Bunkamuraザ・ミュージアムで催されていた「夢見るフランス絵画」を
観て気がついたことは、モーリス・ド・ヴラマンク(Maurice de Vlaminck)の作品が、
例えば、上の作品「The River Seine at Chatou」(1906年)ではよく分からないが、
作品から少し離れて観ると印象派の作品と同じように作品の荒いタッチが目立たなくなって
きれいに見えることで、それは同じフォーヴィスム(野獣派)の画家として認められている
アンリ・マティスの作品には見られず、フィンセント・ファン・ゴッホやポール・セザンヌの
影響により意外と印象派に近い作風で、だから作品は実物を見てみないと分からない。