古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

ユーチューブ再始動!

2023-07-18 02:05:38 | ギャラリー
長らく、不評だったこともあって、というか、要望も

ないので、お休みしていたユうーチューブだったが、機

は熟したとばかりに、また始めることになりました。

面白いかは別にして、長く続けようと思っています。

生きていられるのは、あと、何年か。分からないまま

だらだらと生きていくのはイヤだ。書き溜めた小説や

日記は山のようにあるが、それはどうしたらいいのか。

うーん、分からん。50を過ぎたのに未だに色んなこ

とが分からない。どうするのがベストなのか。それは

誰も教えてくれない。自分自身で選んで、なんとなー

く生きるしかないのかなあ。そんなに気張らずにね。

生きて死ぬだけなのに、なんでこんなに難しいのか。

本もいっぱい読んだけど、ぼくに合った答えが書いて

ある本はなかなかない。だから、自分で書くのかもし

れんが。つれづれに書いてきたが、発信することで、

なにかが見えてくる、ってこともあるかもしれない

ですよね。長くなったので、ここらへんで。

ユーチューブ、この前の再生回数20以上上がらん

かったなあ。何度見ても。なんでやろ。じゃ。
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ポートレイト・イン・ジャズ   和田誠・絵 村上春樹・文

2023-07-15 06:05:35 | 本の紹介
新潮文庫   平成13年

ポートレイト・イン・ジャズ1と2を合わせて、書下ろしを三篇

加えたものということだ。

恐らく的確にそれぞれのジャズ・ミュージシャンについて描かれて

いるのだ、と思う。でも、結局、その音楽を聴いてみないことには

なにも分からない、という文学的欠損がこの本にはある。

そういった点で村上氏自身も認めているように、問題がある、と同時

に、それぞれのアーティストの横顔というものが、文字によってなん

となく浮かび上がってくる。読み物として、なんとも楽しい、という

特筆すべき美点も兼ね備えている。

まあ、うちのハハのようにアメリカを憎んでいる人には、ジャズ?

ふんっ、って感じでしょうね。

ぼく自身はジャズは好きですね。良く聴きますね、ビル・エバンス

とか、都会的なのがいいですね、やっぱり。

        (読了日 2023年6・15(木)19:15)
                      (鶴岡 卓哉)
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泣きたくなるような青空    吉田修一

2023-07-12 11:52:04 | 吉田修一
集英社文庫    2021年

吉田氏という人は生真面目な人なんだろうなあ、と推察する。

文章からもそれはにじみ出てきているし、生来の真面目さという

ものは人は好むものだ。女の子と南の島に行ったり、すごいな、

ぼくは南の島はおろか、女の子とふたりでどこかに行ったことな

ぞないぞ。うーん、吉田氏、これを読む限り、いろんなところで、

いろんなことをしている人なんだな。水がお好きらしくて、飲む

ことはもちろん、雨までも好きという。長崎出身ということで、

お盆の例の花火のこととかも描いておられる。油絵を自分で描いて

飾って、友人に、有名な人の絵なんだ、いくらだと思う? と

聞き、「15万?」という答えを聞いて喜んだり、お茶目な人だ。

しかし、こう言っちゃなんだが、「横道世之介」という映画はぼく

はあまり好きじゃない。観た後、舌打ちして、観なきゃよかった、

と後悔したくらいだ。たぶん、これは大いにぼく自身に問題が

あるのだろうね、、、とほほ。

       (読了日 2023年6・11(日)22:04)
                       (鶴岡 卓哉)
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村上ラヂオ    村上春樹・文  大橋歩・絵

2023-07-11 09:57:25 | 本の紹介
新潮文庫   平成13年

春樹さんには少々問題がある、ということは春樹氏は

認識しているのだな、と思った。褒められることは、

ほとんどない、というが、ネットでも大抵、ひどいこ

とを書いてある。金太郎あめみたいに同じ内容だ、とか

あ、これはぼくがいったのか。でも、ぼくはハルキスト

ではないです。一応、断っとくと。小説はあまり最近の

は好きではないし、第一、読み通せないことが一番の

問題だ。でも、この1999年頃に書かれた大橋歩氏の

絵のあるこの本はとても良かった。チカラが丁度、程よく

抜けていて、春樹氏ってこういう人なのか、と思える。

柳が好きだそうで、広島ではこの前のG7の際で柳の木

(被爆樹)を間違って切ってしまった。好きな樹だった

ので、とてもバカだな、と思って腹が立った。

あっ、これは春樹氏とは関係なかったですね、では。

      (2023年6・9(金)11:05)


