tamagoのドイツ滞在記

ドイツ、キールに住んで、体験したことや思ったことを書きとめていくブログです。

Kielius キーリウス (ハンブルク空港~キール遠距離バス)

2015年03月25日 | ドイツの街並み




ドイツ鉄道サイトより画像をお借りしました。



キーリウス(Kielius)、人名ではありません。
ドイツ鉄道(DB)が運行している定期バスの名称です。


ハンブルク空港~ノイミュンスター~キール(一部レンスブルク行き)路線を往復しています。


ハンブルク空港からどこかへ出発するとき、
またハンブルク空港からキールへ戻るときによく利用しています。


鉄道でキールからハンブルク空港へ行くとなると、
ハンブルク中央駅で乗り換えることになるのですが、
空港行きの電車が出るホームが少し離れていて、
スーツケースを持っていると結構たいへんなのです。

その点、バスだと大きい荷物を預かってもらえますし、
空港まで直通なので楽です。
雰囲気も比較的良くて安心できると思います。


空港からキールへ帰るときも、バスのほうが安心。。
というのも、ハンブルク空港駅にはDBのインフォメーションがないのです!
間違えて切符を買ってしまって払い戻しをしたい等、
対人の手続きが必要なときにはハンブルク中央駅のインフォまで出向かなければなりません。


ハンブルク空港駅、および路線に関しては不満がいっぱい…。
工事で路線が変更になっていた時、空港駅には何の案内(書式、アナウンス共に)もなく、
いきなり電車が止まって車内放送でバスに乗り換えるよう指示されたこともありました
後から工事のことを知り、何じゃそりゃ~~!と。。

電車もよく遅延するし。。


事故のリスク等も考えなくてはいけませんが、
(鉄道と比べて)何かと便利なキーリウスです。



日本語でアクセスできる情報があまりなかったので、記事にしてみました。

ドイツ鉄道サイト(ドイツ語、英語)も載せておきます。

ドイツ鉄道、キーリウス情報(ドイツ語:http://www.bahn.de/autokraft/view/angebot/kielius/kielius-ueb.shtml)
ドイツ鉄道、キーリウス情報(英語:http://www.bahn.de/autokraft/view/angebot/kielius_en/kielius-ueb.shtml)




2015年3月25日現在、ハンブルク空港~キールの運賃は、片道19,50ユーロ、往復34ユーロです。
早朝3時から深夜12時ごろまで、およそ1時間に1本のペースで運行しています。


ちなみに鉄道だと1回乗り換え、2回乗り換えで29ユーロ(2等車)という価格が多いです。
あ、でも、もしもハンブルクに寄るスケジュールなら、、
中央駅で1回乗り換えでのんびり車窓を楽しむのも悪くないのかな、うーん…。 




さて、キーリウスの記事も仕上げたことですし、
明日からナポリへ行ってきます!



春だから、、かな?

2015年03月20日 | 生活



Frühlings Gefühle!(春の気分)なんて言葉が雑誌に踊っています







先日、ちょっとした集まりがありまして、花束を作って持って行きました。


お世話になった御三方へ。
写真には入りませんでしたが、もうひとつ。

両手にひとつずつ、さらにもうひとつ…。
運ぶの大変だった~~ (笑)!


できるだけ贈る人のイメージを表現できるように、
花を取り揃えてアレンジして、包装紙やリボンを選びます。


 あの人は、ワインレッドが好き!ゴージャスな雰囲気。
 あの人は、ショートカットがよく似合ってキュートなイメージ。
 アーティスティックなあの人には、ちょっと前衛的な感じにしようかな。。


朝から準備していたのに、遅れる遅れる!とバスに飛び乗って出かけました。
皆に喜んでもらえた…のかな?
御礼を言われたら、またピィピィ泣いてしまった。。

始終てんてこ舞いでしたが、とても幸せな気分で過ごした日でした。






行き帰りに見る、空と海が溶け合う風景。



私の感覚では、春は出会いと別れの季節です。

学校に通っていたずっと長い間、
3月に卒業、4月に入学というサイクルを繰り返していたからだと思います。
きっと育った地域や環境でこの種の感覚は異なってくるのでしょう。

