tamagoのドイツ滞在記

ドイツ、キールに住んで、体験したことや思ったことを書きとめていくブログです。

ヴェローナ 2017年7月23日~24日

2017年08月03日 | イタリア




ジュリエットの家、中庭。


ヴェローナを訪れた目的は、アリーナでの野外オペラでした







雰囲気としては、薪能に近いでしょうか。
お祭りに近い感覚です。

純粋にオペラを鑑賞したいという人は少ない、、のかも。
けっこう皆さんはっちゃけていて、カブキモノがたくさんいました~

良い席のお姉さま方はイケイケの人が多くて、きゃー!! ( ・∀・)イイ!!
紳士方も服装・態度ともに変人面白い人がいますね~

レッドカーペットバトル好きなもので、、
こういうのが間近で見られて、すっごく楽しかったです






カーテンコールにて。



噂のフューチャリスティックな『アイーダ』。

正確にいえば、レトロ・フューチャリスティックか。
光ものを多用する60年代のイメージです。

突飛すぎる演出はどうなの、、?という意見も聞かれますが、
キーピースをきっかけに、在りし日が蘇る、という演出のなかでは、
そう違和感のあるものでもなかったと思います。

この演出、有名どころだと、映画では『タイタニック』、ミュージカルでは『オペラ座の怪人』ね。。

初演版の『アイーダ』と比べると、もしかするとパラレルワールド的な演出がなされているのかもしれません。












観劇の前には、何を食べるのが良いのか、、?
オペラは夜12時過ぎまで続くので、満腹になると眠気に襲われることが予想されます。


ヴェローナの郷土料理は重めのものが多い、、ということで、
シーフードが得意そうなレストランに行ってみました。

レストランのウェブサイトを見て、直感で予約しました。







突き出しのトマトの冷静スープ。
イタリアの真っ赤なトマトというよりも、桃太郎のような味わいでした。







シーフード、ではなく、牛肉のタルタル。
良い材料使ってますよ~!というのが伝わってきます







イカ墨のパスタ。イカの身も乗っています。
味はけっして濃くないのに、味わい深い







エビのカーチョ・エ・ペペ。
この一皿、本当に美味しかったです!
エビはまったく生臭くなく、チーズ、太麺とよく絡む!

海のものとチーズの組み合わせは、難しいのかと思っていたのですが、
シェフのセンス良いな~、と噛みしめました。


他にも、前菜やデザート、いただいたもの全て良かったです。
おすすめしてもらったワインもリーズナブルで美味しかった。

スタッフも感じが良いし、ヴェローナを訪れることがあれば、
またぜひ行きたいレストランでした




LA CANONICA ristorante
Via Catullo, 11
37121 Verona
+39 045 473 26 25

北イタリア旅行 食べ物編

2016年08月07日 | イタリア



イタリア、特に食べ物となると、撮ってきた写真が膨大でどうしたものかというところです


旅先は、ボローニャを中心とした北イタリアの諸都市でした。
美味しいものがいっぱい。。とりあえず、目についたものを取り上げてみます。











まずはフェラーラから。
歴代の君主は占星術の研究にも熱心でした。







お目当てのレストランがバカンス中だったため、近くのレストランに飛び込みで入りました。

名物のタリアテッレ(=フェットチーネ、平たい麺)の他、サラダや肉料理を注文。
オイルソースのきのこのタリアテッレは、何種類かのきのこがごろごろ入っていて、
噛みしめるとジュワーっと美味しい

とても陽気なオーナーの男性はアーティスト活動もされているようで、店内には彼の絵画作品が飾ってありました。


以前にフェラーラを訪れたとき、、いわゆる新婚旅行(!)では、
お城沿いのお洒落なテラスでタリアテッレをいただいたのですが、これがイマイチで…。
観光客が大量に訪れるお店だったので、まあそういうことなのかな…。

今回のレストランは、私たちのほかは地元の家族連れやお昼休みの一人客で、どうも全員顔見知りのような。。
値段も安く、オーソドックスな食べやすい味で近所の食堂的な感じでした。

