tamagoのドイツ滞在記

ドイツ、キールに住んで、体験したことや思ったことを書きとめていくブログです。

イタリア、ピエモンテ旅行 トリノ~ミラノ万博 2015年10月

2015年10月28日 | イタリア





さて、トリノまでやって来ました
今までは小さな町、村を巡っていたので、都会に来たという気がします。

遠くに見えるのは、大山阿夫利、、ではなくてアルプス山脈です。










様々な時代の建築物が混在していますが、
街が碁盤目のようになっているところや、美しい回廊が多いところからは近代の香りがします。







トリノ近郊はチョコレートが有名で、お店もたくさん!

道を歩いていたら見知らぬおじさまに話しかけられ、、
ここが今最もアツいチョコレートのお店なのだと教えてもらいました。。

グイド・ゴビーノ。
何種類か購入して試してみたのですが、口どけがなめらかでとっても美味しい

何でも、彼は市の観光課で働いているのだそう。
地図を見ていた外国人?観光客?の私たちを見て教えてあげたくなったのかな。
ちょっとびっくりしたけれど、O・MO・TE・NA・SHIでしょうか。
おじさまグッジョブ










トリノからは、ミラノ・エキスポにも行ってきました。
万博会場前には、駅が特設されていました。







入場してみましょう!
食がテーマのエキスポだけあって、野菜や果物などの食べ物でできたモニュメントが。







ここは目抜き通り。
両脇に各国のパビリオンが並んでいます。







スペイン館に、、







こちらはブラジル館。
ネットが張ってあって、来場者はその上を移動します。







ロシア館は鏡の演出がダイナミックです!







スロバキア館には巨大な顔がありまして、皆写真に収めていました。







とても評判だという日本館。

本日は5時間待ち。
日本のものやことが人気と聞くと、とても嬉しいです






巨大な蒸籠、、ではないみたい。







民族衣装のファッションショーが行われていたり。。







夕刻、そろそろ帰ろうかという頃、やおら辺りが騒がしくなってきました。
ロープが張り巡らされて人の流れが制限され、報道陣も集まってきています。

隣がアラブ首長国連邦のパビリオンだったので、もしかして王族が見えたりするのかしら…?
ドキドキワクワク…。







スーツを着た団体が歩いてきました。


? えっ…


?? うーん…


??? 何のグループかな…


!!!! あっ! 


   ホンダ選手 !!!!! 



ということは、サッカークラブチームのACミランだ~







レストランに入る本田選手がちらっと写っていますね。

サッカーには疎いのであまり詳しくは存じませんが、最近は辛抱を強いられる場面も多いとか。。
心の中で声援を送りました。








〈おまけ〉







マクドナルド社がエキスポに協賛していて、イタリア国内で販売しているメニューです。

ブランド牛、キアニーナ種を使用しているハンバーガー。
…Schmeckt gut?





イタリア、ピエモンテ旅行 アルバ 2015年10月

2015年10月25日 | イタリア





白トリュフ見本市の会場入り口。



イタリア、ピエモンテ旅行の続きです


アルバには2泊しました。
普段はとても静かな街だそうですが、今時分は目玉のトリュフ祭りに加えて
中世祭りや市の開催が重なり、たいへんなにぎわいでした!







広場や道にはメルカートがたくさん出ています。
車の進入ができなくなってしまうので、近郊に住んでいる人には難儀なのだそうな。。

アルバにはスーパーが少ないので、ここで果物等を仕入れました。
完熟したブドウがとても美味しかった。







中央広場では、中世祭りの準備が進められています。







さあ、アルバのスペシャリテ、白トリュフの見本市に入場してみましょう

すごい人出です!ブースがたくさん並んでいます。










白トリュフ、黒トリュフ、灰トリュフ(そんなのも!)、トリュフ製品、
地域の特産品が並んでいます。

ただようトリュフの香り。。


奥に進むと、ピエモンテワインのコーナーがあります。
入り口でグラス2杯分の試飲が含まれているチケットを購入したのですが、
会場内にもレジがあって、ここでもワインチケットを単品で買うことができます。

