日々変化していることを感じた朝の一コマでした。

館蔭の杜の風景が変わった

2020年06月08日 | 日記
 数年、毎日眺めている「館蔭の杜」の風景が今年になって大きく変わった。
根白石城址であり、中に伊達政宗の祖母栽松院の墓や旧城主白石三河宗頼の墓、宇佐八幡神社・兎口神舎などがあり、周りを鬱蒼とした杉の林に囲まれて、いかにも古城址の風情のある杜であるが、周囲の杉林がすっかり伐採されてしまい、その風景が一変してしまった。


空堀の周囲の杉林が伐採された現在の杜


4年ほど前の館蔭の杜

 近くの古老の話によると、栽松院の命日 (6月9日)の法事に向けて、周囲を整備しているとのことであるが、それにしては大々的な整備だと思う。
 結果として、城址の特徴としていた土塁と空堀がすっかり見えるようになったことはプラスであるともいえる。

 土塁遠景


 土塁近景・手前は深い空堀

また、旧城主白石三河宗頼の墓を支えるように聳える大きな欅が一本残され、周囲からは何となく見栄えのする新しい景色も生まれたような気もする。


 旧城主の墓石に寄り添って立つ欅

ここ根白石は、最近宅地の造成が顕著でここ2年位の内に数十戸の住宅が増えた。
目の前の雑木林だったところが整地されて近く数個の住宅が建つようだ。


 造成が進む眼下の風景



 1年余り前の風景


 自然が一杯の環境にゆったりと浸って毎日のんびりと過ごしているがこれからだんだん賑やかになって来そうだ。