それにしてもこのパスタは美味しかった。。うん、毎日でも食べられる。







続いては、古都モデナです。

かの名高い、オステリア・フランチェスカーナのブラッスリー、「フランチェスケッタ 58」。

定番のランブルスコで乾杯!
軽い口当たりの発泡性の赤ワイン、夏にぴったりです。
もっと甘いのかと思っていたのですが、これはドライで昼食の良きお供になってくれました







「アイ・ラブ・モデナ」メニュー











特産のパスタやチーズ、モルタデッラ、バルサミコを使ったソース等々、フルで楽しめます。
“ええ素材使ってまっせ~”というのがびしばし伝わってきます。

パルミジャーノ・レッジャーノを使ったチーズソースのトルテリーニ(写真下)は衝撃的な美味しさでした。。

お皿は一枚ずつ全て異なったものが使われていて、それがとっても可愛いのです。







お店のスタッフさんたちも感じが良いな~、と思っていたら、、
天才シェフとして名を馳せるマッシモ・ボットゥーラ氏がバイクを駆って来たではありませんか!

カメラにポーズを決めてくれて、めっさ気さくで良い人でした















モザイク装飾が至る所に残る街、美しいラヴェンナ。
小さな街なので、そぞろ歩きの寺院巡りに最適です。


ただもう暑すぎて、おちおち日向を歩くことができません。。
ここでも例に違わず、気になっていたレストランが軒並み休暇中で困りました


“Ca' de Ven”というワインバー兼レストランに入ってみることに。




ホームページより写真をお借りしました。


店内はとても良い雰囲気!
大きなテーブルが並び、皆さんわいわい食事を楽しんでいます!












前菜は、クラッテッロとメロン、そしてプロシュートとチーズのグリル。

クラテッロはパルマ特産の豚もも肉を使った生ハムです。
いわゆる「生ハムメロン」は今まであまり好んで食べるものではなかったのですが、
とびきり暑い日に食べたらメロンのジューシーな甘さとハムの塩気が何とも美味しく感じられて大好きになりました












パスタと牛肉のグリル。

グリル料理はレストランのスペシャリテのようで、見渡すと皆さん召し上がっていました。
炭火焼きもさることながら、付け合わせのポテトがまた絶品で、、
おいもの味が濃厚で、これがじゃがいも?とびっくりしてしまいました。










ちょびっとフィレンツェ。

シニョーリア広場に巨大な亀が置かれてる~;
暑さで朦朧とする頭で浦島太郎だと思いこんでいたのですが、写真をみたら亀の背に乗っているのは西洋の殿方のようですね。


フィレンツェでも老舗トラットリアはお休みのところが多かったので、ここも飛び込みで“La Cantinetta di Bolgheri”というレストランに入ってみることに。


ボルゲリって、スーパートスカーナで有名なワインの生産地区ですよね…。
もしかして、ここはワインメーカーがやっているレストランだったりするのかな。。
インテリアにワイングッズが多く使われていていました。














こてこてのトスカーナ料理!

イタリアは南に行くにしたがって料理の塩気が強くなる気がします。







旅の中心地、ボローニャ

街を歩くと食料品店が立ち並ぶ一角があって、まさに食の都です




ある日のお昼に入った郷土料理のレストラン、“Trattoria Leonida”。






やっぱりクラテッロ&メロンを食べていますね
ここのはハムの熟成が感じられて、メロンがジューシーでいっとう美味しかったな。。






“Torta di Formaggio”という前菜だったような…。
いうなれば、チーズいももち。。外れるわけないです。






トリュフとポルチーニ茸のラザニアと、奥に見えるのはもちろんラグー・アラ・ボロネーゼ!

どのお皿も手間が感じられてとても美味しい







ここはちょっと変わり種、
ホテルの近くでお昼が食べられないかな~と歩いてみたときに見つけた“Officine Degli Apuli”というお店。

南イタリア、プーリア料理のレストランのようです。

外観は、「飲み屋…?営業してる?」という感じなのですが、広い中庭があってにぎわっています。







ハム、サラミ、チーズの盛り合わせと、クリーミーなモッツァレラ・ブラータ!

ブラータがすごいです。幸せになれます





うどん状の麺にシーフードの旨味がからんで、、
味はどれも濃いめでガツンときます!







