tamagoのドイツ滞在記

ドイツ、キールに住んで、体験したことや思ったことを書きとめていくブログです。

パエリアディナー@ラ・バラッカ

2013年12月29日 | スペイン







マドリッドにも少し慣れて、地理がつかめてきました


今晩はパエリアを食べたい!ということで、
パエリアの有名店、ラ・バラッカ( La Barraca )を訪れました。


初めての土地なので、代表的なものをいろいろ試してみたいです


夜8時半からの一番早い予約で、時間の5分ほど前に到着したのですが、
開店前から行列ができていましたよ~

予約のない方は断られていたので、
訪れる際にはぜひ予約をして行ってくださいませ



無事に席に案内されまして、、





まずはサングリアで乾杯!

本当は暑い夏に飲みたいところですが、
パエリアに合わせるなら…と、定番を選んでしまいました。


店内はもっとにぎやかな感じ、というか
ワイワイガヤガヤしているのかと思っていたのですが、
店員さんも礼儀正しくて、落ち着けるレストランでした。









前菜でオーダーしたマッシュルームのグリルとトルティーヤ(スペイン風オムレツ)。

スペイン料理は味が濃いイメージだったのですが、
今までいただいた料理は繊細な味付けが多いような気がします。

テーブルで自由に取り分けられるのも気軽で良いです


左端に写っているのは、クリームチーズにガーリックが混ぜられている感じのものです。

何にでもよく合って、とにかく食欲を刺激する味!

パンにつけたり、トルティーヤにのせたり、、
ドイツに帰ったら作ってみましょう。。






メインの海の幸のパエリアです


エビ2種類、イカ、タラ、ムール貝、アサリ、野菜類が入っています。

店員さんが取り分けてくれました。


お米がかためなのかな…?と思っていたところ、
日本の白米に近い品種で、ふっくら炊いてありました。

魚介や野菜の出汁がよくきいていて、とても口に合いました。



食事の後、夜10時ごろ街を歩いて帰ったのですが、
人出も多く、イルミネーションがとても華やかでした。

旅行に来る前は、かなり治安を心配していましたが、
観光地を普通に歩くぶんには
そこまで危ないこともないのかなという実感です。


気を緩めずに、でも楽しんで過ごしたいと思います




マドリッド到着

2013年12月28日 | スペイン





スペインの首都マドリッドに来ています






フライト前、デュッセルドルフ空港内。
ホリデームードいっぱいです。


スペインに降り立った最初の感想は、「明るい」ということ!

冬季ですが、日光が暖かく、景色が鮮明に感じました。



一番上の写真は、国立考古学博物館裏の「発見の庭」。

写真には写ってませんが、
コロンブスのいわゆる「新大陸発見」の業績にちなんだモニュメントがあり、
近くの交差点(コロン広場)には彼の像が建てられていました。


初日は街をゆっくり歩いてみました。






スペインの代表的な皮革ブランド、ロエベのショーウインドウ。

このパンダ、機械仕掛けで手に持ったバッグを揺らしているのですが、
通りがかりの人が惹きつけられる様子は、まさにルアーフィッシング。


中心街から少し北東の方向に外れたこの地域(サラマンカ地区)には、
セラーノ通りを中心に有名なブランドのお店がずらり。






普通のスーパーマーケットの様子。

野菜や果物の種類が豊富です。






生ハムも、まるまる一本!で並んでいます。






ホテルにミニキッチンが付いていたので、
ちょこちょこ食材を買って並べてみました。

こちらでは、レストランの営業時間が夜は8時半や9時からなので、
部屋食ができると助かります。



冬至にクリスマス気分

2013年12月21日 | 生活





今日、12月21日は冬至でした。


日の出が8時39分、日の入りが16時22分、日の長さは7時間43分とのこと。


まだまだ暗い冬は長く続くけれど、
これで峠は越したと思うとほっとします


写真のカボチャは大家さんからのいただきものです。

お庭で育てたものだそう!しかも甘くてほっくりの栗カボチャ!!

