古民家ギャラリーうした・Pカフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のPカフェで催している作品展、販売しているマフラーetc、日々の発見!を紹介していきます。

東京自転車日記     泉麻人

2019-03-20 09:41:57 | 泉麻人
新潮文庫    平成9年


こういう本が100円本であるところがいいんだよねえ。


ボクが小四のころ、駄菓子屋が二軒あって、マルタとカドヤ


といったが、ドンキーコングJrとかが20円でできた。


そのころはまだプレステとかなくて(ファミコンすらなかった)


立ってプレイするような筐体で、復刻されているけれど、ああ


いうのがあって、駄菓子を買い食いしていた。


マルタは小六のときなくなって、カドヤもそのうちなくなって


しまった。思えば、たのしいいい時代だった。今の子はそういう


ところあるんだろうか。


まあ、それは、三十五年くらい前の昭和の時代の春日部での話しね。


牛田には田中っていう、米穀店が駄菓子を売っていて、近所の小学


生のたまり場になっている。牛田にはゴロゴロ(言葉は悪いけど)


子供がいるからね。


MBKにカゴをくっつけて、井の頭線かいわいをうろちょろ徘徊する、


なんかワクワクするエッセイでした。


                         (鶴岡)
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魔女のスープ   阿川佐和子

2019-03-19 10:39:23 | 本の紹介
新潮文庫


第三弾の娘の味がたのしくて、活字メシがうまかったので、古本屋


で魔女のスープ第二弾を見つけて、即、買い込んだ。


ボクもスープは好きで、(ちなみに、吉田修一先生もスープ好きだっ


て言ってたな)、ガーリックスープと自称しているものを、夜中に、


コトコトと煮て、作ってみて、ひとりたのしんでいる。けど、この


スープの行く末はカレーなんだよねえ。


この前も、ガーリックスープ作って、カレーにしたら、複雑に絡み合


った濃厚な味わいに、舌も腹踊りしていたが、なんともたのしかった。


鍋の底はかなり焦げ付いていたけどね。


あぁ、ホットドッグ食べたいなあ、と思ったり、刺し身、いいねえ、と


心も忙しく、空きっ腹にはこたえるなあ。
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博士の愛した数式    小川洋子

2019-03-18 22:32:58 | 小説の紹介
新潮文庫      平成15年


小川洋子さんの世界というと一種ファンタジー的な摩訶不思議な


商売やらがでてくるのですが、今回は、理数系と文学のマリアー


ジュです。


80分しか記憶が持たない、というが、よくよく考えればそんなの


成立するはずがない。狩りに、記憶が数十年前にリセットされると


してもだ。紙をクリップで貼り付けているというが、そんなのなんの


役に立つというのだ。となるが、これはあくまでファンタジーな理系


なのだ。まあ、あんまり、理を詰めると破綻してしまうだろう。


そういうのが気になって、チェスの話しとか、おれっちは途中下車し


てしまったのだが、(チェス台の下に入って、チェスをさすって話し



だった)今回はブジ終点に辿り着き、感動すら覚えました。


さすが芥川賞作家がベストセラーを書くとこうなるのかあ、と手を叩いて


ガッテンいたした次第でありやす。


                        
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吉田電車   吉田戦車

2019-03-17 10:31:28 | 本の紹介
講談社文庫   2003年


吉田戦車さんのマンガも読んだことのないおれっち


が戦車さんについて語ることもなかろうに、とも思


うのだが、この吉田電車はとてつもなくゆるーい、


たのしかった感がリアルに伝わってくる一冊だった。



鉄男にしては、なんかこの人……と思うのだが、佐野


ラーメン食べたり、竹の子をたくさん食べたり、する


様は、失笑を禁じ得ない、ばかりでなく、ひとつの


ギャグになり得ている! と思う。


生き様がギャグ、ってなんかとてつもなくスゲえ人だな。
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ブラディ・マリーに雪が降る   喜多嶋隆

2019-03-16 10:58:59 | 小説の紹介
角川文庫  平成11年


装丁に女の外人がうつっている、なんか昭和を感じさせるその


テイスト。喜多嶋さんはおしゃれのつもりなのだろうか。


ホテルの日系人ガードマン・マリーの活躍を描く。


風力発電をするのにヘンリーという男がハワイに来て、クリスマ


ス・イブにツリーを灯す、その日までに妻のロリィの命がもつのか


というのが焦点になっていく。


そのロリィの最期はお涙チョーダイで、今時(まあ、二十年前だが)


こんなので泣く人はいないだろうな、と思わせる。


からの~的なコントが始まるのかと思ったが、始まるわけもなく、愁嘆


場は繰り広げられるのだった。


いい意味でも悪い意味でも喜多嶋さんっていう人はマジメなんだな。率


直で、たぶん、スゴくいい人なんだろう。


文章もクセがなくて読みやすい。でも、それだけでしたよ。辛口批評で


あぁい、とぅいまてぇんんん。まあ、あんまり多くを求めてはいけない


んでしょうねえ。時間つぶしのため、くらいに読むのが丁度いいのかも


しれません。……合掌。
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