リストランテ“L'Arcimboldo”ここも素材の良さが存分に味わえるお料理でとても良かった。







トルテリーニは、店員さんが器の蓋をとるとフワッとスープが香り立ちます。

ラザニアも、ボローニャの真打登場といった感。






メインの定番、コトレッタも絶品でした











そして旅の終着地、ミラノ。







スポンティーニのピザはやっぱり外せません

お昼のラザニアも一緒に。
ボローニャのラザニアはとてもクリーミーな味わいが印象的でしたが、
こちらはトマトが効いたいわゆるイタリアっぽい感じ、、都会の味です。

これはこれで、美味しい。







ミラノ駐在員のあいだで語り継がれているというあのレストランにも入れました。

サルディーニャ料理のお店で、もちろんシーフードを注文します。
エビの前菜、たぶんコラトゥーラで炒めてあるのかな、とても味わい深いものでした。







カラスミのパスタ、海の幸のパスタ。
ああもう美味しいったら。。

店員さんたちも明るく気さくで良かった。







おまけ

おみやげのワイン。

湖水地方の風景

2016年08月05日 | イタリア






夏休みらしい風景をば、ひとつ。
北イタリアはコモ湖周辺です。











山に囲まれた湖はとても雰囲気が良いところでした
フニコラーレ(ロープウエイ)に乗って山の上まで行けますよ~








駅は木造調でレトロな感じです。

麓はとても暑かったので、
待合室で思わずカットスイカを買ってしまいました。
よく冷やされていて、渇いた身体に沁みこみました







フニコラーレが降りてきました!







車中からはちょこっとだけ景色が見えます。
のぼりは一番後ろ、くだりは一番前、、つまりは一番低い位置の車両が全面窓になっていて眺めが良いです。











外に出ると空気がひんやりして気持ちが良い!










散策コースが整備されていて歩きやすいです。

行ってきます

2016年07月23日 | イタリア







明日から約1週間、イタリアで夏休みです。


25度のキールでふうふう言っていましたが、渡航先は軽く30度超、38度に達する日もあるみたい。。
うう、大丈夫なのか…。

旅行を計画する時点では、天気や気温が読めないですものね。
雨が降りそうにないことを喜びましょう。。



熱中症や安全確認には十分に気を配りつつ、行ってきます

イタリア、ピエモンテ旅行 トリノ~ミラノ万博 2015年10月

2015年10月28日 | イタリア





さて、トリノまでやって来ました
今までは小さな町、村を巡っていたので、都会に来たという気がします。

遠くに見えるのは、大山阿夫利、、ではなくてアルプス山脈です。










様々な時代の建築物が混在していますが、
街が碁盤目のようになっているところや、美しい回廊が多いところからは近代の香りがします。







トリノ近郊はチョコレートが有名で、お店もたくさん!

道を歩いていたら見知らぬおじさまに話しかけられ、、
ここが今最もアツいチョコレートのお店なのだと教えてもらいました。。

グイド・ゴビーノ。
何種類か購入して試してみたのですが、口どけがなめらかでとっても美味しい

何でも、彼は市の観光課で働いているのだそう。
地図を見ていた外国人?観光客?の私たちを見て教えてあげたくなったのかな。
ちょっとびっくりしたけれど、O・MO・TE・NA・SHIでしょうか。
おじさまグッジョブ










トリノからは、ミラノ・エキスポにも行ってきました。
万博会場前には、駅が特設されていました。







入場してみましょう!
食がテーマのエキスポだけあって、野菜や果物などの食べ物でできたモニュメントが。







ここは目抜き通り。
両脇に各国のパビリオンが並んでいます。







スペイン館に、、







こちらはブラジル館。
ネットが張ってあって、来場者はその上を移動します。







ロシア館は鏡の演出がダイナミックです!