大喜びして、いろいろ料理しました。






お昼にかぼちゃのポタージュ。

ペーストにしたカボチャを牛乳、生クリーム、野菜出汁でのばして作りました。

表面の生クリームは少し泡立てて、カプチーノ仕立てっぽく。






定番の煮物は常備菜に。

栗カボチャを使うと、ほくほくした仕上がりになって最高です






カボチャのロースト。

藤野真紀子さんのレシピです。

本当はローズマリーの枝で香りづけをするのですが、買い忘れてしまい、
ドライハーブになってしまいました。。



さて、タイトルがなぜクリスマス気分かというと、
ポタージュやローストといったハイカラな料理に加えて、
ローストチキンが食卓にのぼったからです。






こちらでは手ごろな値段で丸どりが手に入ります。

クリスマスシーズンは種類も豊富に出そろうのですが、
昨日買い物に行ったとき、燻製のものが売られているのを見つけ、
興味をひかれたのでした。

下味がつけられているので、ローストするだけでOKです。






土曜で夫も在宅だったので、お昼に焼いてみました。

じゃがいもも一緒にローストすると美味しいですよね

燻製の香りがただよって、お肉もしっとりでした。






夜には、あまった鶏の身をほぐしてチキンクリームソースに。

これも藤野真紀子さんの料理本を参考にしました。

もっとソースがトロリとするはずが、固めになってしまいました;


シチリア風の焼きパスタだそうで、
茹で上げたカッペリーニを卵、粉チーズ、バターとからめて
パンケーキのように焼いています。

ホールケーキのように切り分けて食べます。



ポタージュ、ローストチキン、ケーキ(えっ)、、ほらクリスマス気分






日が短いと一日がとても速く過ぎていきますが、思わぬ恩恵も。


月が夜空へのぼっていく様子が窓からよく見えるのです。

夏場の暗くなる時間には、月は既に高いところにありますが、
今の時期は椅子に座るとちょうど月が窓のフレームに収まります。


早い時間に夕食にして、月を見ながら会話するのはなかなか良いものです。





クロイツカムのシュトーレンとクルミのはなし

2013年12月18日 | 料理、食材、レシピ









クロイツカムのシュトーレン。

ドライフルーツがぎっしりです


写真で大きさがわかるでしょうか?
大人の指先からひじくらいまでの長さがあります。


クロイツカムは、バウムクーヘンで有名なドレスデンの菓子店

老舗だけあって、さすがの美味しさです。


デュッセルドルフのハイネマンのシュトーレンと比べてみると、
ハイネマンのものは普通のお砂糖がまぶしつけてありますが、
クロイツカム製は粉砂糖ですね。

じゃりじゃり感が少なくて、私はクロイツカムのほうが好みでした。



こちらに来てから、ナッツ類やドライフルーツをよく食べるようになりました。


そういえば、ナッツのひとつ、クルミは
伝統的でとてもノスタルジックな食べ物だとみなされていているのだそう。

テレビニュースで、クルミの良さを見直そうという特集が組まれていました。


栄養面でとても優れていることやお洒落な調理法などが紹介されていましたが、

カメラの前の試食コーナーで、老若男女が殻を割ったクルミをほおばって
「なつかしーい!」なんて言い合っているのをみると、思わず笑ってしまいました

きっと温かく幸せな記憶がつまっているような感じがするのではないかな。


12月は、クルミやクルミ割り人形があちらこちらにデコレーションされて、
クリスマスシーズンの雰囲気に一役かっています。


バレエの『くるみ割り人形』もクリスマスの定番の催しですね。
キラキラしていて、夢がいっぱいの舞台で大好き!

ちなみにグリム童話のなかには、
めんどりがクルミを喉につまらせてしまうお話があるのですよ…







ナッツやクルミを使ったパンが美味しいお店にも行ってみたので、
また今度ブログにアップしようと思います。


クリスマスまでは穏やかな天気が続くそうで、ほっとしています。

今のうちにクリスマスマーケットめぐりをしておこうかと思っています。


かぼちゃコロッケと馬鈴薯こもごも

2013年12月15日 | 料理、食材、レシピ


 



冬至が近づいてきました

(ここでは21日が一番日が短くなるはずです。)


冬至といえば柚子湯やかぼちゃ!というわけで、
最近ヒットだったかぼちゃメニューのレシピを載せてみます






かぼちゃとじゃがいものコロッケ

パニエ(細かい洋風パン粉)を衣にしたクロケット風です。


茹でたかぼちゃとジャガイモを半々でつぶしたら牛乳を少し入れて、
ツナとみじん切りにした玉ねぎを炒めたものを混ぜ合わせ
生地をひとくち大に丸め、パニエをまぶしつけます。

その後、ひとつひとつにオイルをスプレーしてオーブンに入れます。


油で揚げても良いのですが、カロリーを意識してオーブン焼きにしました。



※焼き立てはとても柔らかいので、少し冷まして衣がしっかりしたら盛り付けます。



味のバランスが良くて大好き!