ドイツでは年度は秋に始まりますが、春にも学期や仕事の契約の切れ目があるので、
人の入れ替わりが多少はあります。


切なかったり、さみしかったり、感傷も春の風物詩…。




涙もたまにあるよね。

2015年03月17日 | 生活



あ、、乙女のポリシーの話だけれど、年齢・性別は問いません。





自宅浴室にて。



♪ なりたいものになるよね
♪ ガンバルひとがいいよね



クラスメイトがひどいホームシックにかかっている模様。
特に暖かい地域からくると北国の冬が身に染みるよね。。


セーラームーンを放送している(していた)国って結構たくさんあるし、
知ってたら一緒に歌っちゃおうかしらっっ!




♪ 涙もたまにあるよね  あるよね~  あるよね~~

(乙女っていうか、IKKOさん、、じゃなかった…はるな愛ちゃん寄りだわ。)



明日会ったらたくさん話そうっと。

春色のケーキで微笑みを誘いたい。

2015年03月13日 | 料理、食材、レシピ



ある高名な学者の先生からお招きに与り、御自宅へうかがう機会がありました。

分野のまったく異なる私共でさえ、業績の一端を存じている方です。
とても光栄なこと、心から楽しみでわくわくするのと同時に、
うまくお話しできるのだろうかと、高揚と緊張が交互にやって来ます。


コーヒータイムに誘っていただいたので、お菓子を持参しますとお伝えし、
はてさて何をお持ちしようかと考えること半月ほど、、


 春の季節感を感じられるケーキが良いな。


 ドイツのケーキはがっしりしていて、スポンジも結構ぎゅっと詰まったものが多いので、
スポンジふんわり、生クリームたっぷりのタイプは新鮮に映るかもしれない。
コーヒーと合わせるなら、ショートケーキよりもロールケーキがイメージだ。。


 店頭にイチゴが並ぶようになったので、旬のフルーツを使ってみよう。
3月のあたまにはひな祭りがあったことだし、桃を取り合わせてみるのも話題になるカモ



アイデアを合わせて形にしていき、、、



先生の顔がほころんだら、大成功









首尾よく美味しそうなイチゴが手に入り、まずはひと安心。。
私以上に緊張しながら、新鮮なものを探してくれた夫に感謝。


白桃の缶詰が見つからなかったので、アンズを使うことにしました。

果実の色素でスポンジに色づけをして、フルーツを巻き込みます。








自宅キッチンにて撮影。



スポンジのピンク色がうまく出せるか心配だったのですが、ちょうど良い具合にできました!

写真ではアンズが隠れてしまっていますが、細かめに刻んだものが入っていますよ。


この前はメッセージを書き間違えてしまったので、今回はアーモンドを使ったデコレーションにしました。


サーブするときに手間のないよう、あらかじめ切り分けてお持ちいたします。
ちょっとだけ巻きが甘かったような…。




  




どきどきしながら訪問し、先生にお見せしたところ、“わっ!”って笑ってくれました。

嬉しい~



御研究のこと、キールでの生活、興味深くうかがいました。

一応ですが、ドイツ語でお話しできて、
語学学校へ通った甲斐があったと、このことも嬉しく思いました。。ううっ、感涙。



でもやっぱりコチコチになってしまってですね、、
ひな祭りの話題になったとき、「桃の節句」を「桜の~」と言っていたことに帰宅してから気づきました。

花は両者似ているけれども、桜の実はサクランボですわいな。
ちっちゃい実だけに、厄除けの御利益も少なそう…? 
桃から生まれた桃太郎は一寸法師くらいのサイズになってしまいますね…