スロバキア館には巨大な顔がありまして、皆写真に収めていました。







とても評判だという日本館。

本日は5時間待ち。
日本のものやことが人気と聞くと、とても嬉しいです






巨大な蒸籠、、ではないみたい。







民族衣装のファッションショーが行われていたり。。







夕刻、そろそろ帰ろうかという頃、やおら辺りが騒がしくなってきました。
ロープが張り巡らされて人の流れが制限され、報道陣も集まってきています。

隣がアラブ首長国連邦のパビリオンだったので、もしかして王族が見えたりするのかしら…?
ドキドキワクワク…。







スーツを着た団体が歩いてきました。


? えっ…


?? うーん…


??? 何のグループかな…


!!!! あっ! 


   ホンダ選手 !!!!! 



ということは、サッカークラブチームのACミランだ~







レストランに入る本田選手がちらっと写っていますね。

サッカーには疎いのであまり詳しくは存じませんが、最近は辛抱を強いられる場面も多いとか。。
心の中で声援を送りました。








〈おまけ〉







マクドナルド社がエキスポに協賛していて、イタリア国内で販売しているメニューです。

ブランド牛、キアニーナ種を使用しているハンバーガー。
…Schmeckt gut?





イタリア、ピエモンテ旅行 アルバ 2015年10月

2015年10月25日 | イタリア





白トリュフ見本市の会場入り口。



イタリア、ピエモンテ旅行の続きです


アルバには2泊しました。
普段はとても静かな街だそうですが、今時分は目玉のトリュフ祭りに加えて
中世祭りや市の開催が重なり、たいへんなにぎわいでした!







広場や道にはメルカートがたくさん出ています。
車の進入ができなくなってしまうので、近郊に住んでいる人には難儀なのだそうな。。

アルバにはスーパーが少ないので、ここで果物等を仕入れました。
完熟したブドウがとても美味しかった。







中央広場では、中世祭りの準備が進められています。







さあ、アルバのスペシャリテ、白トリュフの見本市に入場してみましょう

すごい人出です!ブースがたくさん並んでいます。










白トリュフ、黒トリュフ、灰トリュフ(そんなのも!)、トリュフ製品、
地域の特産品が並んでいます。

ただようトリュフの香り。。


奥に進むと、ピエモンテワインのコーナーがあります。
入り口でグラス2杯分の試飲が含まれているチケットを購入したのですが、
会場内にもレジがあって、ここでもワインチケットを単品で買うことができます。

試飲込みのチケットだと飲めるワインが限られてしまうので、
飲んでみたいメーカーがある場合には、後からチケットを購入したほうが良いかも。










会場の外にも専門店の屋台がたくさん出ています。







地産のポルチーニやヘーゼルナッツ、栗などもよく売られています。
あとはサラミや乳製品も、、目移りしてしまいます。









リストランテ、ピアッツァ・ドゥオーモにて。



好きな食べ物は?と聞かれて「トリュフ」なんて言えません…

年を重ねたら、「トリュフかけご飯」くらいは言ってみたいものです。
いまは、そうですね、、「大根おろし」や「かしわご飯」でしょうか。







別の食事処にて、名物パスタ、タヤリンの白トリュフがけ。
トリュフの香りもさることながら、バターの香りが馥郁と立ちのぼります。

イタリア料理と言えばオリーブオイルのイメージが強いですが、
北イタリアでは酪農が盛んで、オイルの代わりにバターが使われるものが多いのです。

アルプス山脈がすぐそこまで迫っていて、ちょっと行けばスイスやフランスですからね、納得納得。


それにしても、

おいしい~  おいしい~  おいしい~



ランゲの丘に感動がこだまします。

素材は新鮮そのものだし、都市部までいってしまうと
なかなかバローロ煮込みやバローロリゾットといった料理は食べられないし、、
素朴なお料理がどれも味わい深い。。

鳥の巣のヒナのように、運ばれてくるお皿を待つのでした。











中世祭りも始まります。
祝祭の子豚が調理され、饗されています。







ビールやワインの入った樽も次々に運び込まれます。







お祭りのスタッフや地元の店員さんは中世風のいでたち。

弓矢を使った射的のようなイベントやサラミダーツ当てなんていうものもあります。







これ、何だか分かりますか?
ボトルフィッシングというのだそうです。







名前の通り、竿を使ってワインボトルを釣るゲーム。

1ユーロを支払ってゲームに参加します。
糸の先が金属の輪になっていて、その輪をボトルの口に通すと景品としてそのワインがもらえます。







こういうものが好きな夫が先にやってみると、、あ、入った!

