時をかける少女(’06)
2006年/日本
真琴が告白した理由
総合 100点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
この作品は概ね高評価で、実際傑作ではあるのだが、何故か誰も具体的にどこが良いのか語ろうとしない。作品が公開されてから4年も経つのでそろそろネタをばらしてもいい頃だと思う。
この作品の最大の謎は主人公の紺野真琴が何故最後に間宮千昭にタイムリープの話をしてしまうのかというところにある。千昭のことが好きであるのならば、千昭が未来から来たことを黙っていれば付き合えたはずだからであり、千昭も「何故言ったんだ」と文句を言っていた。
真琴が千昭が好きであるにもかかわらず真実を語らなければならなかった原因は、理科室の黒板に書かれていた言葉にある。黒板には「Time waits for no one (=誰に対しても時は待ってはくれない)」と書かれており、その文章の下に「はぁ」と書かれていた。この「はぁ」という、上の文章に対してあからさまに疑問を呈した言葉を書いた人物は間違いなく千昭である。何故ならばタイムリープができて、‘時が待ってくれる’人物はその時までは千昭だけだからである。
それまでタイムリープを繰り返して散々な目に遭っている真琴は、千昭の「はぁ」に傲慢さを感じ取り違和感を覚えたはずである。真琴は愛する人の傲慢さが表に出る前にあえて千昭がタイムリープを出来なくするために告白することで彼との別れを選んだのであり、私たちは間違いなく、タイムループの過程の中で少し大人になり、愛を知ってしまった真琴のさりげなくする苦渋の選択に感銘を受けるはずなのである。
鳩山首相「官房機密費、一定期間後すべて公開」(朝日新聞) - goo ニュース
鳩山由紀夫首相はすでに、機密費の支出先や金額などを記録するよう義務付け、
重要性に応じて数年から数十年後に公開するという「基本原則」をつくるように指示
していたらしいのだが、平野博文官房長官は「国益にプラスなのか」と述べてこうした
指示を受けた事は明らかにしていなかった。つまり平野が隠したい事は官房機密費
だけではなく、自分の都合の悪いこと全てを隠したがっているわけである。記者会見
を見てもわかるように平野は都合の悪いことを聞かれると耳が悪い振りまでする男
である。平野のような全く信用できない男が官房長官についている限り機密費の
使途は一定期間後に公表する方が結果的には国益にプラスになることは間違い
ないはずである。