
4月26日(日)は奥多摩の御前山に登る予定でしたが、直前でオキナグサで有名な霧訪山に変更しました。
理由は、はなねこさんのブログで見た“フ○○シハイスミレ”に心を奪われたからであります(^^ゞ
このスミレに会うためには岐阜県まで遠征しなければならないと思っていたので半ば諦めていました。
そのフ○○シハイスミレが、塩尻ICからそれほど遠くない場所で会えると知ってどうしても行ってみたくなりました。
高速料金が1000円のこの日がチャンスです!!
すっかり奥多摩モードだった夫は「“きりとうやま”??それ何処だ~~?」と、初めて耳にする不思議な名前に困惑顔でしたが、山と名の付く所ならどこでもOKなので快く受け入れてくれました。
急な変更のため当日の朝、慌てて行き方が掲載されているHPをプリントしました。
「現地に行けば何とかなるだろう!」と、いつもの悪い癖で充分な調査もしないままの見切り発車です!!
中央道をひた走り、山梨県を抜ける頃には雨がフロントガラスを叩きはじめ、弱いながらもこの雨は終日止むことはありませんでした。
八ヶ岳連峰も南アルプスも山頂部はすっぽり雲の中、かろうじて見える中腹は昨日降ったであろう雪で薄っすら白くなっています。
4月も下旬だというのに、中腹までも新雪に覆われるというのは信じられません。
さて、塩尻ICから登山口までは、案内に従い何とか登山口に辿り着きました。
が…
そこは、目指す「山ノ神自然園」ではありませんでした。
朝、あわてて印刷した案内は小野ルートからのものでした。
(たしか、はなねこさんが歩いたのは山ノ神からの周回コースだったはず…ということは、ここから登って山ノ神に下山するのかな??)
チンプンカンプンのまま出発しようとしましたが、念のため、車の中で準備していた登山者の方に、山ノ神自然園について尋ねてみました。
しかし、この方々も首をかしげ、ネットから探し出したと思われるプリントで確認してくださいましたがよく分からないとのこと。
「よかったら、どうぞ!」とその絵地図をくださいました。
絵地図を見ると、小野登山口と山ノ神登山口は相当離れていて、とても周回できる距離ではありません。
仕方ないので、山ノ神自然園に車で移動することにしました。
絵地図を見ながらようやく「山ノ神自然園」に到着!!
正確な距離はわかりませんが10kmぐらいは走ったと思われます。
絵地図を頂けなかったら絶対にたどり着けなかった『山ノ神自然園」、地図をくださった方に心から感謝です!!
それにしても、雨は引き続き降っています。
暫らく様子を見ていましたが止みそうにないので、雨具を着込んで出発することにしました。
山ノ神自然園は植物の散策コースが整備されていていますが、帰りに立ち寄ることにして、とりあえず林道をまっすぐ進んでいきます。
10分ほどで「たまらずの池」通過
イワボタン
すぐそばにはツルネコノメも咲いていました。
ここから登山道に入ります。
そうなんです!!この娘さんに会いたかったのです^^
葉だけのものがほとんどで、蕾もほんの少しだけ、最初はもうお花が終ったのかと思いましたが、これから花芽が上がってくるものと思われます。
それにしても登山道のいたるところに美しい斑いりの葉が点在しているのですから、花はなくとも咲いている姿を想像するだけで楽しくなります!
イワウチワ
イワイチワも雨にうたれながらしっとりと咲いていました。
カタクリ
カタクリ観賞コースと直登コースに道が分かれていました。
わたしたちはカタクリコースを行きましたが、今日は生憎のお天気なので残念ながらカタクリちゃんもこのように閉じていました。
道が合流すると、霧訪山はすぐです。
霧訪山山頂
山頂からは北アルプスを始めとして、素晴らしい展望が開けているはず…でしたが、今日は雨ですから当然パノラマはありません!
