tamagoのドイツ滞在記

ドイツ、キールに住んで、体験したことや思ったことを書きとめていくブログです。

アムステルダムから帰宅しました

2014年07月21日 | オランダ





日暮れ時の市街地。
このような水路が幾重にも連なっています。



一昨日、無事に旅行から戻りました。
取り急ぎ、報告です。

あちこち歩き回り、写真をたくさん撮りました。


ちょうどアムステルダムに滞在していた時に
例の旅客機追撃事件が起こり、
休暇に行く人が多く搭乗していたことや、
スキポール空港を有する当事国に居合わせたことで、
今はどうも心が落ち着きません。



写真はフォトチャンネルを利用するか、
あるいは後日記事にアップしていこうと思います。



アムステルダム旅行 2014年7月16~19日

2014年07月16日 | オランダ





明日からアムステルダムへ行ってきます。


おおまかな予定を立てたのですが、
どうしても私の用事が多くなってしまい、

いつものこととはいえ、
付き合ってくれる夫よ、、ごめん


せめてもの埋め合わせにと美味しい食事処を探します。

これもいつものこと

私がやりたいからやっているという気もしますがね…。




まずはシーフードでしょうか。
やはり海洋国では海の幸を堪能しておきたいところです。
普段はあまり新鮮な魚介類が食べられないですしね…。

夫は生ガキが好物なのですが、夏はちょっと厳しいか…。
夏季にカキ 夏季にカキ カキにカキ (いい加減にしろ。)


次はチーズ!

ゴーダやエダムといった街は
そのまま特産のチーズの名前になっていますよね。

オランダは海岸線や河川に面する土地が多く、
干拓地もあるため、土地は農耕に向かず畜産がとても盛んです。

プロテスタント圏は美食文化が育たないとよく言われますが、
それに加えて食材のバリエーションがあまりない土地柄、というのも
影響しているのではないでしょうか。。
特に新鮮さと風味がものをいう野菜に関して。

ちなみにドイツもプロテスタント圏だと思われがちだけれど、
実際はカトリック色が強い地域も多いです。
先代の法王はドイツ、というかバイエルン出身でしたし。。



野菜に目を向けてみると、
オランダはスマートアグリで大きな成果を出した国。





こういう感じのもの。
まさに植物の工場ですよね。

室内型の栽培施設で、スペース内の温度や湿度、肥料散布等が
コンピュータで管理されています。

天候に左右されず、人的労働力を必要としないので、
品質を保ちやすく生産性が上がることがメリット。


小さな国土の、しかも農業に不向きの土地が多い
オランダが国をあげてこのシステムを導入し、
その結果、農作物や園芸の分野で輸出国に転じたことは
大きなインパクトをもって迎えられました。

このIT技術は新しい農業のかたちとして日本にも広まっています。

農家がホワイトカラーになる日も近い…?
なんて言われているみたいですよ。


農薬の使用が最低限でおさえられたり、
有機農法が容易になったりといった恩恵もあるそうで、
オランダの農作物は安全性が高いという調査結果も出ています。

説明が長くなりましたが、
こうした野菜を使ったメニューのあるお店に行ってみようかな。
Bioブームを受けて、お洒落なカフェも増えているみたい。

昔から小麦は輸入に頼っている土地柄なので、
コナモノの名物は、パンの形状ではなく、
オランダ風パンケーキと呼ばれるもの。

日本の屋台のカルメ焼きのように小さいものや、
反対に大きく伸ばして焼いたものなどがあります。

もちろんパンが作られてこなかったわけではないでしょうが、
固めに焼いて長期保存がきくようにしたものか、
あるいは粉を保存しておいて、ささっとお焼きを作る発想でしょうか。

前に行ったお店が美味しかったので、再訪したいな


あ、でもパン屋や焼き菓子のお店も充実しているみたいだし、、
イギリスのローズベーカリーみたいな感じの流れなのかな…?