…喜んだのもつかの間、予行練習タイムでのことだったので、成功ならず。
3分の練習時間の後、同じく3分の本番が始まります。

中央の台に乗ったおじさんが、砂時計で時間を測り「いったん竿あげ!」、「始め!」と威勢よく声をかけます。


やってみると結構トリッキーで、輪がぐるぐると回転してしまい、なかなか嵌りません。







結局、一緒に参加した私がなぜか釣れてしまい…。
偶然に輪がひっかかって、そこからするすると。。

周りの人から、ブラービブラービ称えられました。 ちょっと恥ずかしい;

このお祭りのために詰められているワインだそうですよ







街中には、ワインショップも充実していました。







気になって入ってみたショップ。
水牛のチーズや加工製品を販売しているお店です。

モッツァレラ・ブラータやパストラミなど各種をテイクアウトしていただきました。
とても美味しかった。

ピエモンテ州、カラーリオ(Caraglio)の特産で、トリノ、サンレモ、クーネオにも支店があるようです。
“Moris”という名前です。






イタリア、ピエモンテ旅行 ワイナリー巡り 2015年10月 

2015年10月24日 | イタリア





10月のイタリア旅行は、こんな感じの構成になっていました。

1、ピエモンテのワイナリー巡り
2、アルバのトリュフ祭り
3、トリノ~ミラノ万博


事前にハイヤーを手配しておいて、
まずはミラノから、バローロやバルバレスコといった地方へ

数年前から温めていた企画だったので、旅行が実現して嬉しい!







バローロ村の一角。







ちょうど葡萄の収穫が終わった時期だったので、至るところに果汁を絞ったあとの皮が積まれていました。







ボルゴーニョの醸造所。
施設にワインショップが併設されていて、気軽に入れます。










マルケージの醸造所内部。
予約していくと、とても素敵な女性が案内してくれました。






お昼は郷土料理をワインとともに。
写真は、スペシャリテのチーズをつまみながらバローロリゾットを待っている図です。

せっかくなら、もう少し良いワインを頼んでも良かったかな…?








ワインの試飲ができるエノテカ♪




ひとつ、反省点をメモしておこうと思います。

最初のうち、こちらの好みをはっきりと伝えることに気後れしてしまいがちでした。
たとえばワインショップの店員さんやソムリエの方を前にして、勧めてもらったものがぴんとこなかったり、
いくつか試飲をしていろいろ説明をしてもらった後に「さあどれを選ぶ?」となったとき、
うーん、、なかなか「もっと良いものをくれ」とはね、、言えないの…。


成熟の度合いや味の好みなども、はたして私の表現が適切なものなのか自信がいまいちだったりして、
押しの強い言葉には、何も知らないふりをしてしまったり。。

プロフェッショナルな方々に教えてもらうことは本当に多くて、とても有り難いことなのだけれど、
好きだからここまで来たわけなのだし、まったくの無知を通すのもやっぱり違うのかな。。

もう少し自己主張をしても良いのかもしれない、そう思い直して旅の後半は頑張りましたよ~



味の傾向のしっかりしたキャンティやブルネッロに対して、バローロは掴みどころがないような気がしていたのですが、
いろいろ飲んでみて、この感覚は合っていたような…?と朧げながら思えたことも収穫でした。