かぼちゃの甘みとじゃがいものホクホク感、ツナのコクがちょうど良い塩梅です。

かぼちゃだけ、じゃがいもだけでは、この感じが出せないのです。


フランケンワインに合わせると、ぴったりですよ  本当は白ワインだけれども…。


何かつけるならケチャップが合うと思いますが、お好みでソースやお醤油でも。

…夫よ、せっかくヘルシーな揚げないコロッケにしたのだから、

マヨネーズをかけのてしまうのはどうかしらねえ。。








じゃがいもをマッシュするもの、

コロッケやポテトサラダといった料理はとても好きなのですが、

けっこう手間がかかる割に、食卓では地味な存在になりがちな気がします。

おかずのメインになれず脇役に甘んじる、、といいましょうか。


写真の日も献立を少々考え、定番のきゃべつの千切りとの組み合わせはやめて、

しょうが焼きも一緒に盛り合わせました。


同じ揚げ物でも、カツレツだったら事情が違うと思いますが、

コロッケの日の献立って、なかなか難しい。。



ポテトサラダを作るときも、

付け合せにすると、なんだかお弁当のような感じがするし、

かといってこれを中心にするのもやりづらい、、と思います。


大きなサイズの個性的な器を手に入れたら、

どーんと盛ってみると良いかもしれません。



間に合わせの食器での限界が見え始めたこの頃、

ドイツで素敵な器をさがしてみましょう


冬の嵐

2013年12月06日 | 生活












今朝デュッセルドルフでは吹雪になりましたよ~

午後には雪もやみ、ほっとしました

暴風雨というと熱帯性低気圧や春一番が浮かびますが、
冬のドイツではオルカーン(Orkan)と呼ばれる嵐が北からやってきます。

今回は北海方面から嵐が来たので、ハンブルクやズィルト島の辺りが大荒れになっている模様。

盛んにニュースで各地の様子が放映されています。


台風とは逆に、オルカーンが来るとぐっと気温が下がります

関東育ちの身にとっては、冬将軍という言葉にはいまいちピンときませんでしたが、
ここへきて俄然、ああこういうものであったか…と実感がもてます。






北風の擬人化といえば、断然これ!

『北風小僧の寒太郎』(作詞:井出隆夫、作編曲:福田和禾子)です。

最初に『みんなのうた』に登場したときには堺正章さん、
82年からは北島三郎さんが歌うバージョンも加わって親しまれているそうです。


明るい調子の歌ですが、聞いているとなんだか家族が恋しくなったを覚えています。

おそらく、「ひとり旅」や「寒うござんす」、
「ひゅるるるるるーん」といった歌詞が印象的で、
さびしいような切ないような気分になったのでしょうね。


アンパンマンの寒太郎だったら、仲間に囲まれているから大丈夫。







そういえば、グリム童話は子供向けのお話が集められているのかと思いきや、
ほのぼのした童話やためになる教訓譚という色合いは思いのほか薄く、
寒さをどうやり過ごすか、お腹をどういっぱいにするかという2点が切実な問題となっていることが印象に残っています。

暖房のきいた屋内で本を読んでも半分も分からないのかもしれませんが、北国の環境の厳しさですね。。


週末にかけては天気も回復し少し暖かくなるとのこと、
早く晴れ間が見られますように。






ささやかながらデコレーション

2013年12月05日 | 生活






街はクリスマス仕様。

電飾を飾りつけしているお宅もちらほら見受けられます。

リースやキャンドル、ツリー用のあれやこれや、お店には可愛らしいデコレーション用品がたくさん!


ささやかですが、我が家にもクリスマスムードを取り入れています






リビングにオーナメントをひとつ。

10センチくらいのもので、なかに鈴があり揺れるといい音が。。









ドアにはリースを飾りました。

通るたびに温かい気持ちになります



この写真を撮ったのは、時計で分かるように午前11時半過ぎです。

この光、じつは朝焼けのなごりなのです。

朝8時過ぎに外が明るくなり、晴れていれば朝9時ごろから強い光線が射します。


北国の冬、特有の光です。


12月のあれこれ

2013年12月03日 | 生活





デパート内、菓子店ハイネマンのコーナー。






こちらはハイネマン路面店のショーウィンドウ。

華やかなクリスマスムードが高まります。



さて、今年もいよいよ12月となりました。


ドイツ生活にもだんだんとなじみ、落ち着いて過ごせたように思います。

おかげで最近は気力体力が充実しています

昨年の今頃は、あまりの日の短さ、日光の少なさにおびえていましたから


年末に向けて、穏やかに過ごせたらと思います。








デパートのクリスマスコーナー。

街にはクリスマスマーケットがたち、外出するのが楽しくなります。



年末年始はスペインに行く予定です。

長らく訪れたいと思っていた場所だけに、巡礼のような気持ちです。