前の記事で書いたように、
ビオな食材を使って、馴染のあるシンプルなレシピを
美味しく安全に、という。



あらら、
考えだすと楽しくて止まらなくなります。。

こちらもやっぱり私に付き合せているのでしょうかねえ


アムステルダム小旅行計画中

2014年07月09日 | オランダ






8月末に引っ越しが決まりました。


その前に、どこか近場に出かけられないかなと思い立ち、
アムステルダムなんかどうかな、、と計画中です。





CityFilmTVより。



デュッセルドルフからアムステルダムまでは、
電車で2時間ちょい、気軽にでかけられます。


一昨年に旅行したときは、ちょうど
アムステルダム・ゲイ・プライド・パレードの日程にあたり、
とてもにぎやかだった覚えがあります。

今回は普段の街が見られるでしょうか。


おさえておきたい施設もありますし、

このところ、オランダ発のベーカリーやカフェ、
グローサリーショップがちらほら目につくようになり、
食品業界のオランダブームがじわじわ来ているかも。。

外食文化が発達しているというわけではないのでしょうが、
流通面での強さが背景にあるのかな?
高品質の材料を使って、安全で美味しいものをという
コンセプトのお店が多いような印象です。


短い日程でもいろいろまわれたらいいな




マーストリヒト Maastricht 8月19日

2012年09月21日 | オランダ





この青空ときたら…。

8月19日からの予定は、
ナミュール→マーストリヒトというものだったのですが、
びっくりするような暑さが続いたもので、
ナミュールは削って、19日にマーストリヒトへ向かい、
アーヘン→ケルンという流れに予定変更しました。

ニュースで聞きかじったところでは、
雨季のインドで雨が全く降らず、
そこの空気が熱波となってヨーロッパに
猛暑をもたらしたのだそう。


そんな訳で、
戸外に居続けるのは熱中症のリスクが大きく、、
丘陵地帯にある城砦や自然公園がメインのナミュールは
また今度来ようということに。




クーラーなしの小さな車両に乗って、
リエージュからマーストリヒト(Maastricht)へ。


電車内は40度を軽くオーバーしていたのではないでしょうか?
空気が熱すぎて息が苦しく、
男性は上半身裸になっていくという事態に…ひぃ。

30分がとてつもなく長く思えました





マース川の眺め。
清涼感を楽しみつつ、日陰を選んで歩きます。


マーストリヒトは、
東をドイツ、西と南をベルギーに囲まれた
オランダ南部の出島のような街です。

歴史は古代ローマ時代にさかのぼり、
オランダで最も古い教会、
聖セルファース教会が残っています。

また、1992年にヨーロッパ共同体(EC)が連合(EU)となった際の
マーストリヒト条約が締結された場所でもあります。





聖セルファース教会(Basiliek van St. Servaas)の内部。
6世紀ごろから造り始められました。




こちらは、12世紀から造り始められた聖母教会の内部。
聖母子像は、15世紀のものです。




重厚で、古色蒼然という言葉がぴったり。
オランダ、ベルギーで見てきた教会は
15~17世紀のゴシック建築が多かったので、
雰囲気が異なるのが際立ちます。


教会から少し歩いたところには…



《地獄の門》(Helpoort)。
1229年に建造されたオランダ最古の市の門です。
建設されてから、ペストが流行した際には
羅患した人たちはこの門を通って患者用の建物に隔離されたことから、
地獄への入口として、「地獄の門」と呼ばれるようになったそうです。


運ばれていく人々は、何を思っただろうか。。
生きてまた門をくぐれた人はどのくらいいたのか。。

なんだか、暑いのにトリハダが…。


現在は、のどかで美しい景観が楽しめます。






落ち着いた、風光明媚な街です。
涼しい時期にまた訪問したいものです。


このあとは変更後のプラン通り、
アーヘン→ケルンから帰途につきました。


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オランダ、ベルギー旅行の報告は、
これにておしまいです。