もっともっと頑張ろう。。








ナポリへ行ったなら。。

2015年03月08日 | イタリア





ナポリの夜景。




下町の様子。(イタリア政府観光局(ENIT)サイトより画像をお借りしました。)





今月末に、ナポリへ行くことになりました。

南イタリアの風評(政治的混迷と治安の悪さ…)に長らく二の足を踏んでいたのですが、
夫の強い希望で実現した次第です。






カンパニア州、ナポリ、人口は約300万人。
ローマ、ミラノと来て、イタリア第3の都市です。


鉄道の特急を使うと、ローマから1時間10分ほどで着いてしまうそうです。
東京~名古屋みたいな感覚でしょうか?


暖かい土地というイメージのあるイタリアなので、
ナポリはとても南に位置していると思っていたのですが、
緯度は意外にも秋田の辺りに該当します。


“ナポリを見て死ね”という言葉がとても有名ですが、
ナポリ観光協会ホームページの「ナポリのことわざ一覧」はなかなか面白かったです。


A dicere so' tutte capace; 'o defficile è a ffà.
(=Between saying and making there is the sea in the middle.)
言うはやすし、行うはきよし…難し。





さて、今回の旅行は3泊4日の短い滞在なので、できることも限られます。

ハンブルク~ナポリ空港の便数があまり多くなく、
初日と最終日は移動でつぶれてしまいそう。。


夫の希望は、ある著名な研究者の生家および銅像を訪ねること。
考古学博物館とポンペイ遺跡を見に行くこと。
そして、本場のナポリピザを食べること。

(地図のプラスボタンを押すと、拡大図や詳しい地名が見られます。)


ふむ、その望み全部叶えましょう!


私はカポディモンテ美術館とサン・カルロ劇場に行きたいかな。。
あとはスペシャリテの濃厚なトマトソースと出来立てのモッツァレラチーズを試してみたい


老舗のカフェもたくさんあるのですね…。
カッフェ・アッラ・ノッチョーラ(ヘーゼルナッツ風味のコーヒー)や、
スフォリアテッラやババといったお菓子も名物とのこと。。


初めての場所だけに、あまり予定を詰め込むと大変かなとも思いますが、
予定を立てるのは楽しいですね。



スリやひったくりには十分に気をつけて行ってきたいと思います。



おめでとう!

2015年03月05日 | 生活








夫が好きなコーナー。


大きな花瓶からアンジェリケを一本、活けかえてみました。
隣は船の細工がポイントの、一応アンティークです。








誕生日、退院、結婚記念日、、

色んなこと、おめでとう!!



 キールより愛をこめて。








3月のあれこれ  そして春が訪れる…。

2015年03月03日 | 生活





最近は、空気が緩んできたのが感じられます。

野生のクロッカスやスノードロップが咲き始めました。
景色がぱっと華やかになって、視覚的にも楽しい季節です。







近しい人の誕生日やあれやこれやが重なって、窓辺に花を飾りましょう

もう19時近くまで明るいのです。
これからどんどん日が長くなっていくのでしょう。









今日は桃の節句だったので、ちらし寿司の献立にしました。






ドイツでは蛤が手に入らないので、代わりに貝つながりで帆立のお吸い物。
雛あられに見立てて、紅白の真薯も作ってみましたよ




雛祭りの日の暖かい日差しとは裏腹に、夜は雪になりました。
まだまだ寒さが続くのかな?
それとも、長い冬ともそろそろお別れなのかな。。



3月は、知人、友人宅へお招きに与ることが多くなりそうです。
人と関わると色々な刺激を受けます!

キールでは素敵な方からお料理を教えていただいたり、人の輪が広がったりと、
とても良い出会いに恵まれています。


良い御縁は周りの方々の懐が深いということ。
反対は己の不徳の致すところ…か。



時が動き出し、季節が巡る。
人間的に成長したいものです。ポクポク。。