試飲込みのチケットだと飲めるワインが限られてしまうので、
飲んでみたいメーカーがある場合には、後からチケットを購入したほうが良いかも。










会場の外にも専門店の屋台がたくさん出ています。







地産のポルチーニやヘーゼルナッツ、栗などもよく売られています。
あとはサラミや乳製品も、、目移りしてしまいます。









リストランテ、ピアッツァ・ドゥオーモにて。



好きな食べ物は?と聞かれて「トリュフ」なんて言えません…

年を重ねたら、「トリュフかけご飯」くらいは言ってみたいものです。
いまは、そうですね、、「大根おろし」や「かしわご飯」でしょうか。







別の食事処にて、名物パスタ、タヤリンの白トリュフがけ。
トリュフの香りもさることながら、バターの香りが馥郁と立ちのぼります。

イタリア料理と言えばオリーブオイルのイメージが強いですが、
北イタリアでは酪農が盛んで、オイルの代わりにバターが使われるものが多いのです。

アルプス山脈がすぐそこまで迫っていて、ちょっと行けばスイスやフランスですからね、納得納得。


それにしても、

おいしい~  おいしい~  おいしい~



ランゲの丘に感動がこだまします。

素材は新鮮そのものだし、都市部までいってしまうと
なかなかバローロ煮込みやバローロリゾットといった料理は食べられないし、、
素朴なお料理がどれも味わい深い。。

鳥の巣のヒナのように、運ばれてくるお皿を待つのでした。











中世祭りも始まります。
祝祭の子豚が調理され、饗されています。







ビールやワインの入った樽も次々に運び込まれます。







お祭りのスタッフや地元の店員さんは中世風のいでたち。

弓矢を使った射的のようなイベントやサラミダーツ当てなんていうものもあります。







これ、何だか分かりますか?
ボトルフィッシングというのだそうです。







名前の通り、竿を使ってワインボトルを釣るゲーム。

1ユーロを支払ってゲームに参加します。
糸の先が金属の輪になっていて、その輪をボトルの口に通すと景品としてそのワインがもらえます。







こういうものが好きな夫が先にやってみると、、あ、入った!

…喜んだのもつかの間、予行練習タイムでのことだったので、成功ならず。
3分の練習時間の後、同じく3分の本番が始まります。

中央の台に乗ったおじさんが、砂時計で時間を測り「いったん竿あげ!」、「始め!」と威勢よく声をかけます。


やってみると結構トリッキーで、輪がぐるぐると回転してしまい、なかなか嵌りません。







結局、一緒に参加した私がなぜか釣れてしまい…。
偶然に輪がひっかかって、そこからするすると。。

周りの人から、ブラービブラービ称えられました。 ちょっと恥ずかしい;

このお祭りのために詰められているワインだそうですよ







街中には、ワインショップも充実していました。







気になって入ってみたショップ。
水牛のチーズや加工製品を販売しているお店です。

モッツァレラ・ブラータやパストラミなど各種をテイクアウトしていただきました。
とても美味しかった。

ピエモンテ州、カラーリオ(Caraglio)の特産で、トリノ、サンレモ、クーネオにも支店があるようです。
“Moris”という名前です。






イタリア、ピエモンテ旅行 ワイナリー巡り 2015年10月 

2015年10月24日 | イタリア





10月のイタリア旅行は、こんな感じの構成になっていました。

1、ピエモンテのワイナリー巡り
2、アルバのトリュフ祭り
3、トリノ~ミラノ万博


事前にハイヤーを手配しておいて、
まずはミラノから、バローロやバルバレスコといった地方へ

数年前から温めていた企画だったので、旅行が実現して嬉しい!