22日からはベルリンへ行ってきますので、
帰って来たら、記事をアップいたします 

ロッテルダム Rotterdam (後編) 8月8日

2012年09月11日 | オランダ


街なかアート&美術館編。

ロッテルダムはアートやデザインが面白い。




こちらは、キューブ・ハウス(Kubus)。
サイコロが斜めに並べられた形状の集合住宅です。
(いい写真を撮ってこられなかったため、画像をお借りしました。)




俯瞰図です。キューブの集合体であるのがよく分かります。




室内は、こんな感じ。


建築家ピート・ブロム(Piet Blom, 1934-1999)によって設計され、1970~80年代に建造されました。
一本一本の木が集まって、森をつくっているイメージだそうですよ。




現在も実際に人が住んでいて、2009年からはユースホステルがオープン。
建築内に宿泊することができます。
ちょっと泊まってみたいかも… → こちら
(クリックすると、ユースホステルのHPへ飛びます。)



さて、他にも面白いものがざくざく。
ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館にも、なにコレ?的な作品が並びます。



前回の記事での正体はこちらの展示作品でした。
画像をクリックすると、拡大されます。




こんな人(?)に見られていると、おちおち美術鑑賞もできません。。




館内にはこんなものも。
ソリッドな素材と動性の取り合わせが面白い。
本当に動いているのでは、と思わず確認してしまいます。



図書コーナーの照明です。
ポップでカワイイ




ミュージアムカフェ内もオシャレな色彩です。


街なかアートや美術館の写真は、フォトチャンネル「夏のロッテルダム」にまとめました。
お楽しみくださいませ。

ロッテルダム Rotterdam (前偏) 8月8日

2012年09月11日 | オランダ


ハーグを経ち、オランダ第2の都市ロッテルダムへ向かいます
午前中はスプラッシュツアー、午後は美術館へ。

まずはスプラッシュツアーからアップします。




ロッテルダムは、第二次世界大戦の爆撃によって街のほとんどの建造物が失われました。
ここの人々は働き者として有名で、街の復興にそれはもう注力したそうです。

ドイツのルール工業地帯とライン川で直結する港を持っていたことが地理的に大きな利点となり、
ヨーロッパ貿易の中心として街は飛躍的に活気を取り戻しました。

このような背景を持つ都市なので、他のオランダの都市と比べると、圧倒的に近代建築が目につきます。
スプラッシュツアーでは、陸から水中から建築群や港の様子を楽しめます。




ウェブサイトか観光案内所で予約ができます。
水陸両用のバスのなかはこんな感じ。


ガイドを聞きながら街中を通り抜けて、マース川へイン!
眼下に水が迫るのはかなりの迫力




かなり注目されています。

所要時間は一時間ちょっと。
なかなか面白い体験でした

ツアー中の写真等をフォトチャンネルにまとめましたので、お楽しみくださいませ。

スヘーフェニンゲン Scheveningen 8月7日

2012年09月10日 | オランダ




ハーグの郊外、スヘーフェニンゲン(Scheveningen)に足を伸ばして。


近代的な生活様式が確立した19世紀には、
鉄道網が整備され、人々は余暇(レジャー)の意識を持ち始めます。
いくつかの海沿いの地域は、海水浴や転地療法などで人気を博し、
それまでの小さな村からリゾート地へと変貌を遂げました。

スヘーフェニンゲンは北海に面し、
オランダにおけるそうした保養地のなかで最大規模のものです。




海岸から少し奥まって、シーサイドレストランが立ち並びます。




桟橋の先には、展望台や遊技場があります。
なんとバンジージャンプ台も!




