「館蔭の杜」を眺めつ つれづれに

窓外の森を眺めながら時々の想いを綴る

中山街道と狼石(実沢字戸平)

2015年03月03日 | 日記
根白石から中山イオンへの道は相当な急勾配である。八乙女城跡脇から中山の頂上までは車でもエンジンがあえぐほどである。北山を通り仙台城下へ通ずるこの道は昔「中山街道」と呼ばれ、中でも八乙女城跡のある早坂橋から北中山小学校辺りは「這坂(はいさか)」とさえ呼ばれていたと言われる。


その近く、東北高速道の脇の小高い所に「狼石(おいぬいし)」と言われる所があるので登ってみた。


ジグザクの階段を上った比較的広いところに様々な石碑が環状に並んでいるが、その中に小さな石があり、後ろにその謂われを書いた札が立っていた。村人と傷ついた狼のほのぼのとした物語が綴られていた。





奇しくも小学校の近く、思いやりと善行を奨励する心を和ませてくれるような史跡であった。

振り返って、根白石の方向を眺めると、泉ケ岳がいつにも増して雄大に神々しく見えた。