「館蔭の杜」を眺めつ つれづれに

窓外の森を眺めながら時々の想いを綴る

リンゴの花の狂い咲き

2015年10月27日 | 日記
秋が深まったと思っていた矢先、まだ実の残る庭の「花海棠」に花が咲いていた。



側にあるニシキギが、まだ真っ赤っかな葉を残しているのに・・・5輪ほども花をつけている。



もうひとつ・・・・

「姫リンゴ」の枝にも春と同じようなしっかりとした花が咲いている。



町中にあるお寺の銀杏が黄金色に輝いているのとは対照的で季節が交錯したような気がする。



この頃は、例年に比べて暖かい日が続いたり、ゲリラ豪雨といわれる突然の雨があったりで、木々も季節を見誤ったのではないだろうか。

いずれも、葉を全く見せない「花」だけがひとり、残った果実を背景に誇らしげに咲いている。

しかし、寂しげにも映るのは、観る者の年齢と、確実にやってくる寒い季節のせいだろうか。







馬橋に「歩行者通路」開通

2015年10月05日 | 日記
台風17号に伴う9月10日の豪雨により決壊し、通行不能となっていた七北田川に架かる根白石の「馬橋」が「歩行者・自転車専用通路」として10月3日に仮開通した。

目前の川向こうの町に出るには2キロ近く迂回をせざるを得ない状況だったが3週間ぶりに渡ることができる。


<歩行者道の入口・・・根白石城跡側>

決壊した側から橋の中央付近まで歩道橋のようなものを作って歩けるようにしたものである。


<歩行者道から元の橋の中程へ>  


<川下から仮開通した橋の全景を見る>

 
不通によって何より不便だったのは、小学校への通学であった。

3週間、登下校時に車で迂回して送り迎えをせざるを得なかったことを思うと、大人は勿論、子供にとってもあらためて「橋」の有難味を感じたことであろう。


今日は、開通後初めての登校日である。

子供たちは、久々にお友達と一緒に声を弾ませながら歩いて行った。



道端にはコスモスの花が美しく咲いて、いつの間にか周囲はすっかり秋が深まっていた。



通学路の安全ボランティアの方の見守る中、父兄が同伴しながら子供たちは遊園地にでも出かけるように楽しそうに仮橋を初渡りして行った。




橋の本格開通の目途はたっていないようで、当分の間、車の通行はできず路線バスも通ることができない。

城下町のカギ型の狭い道路に繋がるこの橋は、過去にも建て替えの構想があったというが種々の事情により昔ながらの現在の橋に落ち着いていたようで、災害により俄かに検討することになったものの中々妙案はありそうにない。


あらためて、橋の周辺の状況を見てみた。

川下は、左岸が抉られ川幅が広くなって白く輝いて流れている。



川上は、砂に埋もれた河川敷が川幅の4~5倍にも広がったが今は静かに流れている。



橋から200メートル位上流の河川敷にあった運動公園(ちびっ子広場)は砂丘のように砂に埋もれていて、今朝は老人とこどもが裸足で砂の感触を確かめるように散策しているのが印象的だった。




間もなく冬がやってくる。

一日も早い「橋」の本格復旧が待たれる。