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アブサン物語  村松友視   

2023-07-07 12:41:52 | 本の紹介

河出書房    1995年

友視氏の飼っていた縞の猫アブサンが21歳で亡くなるまでの

物語。

友視(この視はほんとうは違うのだが、漢字が見つからん。す

いません)氏はご健在だそうで、なによりだ。

それにしても、細々とした描写に満ちている。友視氏はホテル

の備品を持ち帰り家に山のように貯めている、と他の本で書い

ておられたが、ハハはそれをすごく嫌がっていた。けち臭い男

ね、と言っていた。

この作品では、アブサンという猫が主人公だ。アブサンは広告

にもでたらしいが、死んだうちの飛びちゃんじゃ無理だろうな

あ、と思う。うちの飛びちゃんは15歳まで生きたが、最後は

ぼくの手の中でこっくりとほほ笑んで死んだ。うーん、やっぱり、

こういう本を読むと思い出しちゃうよ、だめだね。

   (読了日 2023年6・8(木)22:16)
                  (鶴岡 卓哉)
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プリティ・マギー・マネー・アイズ    ハーラン・エリスン

2023-07-05 12:37:56 | 小説の紹介
「死の鳥」所収。

ここに来て、文章の意味がはっきりと分かるように書かれる

ようになった。なんとなく、意味の分からなかった文章が恋

しいような気分になってくる。

この短編はヴェガスでジャックポットで三万八千ドル稼ぐ

男の話だ。それにはわけがあって、そのジャックポットの前

で死んだ女がいて、それが憑依していて、コストナーを見つめて

カネを出すために、目の絵を揃えたってわけで、その茶色の目が

不気味にコストナーを見つめていた。コストナーも、そのマギー

と同じ目に会って死んでしまう。いや、ついオチを言ってしまった。

あまりにもおもしろかったから、これがエリスンか、とやっと

おもしろさが分かった思いだ。(結局、分かったのは、これ一編

のみ、読むのもやめてしまった)

         (読了日 2023年6・9(金)1:10)
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おれには口がない、それでもおれは叫ぶ   ハーラン・エリスン

2023-07-04 14:44:05 | 小説の紹介
ハヤカワ文庫

次々と読みすすめて、三つ目の短編になるが、分かるように

なったかと問われれば、一向に分からないままである。

エリスンファンだと公言する女子が狂っているのでは、と思え

てくるし、大いなるなにかの企みかとも思える。

馬並みのちんこに変えられてしまった、というところしか

分からなかった。けど、なんか癖になる。いや、高いカネ払った

んだ、最後まで意地でも読んでやるぜ。

      (読了日 2023年6・7(水)20:27)

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竜討つものにまぼろしを   ハーラン・エリスン

2023-07-02 14:24:32 | 小説の紹介
伊藤典夫・訳    ハヤカワ文庫

ウォレン・ブレイザー・グリフィンと名乗る二人の男、いや

いや、よく分からんが、竜を討つ話であるようなのだが、女

と交合したり、とよく分からぬ、うーん、冷静になって考え

てもよく分からんような分かったような、読むうちに、引き

込まれていくのだが、真意は分からない。

というような、宇宙と対話しているようだ。ぼくは多分、

宇宙に向かって頭の中で朗々と読書しているのだ、そんな気

になった。

      (読了日 2023年6・7(水)14:07)
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「悔い改めよ、ハーレクィン!」とチクタクマンはいった  ハーラン・エリスン

2023-07-01 11:35:35 | 小説の紹介
「死の鳥」所収。

なんのこっちゃのスト-リ-に、ちょっと戸惑った。

一回読んだだけではよく分からなかった。

最後はストーリーを回収していたが、遅刻の時間を

人生を生きる時間から引くチクタクマンってとこがおも

しろいんだろうな。この意味不明な路頭に迷いそうなス

トーリーの開き方もエリスン独特のものなのだろうね。

ちなみにエリスンを知ったのはさるユーチューバーさん

情報だ。

そもそもSF好きってのもあるけど、深いな、エリスン。


  (読了日 2023年6・5(月)21:45)
                 (鶴岡 卓哉)
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