この辺りに一泊して、朝起きてみるとピエモンテ名物の霧深い景色が広がっていました。





帰宅しました。

2015年10月23日 | イタリア





我が家は落ち着くな~、なんてね。








父から貰ったバッグをたずさえて、







イタリア、ピエモンテ地方に行ってきました。

紅葉が始まったところで、田舎へ足を延ばしてみると葡萄畑がとても綺麗でした。










いろいろ面白いことがありましたよ

月曜からまたドイツ語漬けの毎日が始まります。
週末のうちに、記事にできるかな。

ナポリ旅行 街の様子と美味しいもの

2015年04月04日 | イタリア



さてさて、ナポリ市街地の写真と美味しい食べ物を紹介していきます






ナポリ王宮とプレビシート広場。
小高いヴォメロの丘頂上に見えますはサンテルモ城。


プレビシート広場は数日前にヴァチカンから法王が来て演説した場所です。
だからなのかな…?
思っていたよりも街は綺麗でした。

イタリア人のクラスメイトが、
「うへ~、なんでナポリなんて行くの?」って言っていたくらいだったので…。

イタリアの人って、北と南(ローマ以北と南部)では性格が異なると言われていて、
…というより北イタリア人はそう言っていて、自分たちがイタリアを支えているという自負を持っているようです。
なので、南の人間に対しては怠け者だとか、いい加減だとか、辛口の意見を聞くことが多いです。。












下町スパッカ・ナポリ。

「ナポリを二分する」という意味のスパッカ・ナポリですが、
ここは名前そのままの目抜き通りです。
真っ直ぐな道がどこまでも続いていくでしょう?

この通りを中心に細い路地が複雑に交錯していて、古いもので15世紀の建物が残っています。

治安については色々言われていますが、写真でも分かるように観光客でとても賑わっているので、
荷物に気をつけて大通りや人の多いところを歩くぶんには、そこまで心配することもないかなという感じでした。







お菓子屋さんもたくさんあります。
スフォリテッラやババといった濃厚なナポリ菓子を食べましょう~
どこもミニサイズのものが充実しているので、有名店の味を食べ比べできます。

この旅行では、2店舗のお菓子を味見…ああ、滞在が短すぎる。。







奥はこんな雰囲気。
細くて薄暗い路地が張り巡らされています。







非常にディープなもうひとつの下町エリア、スペイン人地区。
こちらはあまり治安が良くない場所ということで、入り口で写真だけ。










街でちびっ子を釘付けにしていた等身大(?)コナンパネル。
「探偵ショップ」なる店の前に飾られていました。

店内を見てみると、変装グッズや隠しカメラ、盗聴器が並んでいるではありませんか!
はーん…探偵グッズね、ターゲットにはなりたくないわ;







上の探偵ショップがあるのはショッピングエリアへの入り口、キアイア通りです。

旅行者も地元民もいっぱい。
地元の人々の服装のイメージは、若い男性はマッシブに力強く、若い女性は切れ味よくという感じかな。
レザーアイテムを着用している人も多かったです。
上の世代になるとぐっとコンサバになって、素敵なジャケットをお召しになっている老紳士や
クラシックなコート、ハンドバックとパンプスで歩いている御婦人方も見かけました。

道は石畳が多いので、ヒール靴はちょっと厳しい。。






プレビシート広場とキアイア通りに面する有名カフェ、ガンブリヌス。
ここでは本場のナポリコーヒーをいただきましょう!

いつも賑わっていますが、ちょうどテラス席が空いて座ることができました。
店内には喫茶スペースの他、バールや菓子売り場も併設されています。







オーダーに迷い、、

カフェ(奥:エスプレッソ)と、カッフェ・アッラ・ノッチョーラ(左:ヘーゼルナッツ風味のコーヒー)、カフェ・ノンノ(右:コーヒーシェイク)。

本場のナポリコーヒーは普段飲んでいるものとは全く違って、
コーヒー豆っていうのも一種のフルーツだよね、という感想をまず持ちました。
つまり、コーヒー豆というフルーツをうんと凝縮してジュースにしたような…。

アレンジメニューもとても美味しい!
しっかりした甘さで、歩き疲れた体に染みわたります。



食べ物編に入ってまいりましたよ!

何を食べても美味しかったな。。
太陽の味…?シンプルなものがとても美味しいのです。

北イタリアと違って全体的に塩気があまりきつくなく、魚介を使ったものも多いので、
美味しいものを味わえて、なおかつ胃があまり疲れないところも気に入りました。







ナポリ発祥のマルゲリータ!

生地はもちもちで厚みがあり、中心部はトマトソース、モッツアレラと合わさってとろけます。

お、おいしい。。







これもスペシャリテ、水牛のモッツァレラ。

ダイオキシン汚染のことが以前取り沙汰されていましたが、
気にせずいただきますよ、ハイ。

力強い噛みごたえ、まろやかな風味、なかから溢れる水分。。

お、おいしーーい!







