古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

梅雨の頃    吉行淳之介

2016-10-20 10:06:19 | 小説の紹介
№180


吉行淳之介全集6 (昭和31年7月「文學界」)


10pの短編。一郎、中学生の時に腸チフスに


かかったことを描いている。地味な作品だが、


それだけに味があって、渋い作品である。父と子


というテーマも加わっている。チフスは治るが、


父は死んでしまう。保険金は親子の賭けで入って


いて入るが、借金を返すので消えてしまったとい


う。

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