でも、お楽しみのオキナグサはちゃんと咲いていてくれましたよ~~
オキナグサ
これが、自生のオキナグサ(翁草)なのですね~
登山者のほとんどがこの花目当てで登ってきます。
もちろん、このワタシも“オキナグサ”は狙ってましたよ~~
花は閉じたままですが、露を含んだ姿も趣があるものです(^^ゞ
銀色の毛がキラキラ光っていてきれいでした。
風が強く、傘をさしての撮影はなかなか大変です。
その上、続々と登山者がやってくるので撮影も順番待ちでした。
人々でごった返す山頂を後にしました。
すると、足元に小さくかわいいマキノスミレが…
地面に頭をくっつけて撮ってみましたが、地面スレスレに咲くこんなに小さいスミレだとやはりアングルファインダーが欲しいと感じました。
そして、やっとのことで、開花した「フ○○シハイスミレ」に会うことができました。
たった一輪ですがその可愛さといったら言葉では言い表わせません^^;;
アップです
やさしい色ですね~~
ブナ分かれの分岐
大芝山へ1時間20分と書かれています。
大芝山から山ノ神への下山道はあるのかなぁ~?それとも引き返す必要があるのか?、いまひとつ自信がなく、登った道を引き返す選択をしました。
頂いた絵地図にも大芝山ルートは描かれていませんでした。
この道標に「大芝山→山ノ神」と書かれていたなら迷わず大芝ルートを選んだと思いますが、仕方ありません、調査不足でした。反省、反省(^^ゞ
登りでみかけたフ○○シハイスミレの蕾が時間の経過とともに少しは開花しているかもしれないという淡い期待も裏切られ、あっさり山ノ神に戻ってきてしまいました
来週が見ごろかなぁ~~
ヒゲネワチガイソウ
たまらずの池
レンプクソウ
山ノ神自然園を散策しながら駐車場に戻ってきました。
時折、お日様が顔を出すのですが相変わらずパラパラと雨は降り続いています。
こういうの「狐の嫁入り」って言うのでしたっけ??
傘をさすほどではありませんが、コロコロと変わりやすいすっきりしないお天気でした。
駐車場には自然観察員の方が、霧訪山と山麓に咲く植物について説明をしてくださいました。
現在、観光に力を入れ、知名度が決して高いとはいえない霧訪山をより多く知ってほしい様子でした。
すでにオキナグサと展望の山として知れ渡っていると思われますが、その他のシーズンも魅力が隠されているのかもしれませんね!!
帰宅後、はなねこさんのブログを確認すると、当然のごとく大芝経由で下山されていました。
お花ばかりに目が行き、はなねこさんが辿ったルート確認をしなかったことが悔やまれます。うぅぅぅ~~~
でも、憧れのスミレにもオキナグサにも会えたのですから“良し”としましょう!!
帰りには「高ボッチ高原」までドライブしましたが、なんと高原は季節はずれの横殴りの雪です。吹雪とまではいかないまでも、どんどん強まる雪に恐怖を覚え早々に下りました(^^ゞ
今年の天候は本当に変です。
里では開花が早すぎ、標高が少し上がるとまださっぱりといった具合。初夏のような異常高温かと思えば冬に逆戻りしたかのようなこのところの寒さ、
植物たちも戸惑っているのがよくわかります。
連休の後半にもう一度、様子を見に行きたくなりました。
日曜日、雨だったんですね。
私もどなたかの山行録だけで、きちんとした地図を持たず
大芝山ルートがお花が多いと知り、行ってみました。
でも、フイリシハイさんに会えてよかった・・・
5月に入ってからが、見頃かもしれませんね。
天気予報はたしか「晴れ」だったような…
この日、塩尻市のうとう峠の気温は8℃(電光掲示板)山では強風も加わり体感的にはかなり寒かったです。
フイリシハイちゃんは本当にかわゆいですね~~会えて幸せでした。(^-^)v
また行きたいですね~~
明日から少し遠くまで出かけてきます
何下無く拝見したらなんと霧訪山ではありませか。私も行った事はないのですが近くの山ですし、他の方のブログでも紹介されていましたし、まだつぼみの花は私が引き継がせていただきます。(笑)さて何時いこうかな??
では。
お元気でしたでしょうか?
信州にお住まいの森の子さんにとって霧訪山は近くでしたね~!何とも羨ましい限りです。
フイリシハイちゃんは、今ごろ満開になっているころでしょうか?
森の子さんのお便りを楽しみに待っていますね!(^_^)/~
お出でいただきありがとうございました。
詳しくはコメント返してございますが、スミレの写真は
撮ってありません。シクシク。すみません。m(__)mm(__)m
でも葉がまだらのスミレが咲いているのを見た気がします。
大芝山から下山して山ノ神自然園に通じている道があるようです。
先ほど拝見してきました。
あれほど凄い花園を目にしたらスミレのことが吹っ飛んでしまうのも無理ありませんって!!
たくさんの方々に助けられてとても幸運でしたね!このような展開も森の子さんのお人柄なればこそでしょう(^-^)v