「館蔭の杜」を眺めつ つれづれに

窓外の森を眺めながら時々の想いを綴る

2016年の夜明け

2016年01月01日 | 日記
2016年、新しい年がスタートした。

初日の出を見ようと中山の高台に向って車を走らせた。
家の周辺は、泉ケ岳から降ろす冷気がチラチラと小雪を舞いらせていた。

根白石バイパスから見る東の空は真青で高く、仙台の方向はオレンジに輝いて、観音様のシルエット上に星がひとつ瞬いて美しかった。



中山の高台には多くの人が東の空を見つめて集まりだして場所を定めるのが難しいほどだった。

6時53分、微かに光る仙台湾の水平線上に太陽が昇り始めた。



低く垂れ込めた雲に覆われているが、海と空をクッキリと浮き上がらせ、黒い雲を朱色に縁取りしながら確実に日が昇り出した。

6時55分、雲の上に丸い姿を現した。



何にも邪魔されずに昇る日出もよいだろうが、雲を突き破って出る太陽は、力強さと躍動感が感じられて印象強かった。



今年1年が、このくらいの穏やかさで過ごされることを念じながら家へと戻ってきた。


家の前は〝館蔭の杜”の杉の木立に囲まれていて初日の出を拝めるのはもう少し先になりそうだ。



杜の中の神社から、ゴォーン と鐘の音が響いてきた。・・・・・・