バローロ村の一角。







ちょうど葡萄の収穫が終わった時期だったので、至るところに果汁を絞ったあとの皮が積まれていました。







ボルゴーニョの醸造所。
施設にワインショップが併設されていて、気軽に入れます。










マルケージの醸造所内部。
予約していくと、とても素敵な女性が案内してくれました。






お昼は郷土料理をワインとともに。
写真は、スペシャリテのチーズをつまみながらバローロリゾットを待っている図です。

せっかくなら、もう少し良いワインを頼んでも良かったかな…?








ワインの試飲ができるエノテカ♪




ひとつ、反省点をメモしておこうと思います。

最初のうち、こちらの好みをはっきりと伝えることに気後れしてしまいがちでした。
たとえばワインショップの店員さんやソムリエの方を前にして、勧めてもらったものがぴんとこなかったり、
いくつか試飲をしていろいろ説明をしてもらった後に「さあどれを選ぶ?」となったとき、
うーん、、なかなか「もっと良いものをくれ」とはね、、言えないの…。


成熟の度合いや味の好みなども、はたして私の表現が適切なものなのか自信がいまいちだったりして、
押しの強い言葉には、何も知らないふりをしてしまったり。。

プロフェッショナルな方々に教えてもらうことは本当に多くて、とても有り難いことなのだけれど、
好きだからここまで来たわけなのだし、まったくの無知を通すのもやっぱり違うのかな。。

もう少し自己主張をしても良いのかもしれない、そう思い直して旅の後半は頑張りましたよ~



味の傾向のしっかりしたキャンティやブルネッロに対して、バローロは掴みどころがないような気がしていたのですが、
いろいろ飲んでみて、この感覚は合っていたような…?と朧げながら思えたことも収穫でした。










この辺りに一泊して、朝起きてみるとピエモンテ名物の霧深い景色が広がっていました。





帰宅しました。

2015年10月23日 | イタリア





我が家は落ち着くな~、なんてね。








父から貰ったバッグをたずさえて、







イタリア、ピエモンテ地方に行ってきました。

紅葉が始まったところで、田舎へ足を延ばしてみると葡萄畑がとても綺麗でした。










いろいろ面白いことがありましたよ

月曜からまたドイツ語漬けの毎日が始まります。
週末のうちに、記事にできるかな。

教室の風景

2015年10月09日 | 生活









その名も可愛いスノーベリー。群生していると、本当に雪が積もったように見えます。



新しい語学学校が始まりました。

生徒17名のうち12名がシリア出身でした。時勢ですね。。
まだそこまで知り合いになったわけではありませんが、
比較的高い教育を受けていたり、安定した職についていた人が多そう。
いわゆる「難民」というイメージではないです。
半年~1年前からドイツにいて、ドイツ語の学習もかなり進んでいる人もいます。

2年前、デュッセルドルフの語学学校でもシリアからのクラスメイトがやはり何人かいましたが、
脳外科医や弁護士をされていたりで、随分優秀な人たちがこちらに来ているのだなあと感じたものでした。

彼らから国内情勢が大変だということを聞き及んでいましたが、今のような事態になるとは想像していませんでした…。


そんなこんなでアラビア語が飛び交う教室ですが、年の近い人が多いせいか、何とかうまくやっています。

日本人の名前は珍しいので、「ハロー、○○!」「○○!」とよく声をかけられます。
私も声をかけ返してみるのですが、アラビア系の名前はもちろん、ヨーロッパ系の名前も私にとっては馴染みが薄く、
覚えるのも一苦労ですし、微妙な発音が違っていたり、できなかったり。。
そういうのも笑って許容してくれて、優しいね皆。
ユダヤ系の名前にアフリカ系の名前、友達の名前をすらすら言えるようになるのが一番の頑張りどころかな。。


第一週を通い終え、明日は待ちに待った週末。
はぁ~、明日は少し寝坊しよ~



入浴グッズ

2015年10月03日 | 美容と健康








外はもう寒いですねー。


今日はドイツの東西統一記念日。
25周年という節目の年なので、各地で大々的に記念式典が行われています。

部屋の模様替えや洗濯などをしながら、テレビで中継を見ています

こっち(というより、おそらくは日本以外の国はほとんど…?)は愛国心をストレートに表現しますね~
この四半世紀がいかに素晴らしいものであったかを、人々が繰り返しアピールしています。