何てことのない店のトマトソーススパゲッティ。

う、うまーーーーい!
香味野菜の味はほとんどせず、トマトとオリーブオイルと少々のバジルの風味が鮮やかです。

いたってシンプルで、何の変哲もないのに、何でかな、何でこんなに美味しいのかな…。


ナポリを訪れたら、凝った料理よりもこういった素朴なものが断然おすすめです。
やっぱり太陽の味という漠然とした表現になってしまうのですが、
素材が驚くほど力強いので、それをストレートに味わえるものをぜひ!







ワインを飲み飲み、、
食べたものを全て列挙したいくらい。。







レモンは、ナポリ湾に浮かぶカプリ島の名産です。

レモンジュースは本当に果実生絞り。
これを飲むと、ひと口で目が覚めます!


こういう強烈な味は、記憶に鮮明に残ります。
たまに思い出しては、「あーまた味わいたい」となるのです…呪詛的。




こんな感じで、ひと通りナポリ旅行のトピックをお伝えできたでしょうか。


今度は余裕をもって行きたいと思います





ナポリ旅行 ポンペイ

2015年04月02日 | イタリア







ポンペイもね、、
いろいろあったのですが、ひと通り書いていこうと思います。



飛行機の関係で滞在が1日減ってしまったので、
ポンペイ観光は効率を考えて、半日タクシーを手配することに。

ホテルから遺跡に送ってもらって2時間のフリータイム、その後ナポリ市内へ戻ります。
もちろん鉄道でも簡単にアクセスできるのですが、
時間制限がないとどっぷり入り浸ってしまうであろうということと、
昨日の今日であまり気を張りたくなかったのでね。。

ともかく、湾岸沿いはとても気持ちの良いドライブコースでした。






マリーナ門でチケットを買って、入場です。

すぐに巨大な神殿群のエリアへ入ります。
遺跡の規模はとにかく大きくて、端から端まで歩くだけでも30分ほどかかります。

急いで歩くつもりが、とっても愛想の良いお嬢ちゃんがいて「ばぶー」なんて寄ってくるもので、、
思わぬ刺客がひそんでいるものです…。







ポンペイのメイン通り、アボンタンツァ。
遺跡のなかは迷いやすいので、大通りを基準に地図を見ると分かりやすいと思います。

高低差のある足場の悪い道が続くので、歩きやすい靴は必須です。
私は足がぐにゃぐにゃなので底の厚いブーツを履いていったのですが、
足首をホールドしてくれて良かったです。

登山用やハイキング用のシューズあたりでもオーバーではない感じでした。







2000年前の生活感が細やかに伝わってきます。
発掘された当時はそれは衝撃的だったのでしょうね。。









闘技場周辺。


巨大な松が生えていて、大きな松ぼっくりが落ちています。













フォロ(広場)です。

街の中心で、かつては市場や商店が立ち並んでいました。
ヴェスビオ火山を背景に、ゼウス神殿が聳えていました。







フォロをヴェスビオ門側に歩いたところにある軽食レストラン。

新しく内装もきれいでピザやサンドイッチが美味しそうでした。
ちょっとこだわった食料品や雑貨なども売っていましたよ

味見してみたかったのですが、
この旅行中にどうしてもナポリでナポリピザが食べたい!と思っていたので我慢…。
アイスクリームくらいは良いかな…?と思ったものの、時間も時間だったので先を急ぎます







どこかで見たことありませんか…?

そう!アレクサンドロス大王とダレイオス一世の決戦図です。
ここのものはレプリカで、本物は博物館に収蔵されています。





悲劇詩人の家、玄関口。


“猛犬注意”のモザイク。
目のところに赤いタイルが使ってあったりして、怖い雰囲気が出てます!






こっちは本物の猛犬…?
野良犬が結構います。

幸せそうな顔で寝ていること。
これでは番犬にはなりませんわな。



こういう場所が好きでいちいち立ち止まってしまうので、2時間あっという間に過ぎてしまいました。
見学場所を絞っていく分にはちょうど良い時間という感じです。

うーー、もう1回ゆっくり行きたい!