川の底からこんにちは
2009年/日本
萎びたギャグ
総合 60点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
『川の底からこんにちわ』という作品はコメディ映画として撮られたのであろうから、物語の流れの不自然さを指摘することも、もちろん‘常識’でストーリーを測るようなことも野暮であることは分かっているのであるが、それにしてもこの作品には決定的に足りないものがある。脚本は悪くないのであるが、ギャグに全く‘キレ’が無い。主人公の木村佐和子の、人生を諦念したぶっきらぼうな物言いもギャグとして捉えるならば面白いはずであるのだが、全体的に石井裕也監督のギャグの演出に‘キレ’が無いために却ってあざとく見えてしまう。善し悪しはともかく、ラストの満島ひかりは‘黒み’に遮られて、ジャン=リュック・ゴダール監督の長編デビュー作『勝手にしやがれ』のラストのジーン・セバーグになり損ねている。もっと脚本の良さを信じて挑発的な演出を試みても良かったはずなのであるが、‘置きに行った’ためにコメディとしては中途半端なものになっていると思う。
菅首相「聞いてないとの意味」=「疎い」発言で釈明-野党は追及・国債格下げ(時事通信) - goo ニュース
菅直人首相は27日の夕方に日本国債の格付けが引き下げられたことについて、
「それ、今初めて聞きまして。(衆院)本会議から出てきたばかりなのでちょっと。そういう
ことに疎いので、改めて」と述べた後に「判断するために十分な情報が上がっていなかった
という意味だ」と釈明したが、突然訊かれた質問に思わず出来るだけ責任を逃れたいという
意志が働いてしまい、「判断するために十分な情報が上がっていなかった」と最初から正確
に言えばいい所を敢えて“疎い”という言葉を選択してしまった事はバレバレなのである。
責任を引き受けたくないのであるならば、さっさと首相を辞めてしまえば本人も国民も
楽になるのに、何故いつまでも首相という地位に拘っているのか菅直人の考えていることが
よく分らない。菅直人は首相になった時点で政治家としての最終目的は果たせたのだから。