“Wir sind Deutsche!!”(我々はドイツ人!)が合言葉。





さあさあ、話を戻して、
寒くて体が冷えたな~と思ったら、お風呂で温まるのが楽しみになります。





ああ、写真がブレブレです;

少し前までは、クナイプのボディウォッシュを使っていました。
真ん中の赤いチューブです。
夏限定の商品で、「スイカ」

自然派メーカーなのに良いの?ってくらいのはじける香りがたまりません。
ドイツ語でスイカは“Wassermelone”。
“Wasser”(=水)、“Melone”(=メロン)というだけあって、完全にメロンの香り。
ジェルの色もパッケージと同じく蛍光レッドにパール粒子入りで、思いっきり鮮烈なの!(笑)
オーガニックっぽさは微塵も感じられませんが、夏の残り香のようで気に入っていたのです


今はヴェレダのアーモンドクリーミーウォッシュが加わっています。
(リンクをクリックすると、ヴェレダのページに移ります。)
写真左側のピンクのもの。
これは敏感肌仕様で保湿に重点がおかれ、全く泡立ちません。

でも良いんです、これで。
冬の乾燥にそろそろ備えないといけないので…!


冬の空気は一般的にドイツよりも日本のほうが乾燥します。
ドイツでは静電気をあまり気にしなくて良いのが有り難いところだったりするのですが、
何といってもめちゃくちゃ硬質の水が負担、、あとは気温が低いこと。

油断していると、すぐに肌がカピカピになってしまいます。


こちらで乾燥に悩んでいる方がいたら、ぜひ洗いすぎないようにしてくださいね。
お湯につかるのと保湿を両立するのには気をつかいますが、
肌がもう大変!というときには、ph補正効果のあるボディミルクをたっぷりめにお湯に混ぜるという奥の手もあります。
バスタブの掃除は大変になるけれど、とても効果的です。


最後に写真右側、クナイプのバスソルト。
体が温まるのと、香りでリラックスできます。

この種類は日本では発売されていないみたいですね。
“Träume schön”、、、日本語に訳すと、「いい夢見ろよ」







何度見ても笑ってしまう…。




10月のあれこれ

2015年10月01日 | 生活





窓から差し込む陽光が少しずつ長くなっていく。





よく晴れたある日。



10月、日が短くなったのがはっきりと分かります。


10月1日、キールの日の出時刻は7時21分。
日の入り時刻は18時57分。

夏は22時過ぎまで明るさが感じられたのですが、
今では20時にはもう真っ暗になります。






スーパームーンの日に撮影してみたのですが、この写真で伝わるか…、、

昇る月と、造船所です。



日が短くなると、語学クラスの帰りに満天の星空が見えます。
空いっぱいの煌めきに毎度毎度目を瞠ってしまいます。


そうそう、今の時期はカシオペア座がとてもよく見えます。
( w ←こういうかたちの。)

この星座の2線を下に延長して、その交差点と中央の星の距離を上に×5延ばすと
北極星を見つけることができると、むかし学校で習ったように記憶しています。

地球の自転軸の関係で、北極星はその名の通りほとんど真北に位置し、
ほとんど動かない(ように見える)ので、羅針盤の技術が発達するまで
船乗りたちにとっては方角を特定するための重要な目印だったというあれです。


…上を見上げながら歩いていると、おっとっとー!と転びそうになります。
車通りがほとんどないからできるのですね






サプライズというのかな…?夫からのチョコレートケーキの贈り物。
とても繊細で凝っていて、美味しかった。



ここのところ、心配事や厄介だなと思っていたことが片づき始め、
ひと息ついた感があります。

あとは隣人の無事を祈るのみ…!

語学クラスの席も参加OKとの連絡を貰いました。
もうすぐ授業が始まりますよ~


外に注意が行きがちですが、優しい気遣いをしてくれる夫に感謝。
今年の抱負、健康で仲良くです。





…てへへ。