防波堤を登ると、ホテルやカジノが。
こちらは、ランドマークとなっているホテル・クールハウス(Kurhaus)。
ゴージャス


この地名、日本では「スケベニンゲン」という名前のほうが通りが良いようです。
経緯は不明ですが、銀座にあるイタリア料理のレストランが
デン・ハーグ市長から命名許可をもらい、この名前を冠しているからだそうで、
「スケベニンゲン」は、そこで提供しているひと品で、パスタ料理とのこと。

オランダ語の発音は、“スヘーフェニンフェン”に近い音です




この地がノスタルジックな雰囲気を色濃く残しているのは、
歴史や景色に加えて、北国の太陽光線によるものが大きい気がします。
強烈な白い光は影を消し去り、何もかもをパステル調に浮かび上がらせます。

まさに印象派が描く海辺の情景のイメージ。。


今回は数が少ないものの、
フォトチャンネルに写真をまとめましたのでお楽しみくださいませ。


デルフト Delft 8月6日

2012年09月06日 | オランダ



8月6日は、ハーグから日帰りでデルフト(Delft)へ。
トラム(路面電車)で20分ほど。

オランダ独立の立役者であったウィレム一世が住んだ街。
画家フェルメールはここで生まれ、生涯を過ごしました。




可愛らしい家々の間を縫うように運河が走っています。



宝箱にそっとしまわれて時間を忘れてしまったかのような趣き。
散策が楽しい小さな街です。




ホワイト地にブルーの色合いが印象的なデルフト焼きが特産です。
通常のお店のほか、製造所の直販店もあります。

デルフト焼きは、17世紀にたいへんな貴重品であった中国(明)の磁器を模倣して
作られるようになった焼き物です。
日本の古伊万里からも図柄が伝播しています。




街角のチーズショップ。
オランダらしいホールチーズが並びます。





新教会(Nieuwe Kerk)。
広場に立つのは国際法の父と呼ばれるフーゴー・グロチウス(1583-1645)の像です。
この時代のオランダは八十年戦争もあり、海外への入植あり、国際貿易ありで、
こうして現地に来てみると、国際法の生まれた素地というか、
必要に迫られていたのだと実感できます。





でましたダッチパンケーキとオランダ、ベルギー名物のムール貝。
中央広場に面した「カフェ・ウィレム1世」にて。



同じく広場の眺め。
赤い色彩が印象的な市庁舎を望んで。


写真をフォトチャンネルにまとめましたので、お楽しみくださいませ。

デン・ハーグ Den Haag 8月5日

2012年09月05日 | オランダ


この日の最終目的地、デン・ハーグ(Den Haag)へ到着。

ハーグはオランダの政治の中心地です。
国会議事堂や内閣府、王宮、各国大使館が集まっています。

駅を出ると、広大な公園が広がっています。






ん?……象??



いっぱいいる!!



どうやら公園の敷地にサーカスが来ていた模様。




ロープで仕切られているだけ。。

ライデン Leiden 8月5日

2012年09月05日 | オランダ


ハールレム散策を終え、ライデン(Leiden)へ向かいます。
ライデンも17世紀に織物工業で栄えた都市です。

この辺りは海外への入植も盛んで、ピルグリム・ファーザーズは
17世紀初めにライデンに暮らし、後に北アメリカへと渡りました。
(北米には、ニューアムステルダムやハーレム等、オランダにちなんだ地名がありますね。)


ライデン大学はオランダ最古の大学であるほか、
画家レンブラントはこの街で生まれています。
また、幕末の日本へやって来たドイツ人医師のシーボルト(1796-1866)は、
オランダ領東インド陸軍病院の少佐という身分であったこともあり、
1830年に帰途につくとライデンに住んで日本の開国に関する運動や日本研究を行っています。




ライデンの駅舎はモダンですね~



オリンピックが間近であったので、駅内にはこんなデコレーションが。




駅前広場に設置されているベンチ。
絵はレンブラントの自画像がもとになっています。







14世紀~の街並みが残っています。
街はライン川の支流にあるので、街中に運河が張りめぐらされています。

どうも雲行きがあやしい…。



通り雨に遭いました。。